TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024062904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022189278
出願日2022-11-28
発明の名称ノズル、及び液供給システム
出願人兵神装備株式会社
代理人個人
主分類B05B 1/14 20060101AFI20240501BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液吐出口を繋ぐ分岐流路を介して液が流れることにより、液だれが生じるのを抑制可能なノズル、及び液供給システムの実現を目的とした。
【解決手段】ノズル10は、液供給口20と、複数の液吐出口30と、液供給口20と複数の液吐出口30とを通液できるように接続し、分岐箇所42において複数の分岐流路44に分岐された流路40と、分岐箇所42から複数の液吐出口30までつながる複数の分岐流路同士の連通を制限するバルブ部材50,150,250,350を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液供給口と、
複数の液吐出口と、
前記液供給口と複数の前記液吐出口とを通液できるように接続し、分岐箇所において複数の分岐流路に分岐された流路と、
前記分岐箇所から複数の前記液吐出口までつながる複数の前記分岐流路同士の連通を制限するバルブ部材を備えることを特徴とする、ノズル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記バルブ部材が、前記流路の前記分岐箇所に設けられていること、を特徴とする請求項1に記載のノズル。
【請求項3】
前記分岐箇所に単独の前記バルブ部材が設けられ、
前記バルブ部材ごとに、当該バルブ部材が配された前記分岐箇所につながる全ての分岐流路同士の連通を制限可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のノズル。
【請求項4】
前記バルブ部材は、開閉動作が可能であり、前記液吐出口から液を吐出する際に開状態とされ、前記液吐出口からの液の吐出を停止する際に閉状態とされることを特徴とする、請求項1又は2に記載のノズル。
【請求項5】
前記バルブ部材は、所定の液圧がかかることを条件として、前記分岐箇所から前記液吐出口に向かう液の流れを許容するものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のノズル。
【請求項6】
前記流路は、前記液供給口から始まり前記液吐出口に至る区間において、複数の段階に亘って分岐され、各段階に分岐箇所を備えるものであり、
前記バルブ部材は、前記分岐箇所のうち、最も前記液吐出口に近い段階における分岐箇所に設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載のノズル。
【請求項7】
前記流路は、前記液供給口から導入された流体がn個の前記液吐出口から均等に吐出されるように分岐された前記分岐流路を備えたものであり、
前記n個の液吐出口のそれぞれに対応するようにn個の中継部が設けられており、
各分岐流路が、
前記液供給口と前記n個の中継部とを繋ぐn系統の供給・中継部間流路と、
前記n個の中継部と当該中継部に対応する液吐出口とを繋ぐn系統の中継・液吐出口間流路とを有し、
前記液供給口の軸心を通る鉛直線上の一点を中心とする仮想円の円周をn分割する点に対応する位置に前記中継部が配置され、
前記n系統の中継・液吐出口間流路の長さがそれぞれ同一のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル。
【請求項8】
前記中継部が、前記仮想円の円周を略n等分する位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のノズル。
【請求項9】
前記各中継・液吐出口間流路が、下方に向けて流体を流動させることが可能な下降部と、水平方向に流体を流動させることが可能な水平部とを備え、前記水平部と前記下降部との間に屈曲部を有する流路であり、
各中継・液吐出口間流路に係る前記水平部の長さの総和が同一であり、
各中継・液吐出口間流路に係る前記下降部の長さの総和が同一であり、
各中継・液吐出口間流路における前記屈曲部の数が同一であることを特徴とする請求項7に記載のノズル。
【請求項10】
前記各中継・液吐出口間流路は、屈曲部が上下方向に複数形成されたものであることを特徴とする請求項9に記載のノズル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル、及び液供給システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に係る分岐流路構成体のように、液供給口から供給された液を内部に設けられた分岐流路において分岐し、複数の液吐出口から吐出できるようにしたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5614740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1のように、多数の液吐出口から液を吐出できるように分岐流路を設ける場合において、高さ方向に異なる位置に設けられた液吐出口同士が分岐流路を介して繋がった構造となる場合がある。このような構造の場合、液の粘性等の条件によっては、いわゆるサイフォン現象により、高低差のある液吐出口を繋ぐ分岐流路を介して液が流れ、液だれが生じる可能性がある。そのため、このような液だれが生じにくいノズルや、これを備えた液供給システムの提供が望まれている。
【0005】
そこで本発明は、液吐出口を繋ぐ分岐流路を介して液が流れることにより、液だれが生じるのを抑制可能なノズル、及び液供給システムの実現を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明のノズルは、液供給口と、複数の液吐出口と、前記液供給口と複数の前記液吐出口とを通液できるように接続し、分岐箇所において複数の分岐流路に分岐された流路と、前記分岐箇所から複数の前記液吐出口までつながる複数の前記分岐流路同士の連通を制限するバルブ部材を備えることを特徴とするものである。
【0007】
本発明のノズルは、上記(1)のような構成とすることにより、バルブ部材によって分岐箇所を介してつながった分岐流路同士の連通を制限した状態とすることができる。これにより、本発明のノズルは、いわゆるサイフォン現象によって、分岐流路を介してつながった一方の液吐出口から他方の液吐出口に向けて液が流れることにより、液だれが生じるのを抑制できる。
【0008】
(2)本発明のノズルは、前記バルブ部材が、前記流路の前記分岐箇所に設けられていることを特徴とするものであると良い。
【0009】
本発明のノズルは、上記(2)のような構成とすることにより、分岐箇所に設けられたバルブ部材によって、分岐箇所を介して複数の分岐流路同士が連通するのを確実に制限できる。
【0010】
(3)本発明のノズルは、前記分岐箇所に単独の前記バルブ部材が設けられ、前記バルブ部材ごとに、当該バルブ部材が配された前記分岐箇所につながる全ての分岐流路同士の連通を制限可能であることを特徴とするものであると良い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
23日前
トヨタ車体株式会社
流動物の塗布方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
三菱製紙株式会社
液体塗布装置
20日前
株式会社リコー
塗工装置
18日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社新免鉄工所
表面処理方法
2か月前
日産自動車株式会社
塗工装置
3か月前
有限会社加藤軽合金
マーキング装置
2か月前
御崎コンベヤー株式会社
液体塗布装置
1か月前
株式会社大気社
塗装装置
3か月前
個人
吐出容器及び防水塗膜の製造方法
3か月前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
11日前
東洋製罐株式会社
成形品確認装置
23日前
株式会社オンテックス
木目調塗装用器具
2か月前
株式会社三和技巧
塗装装置
1か月前
株式会社オンテックス
木目調塗装用刷毛
1か月前
トヨタ自動車株式会社
シール材塗布装置
18日前
大陽日酸株式会社
低温液化ガス用ノズル
2か月前
株式会社ニチリン
塗布装置
20日前
有限会社ガリュー
噴射ノズル
2か月前
トヨタ紡織株式会社
ミスト発生装置
2か月前
近畿日本鉄道株式会社
エア噴射ノズル
20日前
理想科学工業株式会社
塗布装置
19日前
株式会社吉野工業所
蓄圧式吐出具
18日前
ヤマホ工業株式会社
伸縮式散布杆
3日前
兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
23日前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
2日前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
18日前
菊水化学工業株式会社
塗装方法及び積層構造
19日前
続きを見る