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公開番号2024063605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171687
出願日2022-10-26
発明の名称エア噴射ノズル
出願人近畿日本鉄道株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 1/02 20060101AFI20240502BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】噴射口が延びる方向における噴射エアの偏りを抑制できるエア噴射ノズルを提供する。
【解決手段】エア噴射ノズルにおいて、各主板部21及び各側壁部22A,22Bで形成された一対の開口部のうち、一方の開口部を塞ぐように上流壁部23が設けられている。一対の開口部のうち、他方の開口部が、各側壁部22A,22Bが向かい合う方向に延びる長尺状をなす噴射口とされている。上流壁部23のうち各側壁部22A,22Bが向かい合う方向の中央部には、流入口24が形成されている。各主板部21、各側壁部22A,22B及び上流壁部23により囲まれた空間には、流入口24から流入したエアを分流させて噴射口に導く第1,第2仕切板部41,42が設けられている。第1,第2仕切板部41,42は、板面を各側壁部22A,22Bに向けた状態で設けられている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
流入口(24)から流入させたエアを噴射口(31)から噴射することにより、塵埃を吹き飛ばすエア噴射ノズル(10)において、
板面を向かい合わせた状態で配置された一対の主板部(21)と、
前記各主板部の側縁部同士を接続する側壁部(22A,22B)と、
前記各主板部及び前記各側壁部で形成された一対の開口部のうち、一方の開口部を塞ぐように設けられた上流壁部(23)と、
を備え、
前記各主板部及び前記各側壁部で形成された一対の開口部のうち、他方の開口部が、前記各側壁部が向かい合う方向に延びる長尺状をなす前記噴射口とされており、
前記上流壁部のうち前記各側壁部が向かい合う方向の中間部には、前記流入口が形成されており、
前記各主板部、前記各側壁部及び前記上流壁部により囲まれた空間に設けられるとともに前記流入口側から前記噴射口側に向かって延び、前記流入口から流入したエアを分流させて前記噴射口に導く複数の仕切板部(41,42)を備え、
複数の前記仕切板部として、
前記流入口側から、前記各側壁部が向かい合う方向における前記噴射口の中央に対して一方の側に向かって延びる第1仕切板部(41)と、
前記流入口側から、前記各側壁部が向かい合う方向における前記噴射口の中央に対して他方の側に向かって延びる第2仕切板部(42)と、
を備え、
前記第1仕切板部及び前記第2仕切板部は、板面を前記側壁部に向けた状態で設けられている、エア噴射ノズル。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記各主板部及び前記各側壁部において前記噴射口側の部分は、前記噴射口側に向かうほど前記各主板部の間の距離が小さくなるノズル部(30)となっており、
前記第1仕切板部及び前記第2仕切板部における前記噴射口側の先端が、前記主板部のうち前記ノズル部との境界、又は前記ノズル部よりも前記流入口側に位置している、請求項1に記載のエア噴射ノズル。
【請求項3】
前記上流壁部、前記第1仕切板部の前記流入口側の端部(41a)及び前記各主板部により形成された第1サイド流入口(24a)の流路面積と、前記上流壁部、前記第2仕切板部の前記流入口側の端部(41b)及び前記各主板部により形成された第2サイド流入口(24b)の流路面積とは、前記第1仕切板部の前記流入口側の端部、前記第2仕切板部の前記流入口側の端部及び前記各主板部により形成されたセンタ流入口(24c)の流路面積よりも大きい、請求項1又は2に記載のエア噴射ノズル。
【請求項4】
前記第1仕切板部及び前記第2仕切板部における前記流入口側の端部により、前記流入口が、前記センタ流入口と、前記各側壁部が向かい合う方向において前記センタ流入口の一方の側に隣り合う前記第1サイド流入口と、前記各側壁部が向かい合う方向において前記センタ流入口の他方の側に隣り合う前記第2サイド流入口とに分けられている、請求項3に記載のエア噴射ノズル。
【請求項5】
前記第1仕切板部及び前記第2仕切板部における前記流入口側の端部(41a,41b)は、前記流入口側に向かうほど板厚が薄くなる先細りの形状となっている、請求項1又は2に記載のエア噴射ノズル。
【請求項6】
前記主板部の板面の平面視において、前記第1仕切板部が延びる方向に前記第1仕切板部から前記噴射口側に延長した第1仮想線(K1)と、前記第2仕切板部が延びる方向に前記第2仕切板部から前記噴射口側に延長した第2仮想線(K2)とが、前記主板部のうち前記ノズル部との境界を通るように、前記第1仕切板部と前記第2仕切板部とのなす角度が設定されている、請求項2に記載のエア噴射ノズル。
