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公開番号2023107710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-03
出願番号2022019107
出願日2022-01-24
発明の名称送出具付き容器
出願人個人
代理人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20230727BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】この発明は、送出具付きの容器の液剤の詰替時に、送出具に取付けられた挟持具が容器の開口部に固定され、かつ送出具が邪魔にならないようにする。
【解決手段】 送出具付き容器10は、容器20と、送出具30と挟持具40とから構成されている。容器20は容器本体21と、開口部22とから構成されている。送出具30は、ノズル34と、蓋32と、ポンプ33と、パイプ31とから構成されている。パイプ31の上端近傍には、挟持具40が取り付けられる。挟持具40は、環状に形成された取付部41と、この取付部41から延在する挟持体44とがら形成されている。挟持体44と取付部41の間には略平行で略円弧状の隙間を有する挟持溝42が設けられている。取付部41の中心近傍には、取付孔43が設けられ、取付孔43の直径はパイプ31の直径と同じかやや小さくし、挟持具40が容易に脱落しないようにしてある。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液剤を詰め替えて使用する送出具付き容器であって、この送出具付き容器は、容器と、この容器に取り付けられた送出具と挟持具から構成され、この送出具は、ノズルと、このノズルに連結するポンプと、このポンプに連結するパイプと、蓋とから構成され、この送出具のパイプの上端近傍に挟持具を取り付けて、液剤詰替時にこの挟持具を容器の開口部に挟持させて取り付けるようにしたことを特徴とする送出具付き容器。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
請求項1に記載の送出具付き容器のパイプに取り付ける挟持具は開口部に対して斜めに挟持することを特徴とする送出具付き容器。
【請求項3】
請求済1または請求項2に記載の送出具付き容器の挟持具は環状の取付部を有し、この取付部には円周方向に伸縮する伸縮部を設けたことを特徴とする送出具付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
洗剤などの液剤をポンプを用いて送出する容器であって、詰替の可能な送出具付き容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
家庭用洗剤を送出具付き容器に入れ、送出具のポンプを手指で作動させて液剤を適量送出する技術が広く実施されている。また、容器を使い捨てにしないで、詰替用の液剤を別途販売している例が多く見られる。しかしながら、液剤を詰め替えるため送出具を抜き出すと、送出具のパイプやポンプ内に溜まった液剤がこぼれて、周りを汚してしまう問題があった。洗剤などは粘性が高く、液剤が送出具内に溜まりやすく、多くの液剤がこぼれやすい問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-82008
特開H11-79223
特開2000-289766
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、送出具を容器から抜き出さないで、容器の開口部に送出具のパイプをよけて漏斗を差し込むものである。しかしながら、容器の開口部やパイプには大小多くのサイズがあり、漏斗をその何れにも合うようにするには、一番小さい容器の開口部でも、一番大きいパイプでも合う漏斗にしなければならなかった。このため、漏斗の液剤通過路を最小サイズにしなければならず、粘性の高い液剤の通過には長時間を要していた。さらに、この技術では詰替後に漏斗に付着した液剤が滴下して周りを汚してしまう問題があり、漏斗を洗浄する余分な手間も必要であった。
【0005】
特許文献2の技術は、パイプ5の上端部に係止具8を設けて、この係止部を容器の開口部に係止させて、液剤を注入するものである。しかしながら、この技術では送出具のポンプやノズルが開口部の上方に固定されておらず係止されているだけなので、傾いて落下したりして不安定であった。
【0006】
特許文献3の技術も同様に、係止部材150は、係止されているだけで、ポンプやノズルが不安定であった。なおかつポンプが開口部の上方近傍に位置するので邪魔になる問題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
液剤を詰め替えて使用する送出具付き容器であって、この送出具付き容器は、容器と、この容器に取り付けられた送出具と挟持具から構成され、この送出具は、ノズルと、このノズルに連結するポンプと、このポンプに連結するパイプと、蓋とから構成され、この送出具のパイプの上端近傍に挟持具を取り付けて、液剤詰替時にこの挟持具を容器の開口部に緊密に挟持させて取り付けるようにしたことを特徴とする送出具付き容器。
【0008】
上記の送出具付き容器のパイプに取り付ける挟持具は開口部に対して斜めに挟持することを特徴とする送出具付き容器。
上記の送出具付き容器の挟持具は環状の取付部を有し、この取付部には円周方向に伸縮する伸縮部を設けたことを特徴とする送出具付き容器。
【発明の効果】
【0009】
この発明では、上記の問題点を解決し、挟持具が容器の開口部に緊密に挟持され、かつ送出具が邪魔にならないという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第一の実施形態の送出具付き容器を示す正面図である。
第一の実施形態の送出具を取り出した状態の正面図である。
第一の実施形態の送出具付き容器の使用状態を示す正面図と詳細図である。
第一の実施形態の送出具付き容器の挟持具を示す六面図である。背面図は正面図と対称に表れる。
第二の実施形態の送出具付き容器の挟持具示す六面図である。背面図は正面図と対称に表れる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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