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公開番号2024027800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130905
出願日2022-08-19
発明の名称
出願人積水樹脂株式会社
代理人
主分類E04H 17/16 20060101AFI20240222BHJP(建築物)
要約【課題】パネルを支柱へ強固に取り付けることができる塀を提供する。
【解決手段】パネルを架設する支柱の外面に雌ねじ部材を溶接によって固定し、この雌ねじ部材へ螺結する雄ねじ部材によって支持部材を支柱に取り付け、この支持部材へパネルの縦枠を取り付けており、支持部材は前記雌ねじ部材へ接続する接続部と、この接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置する当接部を備え、この当接部の端部を支柱の外面近傍に配置させて当接させる、又は当接可能とする。強風を受けるなどの要因でパネルが強い外力を受けたときに、支持部材へ伝達された力が前記当接部を介して支柱外面へ分散されて、前記雄ねじ部材や雌ねじ部材への力の集中が抑制されるので、各ねじ部材の折損や破損などが生じにくく、前記パネルが支柱から脱離しにくくなされる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
間隔をあけて立設された支柱と、該各支柱の間に架設されたパネルを備える塀であって、
前記支柱は、外面に雌ねじ部材が溶接によって固定され、該雌ねじ部材へ螺結する雄ねじ部材によって支持部材が前記支柱に取り付けられ、前記支持部材へ前記パネルの縦枠が取り付けられており、
前記支持部材は、前記雄ねじ部材によって前記雌ねじ部材へ接続する接続部と、該接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置されて支柱へ向かう当接部を備え、該各当接部の端部が前記支柱の外面近傍に配置されて該外面へ当接している、又は当接可能となされていることを特徴とする塀。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記支持部材は、前記雄ねじ部材によって前記雌ねじ部材へ接続する接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置されてパネルの縦枠へ向かう取付部を備えており、前記縦枠は前記各取付部に当接されて前記支持部材へ取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の塀。
【請求項3】
前記支持部材は、前記各取付部の根元にそれぞれ筒壁部を備え、該各筒壁部は内側の中空部の全周を囲う筒状に形成されると共に、前記接続部の一部が前記各筒壁部の筒壁をそれぞれ構成していることを特徴とする請求項2に記載の塀。
【請求項4】
前記各当接部が前記各筒壁部の近傍にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項3に記載の塀。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば住宅やマンション等の敷地境界や、鉄道や道路等と住宅地等との境界部に沿って立設される塀に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
間隔をあけて配置した支柱間にパネルを取り付けて形成する塀は従来から利用されている。支柱間にパネルやビームなどを取り付ける塀や柵においては、パネル等を支柱へ取り付ける構成について種々の発明がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、支柱の間に横材を結合部材を用いて取り付けてあり、結合部材は横材の端部を覆う構造であって、支柱に結合部材を支柱の軸線のまわりに移動・固定自在に取付け、結合部材に横材の端部を水平軸のまわりに回動自在に連結してあることを特徴とした柵の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-205175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される柵1は、断面円形の支柱2にボルト15をねじ込む雌ねじ孔5を複数個設け、このボルト15と雌ねじ孔5を利用して横材3の端部の結合部材4を支柱2へ取付ける構成が請求項5や図2等に示されている。しかしながら、前記雌ねじ孔5を支柱2の筒壁に形成しているので、横材が外力を受けたときに雌ねじ部分が破損してボルトが脱離するなどの問題が懸念された。
【0006】
本発明は、パネルを支柱へ強固に取り付けることができる塀を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る塀は、間隔をあけて立設された支柱と、該各支柱の間に架設されたパネルを備える塀であって、前記支柱は、外面に雌ねじ部材が溶接によって固定され、該雌ねじ部材へ螺結する雄ねじ部材によって支持部材が前記支柱に取り付けられ、前記支持部材へ前記パネルの縦枠が取り付けられており、前記支持部材は、前記雄ねじ部材によって前記雌ねじ部材へ接続する接続部と、該接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置されて支柱へ向かう当接部を備え、該各当接部の端部が前記支柱の外面近傍に配置されて該外面へ当接している、又は当接可能となされていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明に係る塀によれば、パネルの端部を取り付ける支柱の外面に雌ねじ部材を固定するので、支柱の内側に雌ねじ部材を配置する場合よりも容易に雌ねじを支柱へ設けることができる。また、支柱の外面へ前記雌ねじ部材を溶接によって固定するので、雌ねじ部材を支柱へ強固に固定することができる。また、前記雌ねじ部材に螺結する雄ねじ部材によって支持部材を前記支柱に取り付け、前記支持部材へ前記パネルの縦枠を取り付けるので、支柱へ強固に取り付けた支持部材を介してパネルを支柱へ取り付けることができる。
また、前記支持部材が、前記雄ねじ部材によって前記雌ねじ部材へ接続する接続部と、この接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置して支柱へ向かう当接部を備え、この各当接部の端部を前記支柱の外面近傍に配置してこの外面へ当接させる、又は当接可能とするので、支持部材がパネルから受ける力が当接部の当接部分を介して支柱の外面へ至るようになされる。このように支持部材を設けることで、強風を受けるなどの要因でパネルが強い外力を受けたときに、支持部材へ伝達された力が前記当接部を介して支柱外面へ分散されて、前記雄ねじ部材や雌ねじ部材への力の集中が抑制されるので、各ねじ部材の折損や破損などが生じにくく、前記パネルが支柱から脱離しにくくなされる。
【0009】
また、前記雄ねじ部材によって前記雌ねじ部材へ接続する接続部と、この接続部の幅方向の両側にそれぞれ配置してパネルの縦枠へ向かう取付部を前記支持部材に設け、前記縦枠を前記各取付部に当接させて前記支持部材へ取り付ければ、縦枠を支持部材へより強固に取り付けることができるので、好ましい。
【0010】
また、前記各取付部の根元にそれぞれ筒壁部を備えさせ、この各筒壁部を内側の中空部の全周を囲う筒状に形成すると共に、前記接続部の一部で前記各筒壁部の筒壁をそれぞれ構成させれば、取付部と接続部とが接続している部分の剛性が向上して変形しにくくなされる。このように支持部材を設けることで、外力を受けたパネルから伝達される力が前記各取付部を介して接続部へ至り、更に前記当接部を介して支柱の外面へ分散されるので、前記雄ねじ部材や雌ねじ部材の折損や破損などが抑制され、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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