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公開番号2024007917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109324
出願日2022-07-06
発明の名称塗装方法
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B05D 7/14 20060101AFI20240112BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】外観に優れた塗装部品を得るための塗装方法を提供すること。
【解決手段】
外板および内板を備える車体部品10を塗装するための塗装方法である。塗装方法は、外板に、無彩色の第1塗料を塗装し、外板第1塗料層を形成する外板第1塗装工程と、外板第1塗料層に、第2塗料を塗装し、外板第2塗料層を形成する外板第2塗装工程と、内板に、第2塗料を塗装し、内板第2塗料層を形成する内板塗装工程とを備える。外板第1塗装工程が、外板第2塗装工程および内板塗装工程よりも先に実施される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外板および内板を備える車体部品を塗装するための塗装方法であって、
前記外板に、無彩色の第1塗料を塗装し、外板第1塗料層を形成する外板第1塗装工程と、
前記外板第1塗料層に、第2塗料を塗装し、外板第2塗料層を形成する外板第2塗装工程と、
前記内板に、前記第2塗料を塗装し、内板第2塗料層を形成する内板塗装工程と
を備え、
前記外板第1塗装工程が、前記外板第2塗装工程および前記内板塗装工程よりも先に実施される、塗装方法。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記内板塗装工程が、前記外板第1塗装工程よりも後に実施され、
前記外板第2塗装工程が、前記内板塗装工程よりも後に実施される、請求項1に記載の塗装方法。
【請求項3】
前記車体部品にメイン塗料を塗装するメイン塗装工程と、
前記車体部品にサブ塗料を塗装するサブ塗装工程と
を備え、
少なくとも前記メイン塗装工程が、前記外板第1塗装工程、前記外板第2塗装工程、および、前記内板塗装工程を備え、
前記サブ塗装工程は、前記メイン塗装工程の前または後に実施される、請求項1に記載の塗装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装方法に関し、詳しくは、車体部品を塗装する塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車ボデーなどの車体部品は、外板および内板を備えている。外板および内板は、通常、まず、電着塗装(下塗塗装)され、次いで、中塗塗装され、その後、上塗塗装される。一方、低コスト化を図るために、中塗塗装を省略することが、検討されている。
【0003】
中塗塗装を省略した塗装方法として、例えば、以下の方法が、提案されている。この方法では、まず、自動車車体の内板面上に第1塗料を塗装して外観塗膜色を発色する第1塗膜を形成する(第1塗膜形成工程)。次いで、外板面上に第2塗料を塗装して下地隠蔽性を有する第2塗膜を形成する(第2塗膜形成工程)。次いで、第2塗膜の上に外観塗膜色を発色する第3塗料を塗装して第3塗膜を形成する(第3塗膜形成工程)。そして、この方法では、第3塗料を外板面に塗装する際に、第3塗料が内板面側に回り込むことを促進する。つまり、下地隠蔽性を有する第2塗料(例えば、無彩色塗料)が内板面に付着した場合にも、その第2塗料(例えば、無彩色塗料)を、外観塗膜色を発色する第3塗料(例えば、有彩色塗料)によって被覆して、美観の低下を防止する(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-234186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の塗装方法では、外観塗膜色を発色する第3塗料(例えば、有彩色塗料)が、内板面に付着した第2塗料(例えば、無彩色塗料)の一部を被覆するに留まる場合がある。つまり、第3塗料が、内板面に付着した第2塗料の全部を被覆できない場合がある。その結果、部材(塗装部品)の美観が低下する場合がある。
【0006】
本発明は、外観に優れた塗装部品を得るための塗装方法である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、外板および内板を備える車体部品を塗装するための塗装方法であって、前記外板に、無彩色の第1塗料を塗装し、外板第1塗料層を形成する外板第1塗装工程と、前記外板第1塗料層に、第2塗料を塗装し、外板第2塗料層を形成する外板第2塗装工程と、前記内板に、前記第2塗料を塗装し、内板第2塗料層を形成する内板塗装工程とを備え、前記外板第1塗装工程が、前記外板第2塗装工程および前記内板塗装工程よりも先に実施される、塗装方法を、含んでいる。
【0008】
本発明[2]は、前記内板塗装工程が、前記外板第1塗装工程よりも後に実施され、前記外板第2塗装工程が、前記内板塗装工程よりも後に実施される、上記[1]に記載の塗装方法を、含んでいる。
【0009】
本発明[3]は、前記車体部品にメイン塗料を塗装するメイン塗装工程と、前記車体部品にサブ塗料を塗装するサブ塗装工程とを備え、少なくとも前記メイン塗装工程が、前記外板第1塗装工程、前記外板第2塗装工程、および、前記内板塗装工程を備え、前記サブ塗装工程は、前記メイン塗装工程の前または後に実施される、上記[1]に記載の塗装方法を、含んでいる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の塗装方法によれば、外観に優れた塗装部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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