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公開番号2023148900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-13
出願番号2022057182
出願日2022-03-30
発明の名称丁合装置
出願人株式会社デュプロ
代理人
主分類B65H 39/042 20060101AFI20231005BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート給送中に読取位置で一旦停止させ、シートに付された制御情報を読取り、その制御情報に基づいてシート給送制御を行う丁合装置において、給送異常を起こしても、迅速に再スタートが可能な丁合装置を提供する。
【解決手段】
制御情報を読取可能な給送機構が所定の給送指令を受けると、読取位置にシートが存在するか否かを判定する。読取位置にシートが存在しないと判定した場合は、最上位のシートを送り出してから読取位置に停止させるまでの前送り駆動を行う。読取位置にシートが存在すると判定した場合は、前送り駆動を省略する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
積載されたシート束から最上位の第1シートを1枚分離して送り出す複数の第1給送部と、
積載されたシート束から最上位の第2シートを1枚分離して送り出すとともに、送り出される前記第2シートに付され、その前記第2シートに重ねられるべき前記第1シートを送り出す前記第1給送部を特定する制御情報を、送り出し中にいったん読取位置に停止させた前記第2シートから読取可能な読取手段を有する少なくとも1つの第2給送部と、
前記第1給送部と前記第2給送部から送り出された各々の前記第1及び第2シートを搬送しながら重ねて丁合セットとする丁合搬送路と、
前記読取手段で読み取られた前記制御情報を記憶部に記憶するとともに、記憶された前記制御情報に基づいて特定した前記第1給送部から前記第1シートを送り出し、前記制御情報が付された前記第2シートとともに重ねて前記丁合セットとするように制御する制御部と、
を有する丁合装置において、
前記制御部は、
前記第2給送部が所定の給送指令を受けると、前記読取位置に前記第2シートが存在するか否かを判定し、
前記判定において前記読取位置に前記第2シートが存在しないと判定した場合は、前記第2給送部における最上位の前記第2シートを送り出してから前記読取位置に停止させるまでの前送り駆動を行う第1給送動作を実行させ、
前記判定において前記読取位置にシートが存在すると判定した場合は、前記前送り駆動を省略する第2給送動作を実行させる
丁合装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記判定は、所定の丁合スタート信号を受信した時点で行うことを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1給送動作においては、前記前送り駆動の後、さらに前記第2シートを下流側に送って前記第2給送部から送り出す後送り駆動を行うとともに、
前記第2給送動作においては、
前記前送り駆動を行うことなく、前記後送り駆動を開始することを特徴とする請求項1または2記載の丁合装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1給送動作においては、前記前送り駆動と前記後送り駆動との間に、前記制御情報の読取りを行うことを特徴とする請求項3記載の丁合装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第2給送動作においては、前記後送り駆動の前に前記制御情報の読取りを行い、読み取った前記制御情報により、送り出しを行う前記第1給送部を特定することを特徴とする請求項3または4記載の丁合装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第2給送動作においては、前記制御情報の読取りを行わず、既に前記記憶部に記憶されている制御情報により、送り出しを行う前記第1給送部を特定することを特徴とする請求項3または4記載の丁合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、丁合装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のシート給送機構のそれぞれから給送されたシートを重ねて丁合セットを作成する丁合装置において、積載部に積載されたシートを1枚ずつ分離して送り出しながら、シートに付された識別情報を読取機構により読み取る読取給送機構を備えた丁合装置が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1記載の装置では、識別情報には配布先に配布する丁合セットを特定するための配布先データが含まれており、制御手段はこの配布先データに基づいて、読取給送機構以外の他の給送機構のうち、シートを送り出す給送機構を選択的に駆動する。
【0003】
読取給送機構から送り出されたシートは二つ折りされるとともに、その内側に、上方から選択的に給送されて重ねられたシートを挟むようにして重ねて丁合セットが形成される。読取給送機構では、分離して送り出した後、二つ折りされる位置との間に、送り出されたシートを1枚滞留させて保持する滞留部を備えており、この滞留部で滞留中に読取機構により識別情報を読み取り、制御手段に送信する。
したがって丁合装置は読取給送機構からのシートの送り出し、滞留部における滞留及び識別情報の読取り、読み取られた識別情報に基づいて選択された他の給送機構からのシートの送り出し、読取給送機構から送り出されたシートを二つ折りし、その内側に他の給送機構から送られてきたシートを挟んで丁合セットを作成する、というサイクルを繰り返すところ、滞留部で読み取りを行うことにより、このサイクルが先行するシートについて完了する前に次のシートのサイクルが開始できることから、丁合作業が効率化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-159318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
丁合装置では、各々のシート給送機構において、重送、空送り、紙詰まり、紙無し等の給送異常を起こすことがある。給送異常を起こした場合は丁合装置を停止する。この場合は、識別情報に基づいた配布先データに基づいた丁合ができないことになるから、読取給送機構の滞留部にはシートが残ったまま停止する。その後丁合装置を再スタートすると、上記サイクルを最初からやり直すため、読取給送機構における最上位の1枚のシートの送り出し作業から開始することになる。したがって滞留部で滞留していたシートを取り除く必要がある。しかし、滞留しているシートには識別情報が付与されているため、捨てることはできず、読取給送機構の積載部に手作業で戻さなければならず、手間がかかるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、積載されたシート束から最上位の第1シートを1枚分離して送り出す複数の第1給送部と、積載されたシート束から最上位の第2シートを1枚分離して送り出すとともに、送り出される第2シートに付され、その第2シートに重ねられるべき第1シートを送り出す第1給送部を特定する制御情報を、送り出し中にいったん読取位置に停止させた第2シートから読取可能な読取手段を有する少なくとも1つの第2給送部と、第1給送部と前記第2給送部から送り出された各々の第1及び第2シートを搬送しながら重ねて丁合セットとする丁合搬送路と、読取手段で読み取られた制御情報を記憶部に記憶するとともに、記憶された制御情報に基づいて特定した第1給送部から第1シートを送り出し、制御情報が付された第2シートとともに重ねて丁合セットとするように制御する制御部と、を有する丁合装置において、制御部は、第2給送部が所定の給送指令を受けると、読取位置に第2シートが存在するか否かを判定し、判定において読取位置にシートが存在しないと判定した場合は、第2給送部における最上位の第2シートを送り出してから読取位置に停止させるまでの前送り駆動を行う第1給送動作を実行させ、判定において読取位置に第2シートが存在すると判定した場合は、前送り駆動を省略する第2給送動作を実行させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、給送異常を起こしても、迅速に再スタートが可能な丁合装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る丁合装置1を示す模式正面図である。
丁合装置1で作成される丁合セットSを示す外観図である。
読取給送機構3の拡大正面図である。
図3における上側から見た上面図である。
本発明の丁合装置1の制御ブロック図である。
丁合装置1の1サイクルの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。また本発明において「給送」とは、シートを駆動して送り出すことを言う。
【0010】
本発明に係る丁合装置の一実施形態について説明する。
図1は本発明に係る丁合装置1を示す模式正面図であり、図2はこの丁合装置1で作成される丁合セットSを示す外観図である。図2に示すように、この丁合セットSは、複数枚のシートの束を1枚の折られたシートの内側に挟んだ形態である。
(【0011】以降は省略されています)

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