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公開番号2024064466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173075
出願日2022-10-28
発明の名称液体噴射装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20240507BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ヘッド部からの液体の噴射を停止した際に生じる液体の無駄を低減する。
【解決手段】液体3を貯留する液体貯留部8と、液体3を連続流3aで噴射するとともに連続流3aを液滴3b化させて液滴3b状で対象物に衝突させるノズル27を有するヘッド部2と、液体3を液体貯留部8からヘッド部2まで送液する送液部6と、一方の端部が送液部6に接続され他方の端部がヘッド部2に接続される第1流路7bと、一方の端部が第1流路7bに接続される第2流路7cと、第1流路7bと第2流路7cとの接続部に配置される流路切替部9と、を備え、流路切替部9は、ヘッド部2から液体3を噴射するとき第1流路7bを開放し第2流路7cを閉塞し、ヘッド部2からの液体3の噴射を停止したとき第1流路7bを閉塞し第2流路7cを開放する液体噴射装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留する液体貯留部と、
前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させるノズルを有するヘッド部と、
前記液体を前記液体貯留部から前記ヘッド部まで送液する送液部と、
前記液体が流通し、一方の端部が前記送液部に接続され、他方の端部が前記ヘッド部に接続される第1流路と、
前記液体が流通し、一方の端部が前記第1流路に接続される第2流路と、
前記第1流路と前記第2流路との接続部に配置される流路切替部と、を備え、
前記流路切替部は、
前記ヘッド部から前記液体を噴射するとき、前記第1流路を開放し、前記第2流路を閉塞し、
前記ヘッド部からの前記液体の噴射を停止したとき、前記第1流路を閉塞し、前記第2流路を開放することを特徴とする液体噴射装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記第2流路の他方の端部が、前記液体貯留部に接続されることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記流路切替部の前記第1流路及び前記第2流路の開閉を制御する制御部を備えることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項4】
請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記第2流路は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体の液面よりも重力方向において上方に位置することを特徴とする液体噴射装置。
【請求項5】
請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記第2流路の他方の端部が、前記液体貯留部に接続され、
前記第2流路と前記液体貯留部との接続部は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体の液面よりも重力方向において上方に位置することを特徴とする液体噴射装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記ヘッド部からの前記液体の噴射を停止したときの前記第2流路の圧力は、大気圧よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記ヘッド部を収容する収容部を備え、
前記収容部は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体の液面よりも重力方向において上方に位置することを特徴とする液体噴射装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記流路切替部は、前記液体を流通させる流路に対して3ポート以上で接続されることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項9】
請求項8に記載の液体噴射装置において、
前記流路切替部は、三方弁であることを特徴とする液体噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、対象物に対して液体を噴射させる様々な液体噴射装置が使用されている。このような液体噴射装置のうち、液体を高圧で噴射する液体噴射装置がある。例えば、特許文献1には、超音波ノズルから高圧で水を噴射する超音波ウォータージェット装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2007-523751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されるような液体を高圧で噴射する液体噴射装置においては、ヘッド部からの液体の噴射を停止してからも、ヘッド部のノズルから液体がしばらく漏れ続け、液体を無駄にすることがあった。これは、例えば、液体の流路であるチューブが、ヘッド部に高圧で液体を送ることで一旦膨らみ、液体の噴射を停止することに伴い収縮することなどに起因する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留部と、前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させるノズルを有するヘッド部と、前記液体を前記液体貯留部から前記ヘッド部まで送液する送液部と、前記液体が流通し、一方の端部が前記送液部に接続され、他方の端部が前記ヘッド部に接続される第1流路と、前記液体が流通し、一方の端部が前記第1流路に接続される第2流路と、前記第1流路と前記第2流路との接続部に配置される流路切替部と、を備え、前記流路切替部は、前記ヘッド部から前記液体を噴射するとき、前記第1流路を開放し、前記第2流路を閉塞し、前記ヘッド部からの前記液体の噴射を停止したとき、前記第1流路を閉塞し、前記第2流路を開放することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施例1の液体噴射装置を表す概略図。
実施例2の液体噴射装置を表す概略図。
実施例3の液体噴射装置を表す概略図。
実施例4の液体噴射装置を表す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留部と、前記液体を連続流で噴射するとともに前記連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させるノズルを有するヘッド部と、前記液体を前記液体貯留部から前記ヘッド部まで送液する送液部と、前記液体が流通し、一方の端部が前記送液部に接続され、他方の端部が前記ヘッド部に接続される第1流路と、前記液体が流通し、一方の端部が前記第1流路に接続される第2流路と、前記第1流路と前記第2流路との接続部に配置される流路切替部と、を備え、前記流路切替部は、前記ヘッド部から前記液体を噴射するとき、前記第1流路を開放し、前記第2流路を閉塞し、前記ヘッド部からの前記液体の噴射を停止したとき、前記第1流路を閉塞し、前記第2流路を開放することを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、流路切替部は、ヘッド部から液体を噴射するときには第1流路を開放して第2流路を閉塞し、ヘッド部からの液体の噴射を停止したときには第1流路を閉塞して第2流路を開放する。このため、ヘッド部からの液体の噴射を停止したときにヘッド部のノズルに向かう液体の流れが抑制されるので、ヘッド部からの液体の噴射を停止した際に生じる液体の無駄を低減することができる。
【0009】
本発明の第2の態様の液体噴射装置は、前記第1の態様において、前記第2流路の他方の端部が、前記液体貯留部に接続されることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、第2流路の他方の端部が液体貯留部に接続される。このため、第2流路の他方の端部から回収された液体を容易に再利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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