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公開番号2024035758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022140424
出願日2022-09-04
発明の名称部屋構造および施工方法
出願人個人
代理人個人
主分類E04B 1/92 20060101AFI20240307BHJP(建築物)
要約【課題】部屋の外部から内部へと進入する電磁波を炭素繊維シートによって効果的に抑制する。
【解決手段】人間の生活空間を区画する部屋を形成する部屋構造は、部屋の内外を区画する第1の境界構造と、記第1の境界構造に隣接し部屋の内外を区画する第2の境界構造とを備える。第1の境界構造および第2の境界構造の各々は、平面的に広がる基層と、基層の上に設けられ炭素繊維を含有する炭素繊維シートと、炭素繊維シートの上に設けられ部屋内に露出する仕上層とを有する。第1の境界構造および第2の境界構造のうち少なくとも一方の境界構造における炭素繊維シートは、一方の境界構造における基層と仕上層との間から拡張することによって、他方の境界構造における炭素繊維シートと重なり合う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人間の生活空間を区画する部屋を形成する部屋構造であって、
前記部屋の内外を区画する第1の境界構造と、
前記第1の境界構造に隣接し、前記部屋の内外を区画する第2の境界構造と
を備え、
前記第1の境界構造および前記第2の境界構造の各々は、
平面的に広がる基層と、
前記基層の上に設けられ、炭素繊維を含有する炭素繊維シートと、
前記炭素繊維シートの上に設けられ、前記部屋内に露出する仕上層と
を有し、
前記第1の境界構造および前記第2の境界構造のうち少なくとも一方の境界構造における前記炭素繊維シートは、該一方の境界構造における前記基層と前記仕上層との間から拡張することによって、他方の境界構造における前記炭素繊維シートと重なり合う、部屋構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の部屋構造であって、
前記一方の境界構造における前記炭素繊維シートは、該一方の境界構造における前記基層と前記仕上層との間から前記他方の境界構造へと拡張することによって、前記他方の境界構造における前記炭素繊維シートと重なり合う、部屋構造。
【請求項3】
請求項2に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造は、前記部屋の下方を区画する床を構成し、
前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成する、部屋構造。
【請求項4】
請求項3に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造における前記炭素繊維シートは、前記壁の高さ方向に繋ぎ合わされることなく、前記壁の高さ方向の中央より下方に設けられている、部屋構造。
【請求項5】
請求項2に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造は、前記部屋の上方を区画する天井を構成し、
前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成する、部屋構造。
【請求項6】
請求項1に記載の部屋構造であって、
更に、少なくとも表面に導電性を有し、前記第1の境界構造および前記第2の境界構造を支持するフレームを備え、
前記第1の境界構造および前記第2の境界構造における各々の前記炭素繊維シートは、該各々の境界構造における前記基層と前記仕上層との間から前記基層または前記仕上層の表面に沿って拡張することによって、前記他方の境界構造における前記炭素繊維シートと重なり合い、
前記フレームは、前記第1の境界構造および前記第2の境界構造における各々の前記炭素繊維シートが重なり合う部位を覆いながら各々の前記炭素繊維シートに接触する、部屋構造。
【請求項7】
請求項6に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造は、前記部屋の下方を区画する床を構成し、
前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成する、部屋構造。
【請求項8】
請求項6に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造および前記第2の境界構造は、前記部屋の下方を区画する床を構成する、部屋構造。
【請求項9】
請求項6に記載の部屋構造であって、
前記第1の境界構造および前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成する、部屋構造。
【請求項10】
請求項1から請求項9に記載の部屋構造であって、
前記炭素繊維シートは、厚さ0.4mm~0.7mm、かつ、炭素繊維の含有量75~95質量%の炭素繊維強化熱可塑性樹脂シートである、部屋構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、部屋構造および施工方法に関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電化製品、送電線、屋内配線、携帯電話、無線LANなどの電磁波が人体に悪影響を及ぼす可能性について指摘されている。特許文献1には、屋内配線からの電磁波伝搬を抑制する屋内塗料材を屋内壁面に塗装することについて開示されている。特許文献2には、屋内配線からの電磁波伝搬を抑制する導電性スパンボンド不織布を壁および床に設けることについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6121603号公報
特許第5252605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人間が生活する生活空間として、屋内配線だけではなく部屋の外部から伝搬する各種の電磁波を抑制した環境が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
【0006】
(1)本明細書に開示する一形態は、人間の生活空間を区画する部屋を形成する部屋構造である。この形態の部屋構造は、前記部屋の内外を区画する第1の境界構造と;前記第1の境界構造に隣接し、前記部屋の内外を区画する第2の境界構造とを備える。前記第1の境界構造および前記第2の境界構造の各々は、平面的に広がる基層と;前記基層の上に設けられ、炭素繊維を含有する炭素繊維シートと;前記炭素繊維シートの上に設けられ、前記部屋内に露出する仕上層とを有する。前記第1の境界構造および前記第2の境界構造のうち少なくとも一方の境界構造における前記炭素繊維シートは、該一方の境界構造における前記基層と前記仕上層との間から拡張することによって、他方の境界構造における前記炭素繊維シートと重なり合う。
この形態の部屋構造によれば、部屋の外部から第1の境界構造の炭素繊維シートと第2の境界構造の炭素繊維シートとの隙間を通じた電磁波の進入を第1の境界構造および第2の境界構造における各々の炭素繊維シートが重なり合うことによって防止しながら、第1の境界構造および第2の境界構造において部屋の外部から内部へと伝搬する電磁波(特に、周波数3MHz以上の高周波電磁波)を炭素繊維シートによって遮蔽できる。また、第1の境界構造および第2の境界構造における各々の炭素繊維シートの間を等電位化できるため、第1の境界構造および第2の境界構造において部屋の外部から内部へと伝搬する電磁波(特に、周波数3MHzより低い低周波電磁波)の抑制効果を向上させることができる。これらの結果、部屋の外部から内部へと進入する電磁波を炭素繊維シートによって効果的に抑制できる。
【0007】
(2)上述した部屋構造において、前記一方の境界構造における前記炭素繊維シートは、該一方の境界構造における前記基層と前記仕上層との間から前記他方の境界構造へと拡張することによって、前記他方の境界構造における前記炭素繊維シートと重なり合ってもよい。この形態の部屋構造によれば、他方の境界構造へと拡張した一方側の炭素繊維シートを他方側の炭素繊維シートと共に他方側の基層と仕上層との間に挟み込むことができるため、一方側の炭素繊維シートと他方側の炭素繊維シートとが分離することを防止できる。
【0008】
(3)上述した部屋構造において、前記第1の境界構造は、前記部屋の下方を区画する床を構成し、前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成してもよい。この形態の部屋構造によれば、床および壁を通じて部屋の外部から内部へと伝搬する電磁波を炭素繊維シートによって抑制できる。
【0009】
(4)上述した部屋構造において、前記第1の境界構造における前記炭素繊維シートは、前記壁の高さ方向に繋ぎ合わされることなく、前記壁の高さ方向の中央より下方に設けられていてもよい。この形態の部屋構造によれば、壁の上下全域に炭素繊維シートを設けた場合と比較してコストを抑制しながら、就寝時に身体を横たえる床付近の空間に伝搬する電磁波を炭素繊維シートによって抑制できる。
【0010】
(5)上述した部屋構造において、前記第1の境界構造は、前記部屋の上方を区画する天井を構成し、前記第2の境界構造は、前記部屋の側方を区画する壁を構成してもよい。この形態の部屋構造によれば、天井および壁を通じて部屋の外部から内部へと伝搬する電磁波を炭素繊維シートによって抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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