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公開番号2024039762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144361
出願日2022-09-12
発明の名称床構造
出願人淡路技建株式会社
代理人個人
主分類E04F 15/00 20060101AFI20240315BHJP(建築物)
要約【課題】木材の使用を抑えることができる床構造を提供する。
【解決手段】床版10の上に並べられる複数の第一支持部材20と、複数の第一支持部材20に周縁部31を支えられ、且つ隙間71を設けて並べられて床版10の上方に保持される複数の第一ボード30と、第一ボード30の上に並べられる、或いは第一ボード20に重ねた被覆材40の上に並べられる複数の第二支持部材45と、複数の第二支持部材45に周縁部51を支えられ、且つ隙間73を設けて並べられて、第一ボード30或いは被覆材40の上方に保持される複数の第二ボード50と、を備え、第一ボード30がセメント板、石膏ボード、ALC板の何れかであり、第一ボード30の周縁部31を載せる第一支持部材20の上面221と第一ボード30の周縁部31に載る第二支持部材45の下面45Aとが上下の方向に並んでいる。遮音材が第二ボード50下に構成される空間S2に設けられもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
床版の上に並べられる複数の第一支持部材と、
複数の前記第一支持部材に周縁部を支えられ、且つ第一隙間を設けて並べられて前記床版の上方に保持される複数の第一ボードと、
前記第一ボードの上に並べられる、或いは前記第一ボードに重ねた被覆材の上に並べられる複数の第二支持部材と、
複数の前記第二支持部材に周縁部を支えられ、且つ第二隙間を設けて並べられて、前記第一ボード或いは前記被覆材の上方に保持される複数の第二ボードと、を備え、
前記第一ボードがセメント板、石膏ボード、ALC板の何れかであり、
前記第一ボードの前記周縁部を載せる前記第一支持部材の上面と前記第一ボードの前記周縁部に載る前記第二支持部材の下面とが上下の方向に並んでいることを特徴とする、床構造。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第二ボード下に構成される空間に、遮音材を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
前記床版の上に設けられて、壁に寄せて設けられる前記第一ボードの前記壁と対向する壁際縁部を支える第一壁際支持部材と、
前記第一ボードの前記壁際縁部の上に設けられていて、或いは前記壁際縁部に重ねた前記被覆材の上に設けられていて、前記第一ボードの前記壁際縁部の上方の位置に設けられる前記第二ボードの前記壁と対向する壁際縁部を支える第二壁際支持部材と、を備え、
前記第一ボードの前記壁際縁部を載せる前記第一壁際支持部材の上面と前記第一ボードの前記壁際縁部に載る前記第二壁際支持部材の下面とが上下の方向に並んでいることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の床構造。
【請求項4】
複数の前記第二ボードと前記第二隙間とを覆うアスファルト系制振材を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の床構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の床版上に施工される遮音性の高い床構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅の床やオフィスビルのフロアなどの床構造は、歩行面を構成するフローリング或いはカーペットと平板或いはコンクリートスラブ等の床版との間に空間部を設けて、遮音性を高めている。
【0003】
図8は従来の床構造100を示している。床構造100は、床版としてのコンクリートスラブ110の上に立設した支持脚120を介して敷設されるパーティクル材で成る複数のボード130と、ボード130の上に複数の支持台座135を介して敷設されるパーティクル材で成る複数のボード140と、ボード140の上に敷設される遮音シート151と、遮音シート151の上に配置された石膏ボード152と、石膏ボード152の上に配置されるフローリングボード160と、を備えている。
【0004】
床構造100では、コンクリートスラブ110とボード130と間に第一の空間部(第一空気層S1″)を設けると共に、ボード130とボード140との間に第二の空間部(第二空気層S2″)を設けている。この床構造100は、床への衝撃音として、子供が飛んだり跳ねたりする際や床面上に重量物を落下させた場合など、柔らかくて重い衝撃により生じる重量床衝撃音の低減性に優れている。このような床構造100が特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-12936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図8に示す床構造100では、ボード130やボード150がパーティクルボードなどの板を用いており、例えばパーティクルボードやその原材料が市場で不足すると、パーティクルボードを用意するまで施工を行えなくなり得る。そのために、一部のパーティクルボードを非木質の材料に代えて、木材の使用を抑えて床構造を施工することが望まれる。
そこで、本発明は、木材の使用を抑えることができる床構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の床構造は、床版の上に並べられる複数の第一支持部材と、複数の前記第一支持部材に周縁部を支えられ、且つ第一隙間を設けて並べられて前記床版の上方に保持される複数の第一ボードと、前記第一ボードの上に並べられる、或いは前記第一ボードに重ねた被覆材の上に並べられる複数の第二支持部材と、複数の前記第二支持部材に周縁部を支えられ、且つ第二隙間を設けて並べられて、前記第一ボード或いは前記被覆材の上方に保持される複数の第二ボードと、を備え、前記第一ボードがセメント板、石膏ボード、ALC板の何れかであり、前記第一ボードの前記周縁部を載せる前記第一支持部材の上面と前記第一ボードの前記周縁部に載る前記第二支持部材の下面とが上下の方向に並んでいる。
【0008】
本発明では、前記表面材からの荷重は、前記第一ボードにおいて、常に前記第一支持部材で支えられた前記周縁部、具体的には前記周縁部の一部で受けることになり、前記第一支持部材で支えられていない前記第一ボードの中央の箇所や二つの前記第一支持部材の間に位置する箇所には荷重が作用することはない。よって、荷重によって前記第一ボードに亀裂などが生じて前記第一ボードが損壊することが防止される。
さらに、前記第一ボードとして成人男性の平均体重程度の荷重に対する強度を有するボードを利用すると、施工の際には作業者が第一ボード上で作業を行うことができる。
【0009】
本発明の床構造は、好ましくは、前記第二ボード下に構成される空間に、遮音材を設ける。
【0010】
本発明では、前記第二ボード下の空間を伝搬する床衝撃音が前記遮音材によって減衰する。これにより、例えば下の階への床衝撃音の伝搬を一層低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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