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公開番号2024048124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154004
出願日2022-09-27
発明の名称点検口構造
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E04F 19/08 20060101AFI20240401BHJP(建築物)
要約【課題】ルーバー天井における点検口構造等を提供する。
【解決手段】ルーバー天井1は、断面が凹字状の鋼材を上面が開放面となるように配置した野縁2を並列したものである。ルーバー天井1の点検口7の範囲に位置する野縁2と、当該野縁2と同一線上に配置される、点検口7以外の一般部の野縁2の間に隙間が設けられ、点検口7の範囲の野縁2の両端部から突出する突出部材8が、当該野縁2と同一線上に位置する、一般部の野縁2の鋼材の入隅部に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
断面が凹字状の鋼材を上面が開放面となるように配置した野縁を並列したルーバー天井における点検口構造であって、
点検口の範囲に位置する野縁と、当該野縁と同一線上に位置する、前記点検口以外の一般部の野縁の間に隙間が設けられ、
前記点検口の範囲の野縁の両端部から突出する突出部材が、当該野縁と同一線上に位置する、前記一般部の野縁の鋼材の入隅部に配置されたことを特徴とする点検口構造。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記鋼材は、側面の上端部に、内側に折り返された折返し部分を有し、
前記突出部材は、前記一般部の野縁において、当該野縁の鋼材の前記折返し部分の下方に配置されることを特徴とする請求項1記載の点検口構造。
【請求項3】
前記点検口の範囲には複数列の野縁が位置し、
当該複数列の野縁同士が連結材で連結され、
当該複数列の野縁のうち、2列以上の野縁について前記突出部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の点検口構造。
【請求項4】
前記鋼材は、側面の上端部に、内側に折り返された折返し部分を有し、
前記突出部材は、前記一般部の野縁において、当該野縁の鋼材の前記折返し部分の下方に配置され、
全ての前記突出部材が、前記一般部の野縁の鋼材の入隅部であって、野縁の長手方向と平面視で直交する方向において同一側の入隅部に配置されることを特徴とする請求項3記載の点検口構造。
【請求項5】
ルーバー天井の前記一般部において、野縁の長手方向と平面視で直交する方向に延伸する野縁受けが複数列の野縁の上に設けられ、
前記野縁受けと前記連結材とを接続する線材が、前記点検口の範囲の野縁と、当該野縁と同一線上に位置する前記一般部の野縁とに対応する平面位置に配置されたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の点検口構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ルーバー天井の点検口構造等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、建物内や半屋外でルーバー天井が多く用いられている。ルーバー天井は、天井にボードを取り付けるための下地材を、そのまま仕上げ材として現しにするものである。特許文献1には、格子状のランナー枠にルーバーパネルを載置したルーバー天井が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-76502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ルーバー天井では種々の目的で点検口を設ける必要がある。点検口を設ける際は、ルーバー天井の美観を損なわないことや、開閉が容易であること等が重要であると考えられるが、点検口をルーバー天井にどのように設けるかについて、確立された手法は無かった。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ルーバー天井における点検口構造等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための本発明は、断面が凹字状の鋼材を上面が開放面となるように配置した野縁を並列したルーバー天井における点検口構造であって、点検口の範囲に位置する野縁と、当該野縁と同一線上に位置する、前記点検口以外の一般部の野縁の間に隙間が設けられ、前記点検口の範囲の野縁の両端部から突出する突出部材が、当該野縁と同一線上に位置する、前記一般部の野縁の鋼材の入隅部に配置されたことを特徴とする点検口構造である。
【0007】
本発明によれば、点検口の範囲の野縁と上記の突出部材が点検口の蓋部を構成し、当該野縁が、ルーバー天井の一般部の野縁と同一線上に位置するように突出部材により位置決めされるので、ルーバー天井の美観が損なわれない。また蓋部を下から持ち上げればその後の平面移動や姿勢変化は自由となるため、蓋部を点検口から容易に取り外すことができる。蓋部の取り付け時も、取り外し時の動作を逆の手順で実行すればよく、点検口の開閉を容易に行うことができる。
【0008】
前記鋼材は、側面の上端部に、内側に折り返された折返し部分を有し、前記突出部材は、前記一般部の野縁において、当該野縁の鋼材の前記折返し部分の下方に配置されることが望ましい。
これにより、地震などで蓋部が浮き上がった場合に、突出部材がルーバー天井の一般部の野縁の鋼材の折返し部分に下から突き当たることで、蓋部の抜け出しを防止できる。
【0009】
例えば、前記点検口の範囲には複数列の野縁が位置し、当該複数列の野縁同士が連結材で連結され、当該複数列の野縁のうち、2列以上の野縁について前記突出部材が設けられる。
これにより、点検口の大きさに合わせて複数列の野縁を蓋部とすることができ、且つ上記の連結材により複数列の野縁の位置関係を固定することで、複数列の野縁を含む蓋部の形状を保持することができる。また突出部材が、2列以上の野縁から突出して一般部の野縁の鋼材の入隅部に配置されることで、突出部材により蓋部を支持しつつ位置決めできる。
【0010】
前記鋼材は、側面の上端部に、内側に折り返された折返し部分を有し、前記突出部材は、前記一般部の野縁において、当該野縁の鋼材の前記折返し部分の下方に配置され、全ての前記突出部材が、前記一般部の野縁の鋼材の入隅部であって、野縁の長手方向と平面視で直交する方向において同一側の入隅部に配置されることが望ましい。
これにより、蓋部を、野縁の長手方向と平面視で直交する方向に若干量移動させることが可能になり、突出部材の平面位置を一般部の野縁の鋼材の折返し部分からずらして、蓋部の取り外しを容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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