【請求項7】
前記ノズル部において前記各主板部のなす角度(θ)が50°~70°の範囲の角度に設定されている、請求項2に記載のエア噴射ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流入口から流入させたエアを噴射口から噴射することにより、塵埃を吹き飛ばすエア噴射ノズルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、流入口から流入させた粉粒体及びガスを噴射口から噴射する噴射ノズルが知られている。この噴射ノズルの噴射口は、長尺状をなしている。噴射口が延びる方向における粉粒体の偏りを抑制するために、噴射ノズル内に案内ブロックが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-333725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
噴射ノズルとしては、流入口から流入させたエアを噴射口から噴射することにより、洗浄対象に付着した塵埃を吹き飛ばすものもある。この場合、粉粒体が用いられないため、粉粒体の偏りを抑制するための案内ブロックを噴射ノズル内に設ける必要がない。エア噴射ノズルでは、粉粒体の偏りの問題は発生しないものの、噴射口が延びる方向におけるエアの偏りは発生し得る。このため、エアの偏りを抑制する技術については、未だ改善の余地を残すものとなっている。
【0005】
本発明は、噴射口が延びる方向における噴射エアの偏りを抑制できるエア噴射ノズルを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、流入口から流入させたエアを噴射口から噴射することにより、塵埃を吹き飛ばすエア噴射ノズルにおいて、
板面を向かい合わせた状態で配置された一対の主板部と、
前記各主板部の側縁部同士を接続する側壁部と、
前記各主板部及び前記各側壁部で形成された一対の開口部のうち、一方の開口部を塞ぐように設けられた上流壁部と、
を備え、
前記各主板部及び前記各側壁部で形成された一対の開口部のうち、他方の開口部が、前記各側壁部が向かい合う方向に延びる長尺状をなす前記噴射口とされており、
前記上流壁部のうち前記各側壁部が向かい合う方向の中間部には、前記流入口が形成されており、
前記各主板部、前記各側壁部及び前記上流壁部により囲まれた空間に設けられるとともに前記流入口側から前記噴射口側に向かって延び、前記流入口から流入したエアを分流させて前記噴射口に導く複数の仕切板部を備え、
複数の前記仕切板部として、
前記流入口側から、前記各側壁部が向かい合う方向における前記噴射口の中央に対して一方の側に向かって延びる第1仕切板部と、
前記流入口側から、前記各側壁部が向かい合う方向における前記噴射口の中央に対して他方の側に向かって延びる第2仕切板部と、
を備え、
前記第1仕切板部及び前記第2仕切板部は、板面を前記側壁部に向けた状態で設けられている。
【0007】
本発明では、上流壁部のうち、各側壁部が向かい合う方向の中間部に流入口が形成されている。各主板部、各側壁部及び上流壁部により囲まれた空間に、流入口からエアが流入する。流入したエアは、各側壁部が向かい合う方向に延びる長尺状をなす噴射口から噴射される。
【0008】
各主板部、各側壁部及び上流壁部により囲まれた空間には、流入口側から噴射口側に向かって延び、流入口から流入したエアを分流させて噴射口に導く複数の仕切板部が設けられている。複数の仕切板部として、第1,第2仕切板部が設けられている。第1仕切板部は、流入口側から、各側壁部が向かい合う方向における噴射口の中央に対して一方の側に向かって延びている。第2仕切板部は、流入口側から、各側壁部が向かい合う方向における噴射口の中央に対して他方の側に向かって延びている。これにより、噴射口が延びる方向における噴射エアの偏りの発生を抑制するように、流入口から流入したエアを噴射口に導くことができる。また、第1,第2仕切板部は、板面を側壁部に向けた状態で設けられている。このため、流入口から第1,第2仕切板部を見た場合における第1,第2仕切板部の面積を小さくでき、エアが第1,第2仕切板部に衝突する場合に発生する騒音を低減できる。
【0009】
このように、本発明によれば、噴射口が延びる方向における噴射エアの偏りを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
エア噴射ノズルの平面図。
エア噴射ノズルの側面図。
エア噴射ノズルの正面図。
図2の4-4線断面図。
図1の5-5線断面図。
流入口を上流壁部の外側から見た図。
比較例1に係るエア噴射ノズルの断面図。
比較例2に係るエア噴射ノズルの断面図。
比較例3に係るエア噴射ノズルの断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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