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公開番号2023166158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2022076990
出願日2022-05-09
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 6/18 20060101AFI20231114BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組立状態と折畳状態とに状態変化させる際の作業性の向上を図ることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、平面視略矩形状の底壁構成部4の各側辺部から上方に延びる側壁部5、6と、側壁部5、6の上辺部に沿って設けられる四角枠状の上枠7とを備え、側壁部6は、上辺部が上枠7に対して回動可能に連結され、上下方向に延在する起立姿勢と、底壁構成部4の上方に畳まれる折畳姿勢との間を回動変位可能である。容器1は、起立姿勢とされた側壁部6の変位を規制するロック状態と、折畳姿勢とされる側への変位を許容するロック解除状態とに状態変化可能なロック部材21を備え、ロック部材21は、ロック部材21をロック状態とされる側に付勢する板バネ部23を備える。容器1は、折畳姿勢の側壁部6を起立姿勢とする場合に、ロック部材21をロック解除状態とされる側へと変位可能なガイド部56、57を備える。
【選択図】 図14
特許請求の範囲【請求項1】
平面視略矩形状の底壁構成部と、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上辺部に沿って設けられる四角枠状の上枠とを備え、
前記側壁部は、下辺部が前記底壁構成部の側辺部に対して回動可能に連結される下壁部と、上辺部が前記上枠に対して回動可能に連結されるとともに、下辺部が前記下壁部の上辺部に対して回動可能に連結される上壁部とを具備する相対する一対の第1側壁部と、上辺部が前記上枠に対して回動可能に連結される相対する一対の第2側壁部とを備え、
箱型に組立てられた組立状態から、前記第2側壁部を内側に回動変位させるとともに、前記下壁部の外面と前記上壁部の外面とを合わせるようにして前記第1側壁部を内側に折畳むことで、前記第1側壁部及び前記第2側壁部が前記底壁構成部の上方に折畳まれた折畳状態とすることのできる容器において、
前記第2側壁部は、上下方向に延在する起立姿勢と、前記底壁構成部の上方に畳まれる折畳姿勢との間を回動変位可能に構成され、
前記起立姿勢とされた前記第2側壁部の変位を規制するロック状態と、前記起立姿勢とされた前記第2側壁部の前記折畳姿勢とされる側への変位を許容するロック解除状態とに状態変化可能なロック部材と、
前記ロック部材を前記ロック状態及び前記ロック解除状態のどちらの状態でも保持可能な保持部とを備え、
前記ロック部材は、当該ロック部材が少なくとも前記ロック解除状態にある場合に当該ロック部材を前記ロック状態とされる側に付勢する付勢手段と、前記容器が前記組立状態にある場合に前記容器の内方側から操作可能な解除操作部とを備え、
前記折畳姿勢にある前記第2側壁部が前記起立姿勢とされる場合に、前記ロック部材に当接する当接部を備え、
前記ロック部材のうち前記当接部に当接可能な部位、及び、前記当接部のうち少なくとも一方には、前記折畳姿勢にある前記第2側壁部が前記起立姿勢とされる場合に、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロック部材を前記ロック解除状態とされる側へと変位可能なガイド部が設けられ、
前記第2側壁部が前記起立姿勢とされることで、前記ガイド部により前記ロック部材が前記ロック解除状態とされる側に変位させられる状態が解除され、前記付勢手段の付勢力により前記ロック部材が前記ロック状態へと変位するように構成されていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記保持部は、前記第2側壁部に設けられ、
前記解除操作部は、前記第2側壁部の厚み方向に対して略直交する方向を含む方向に突出する指掛け部を備えるとともに、前記容器が前記組立状態にある場合に前記容器の内方側から前記指掛け部の裏面側に指先を掛けることを許容する指掛け空間部を有していることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第2側壁部には、前記保持部の周辺部のうち前記ロック部材が前記ロック解除状態とされる場合に近付く部位に隣接又は近接して、前記容器が前記組立状態にある場合に前記容器の内方側から接触可能な補助指掛け凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記ロック部材は、前記容器の前記組立状態において前記容器の内方側から前記付勢手段の少なくとも一部を覆うカバー部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
【請求項5】
前記保持部は、収容凹部を備え、
前記ロック部材は、前記収容凹部から前記容器の内方側に突出することなく前記収容凹部の内側に収まる構成であり、
前記収容凹部は、少なくとも前記ロック部材が前記ロック解除状態とされる場合に弾性変形する前記付勢手段と当接可能な付勢支持部を備えるとともに、前記付勢支持部の前記容器の内方側において、前記ロック部材が前記ロック解除状態とされる場合に前記カバー部が受容される受容部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、平面視略矩形状の底壁構成部と、底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、側壁部の上辺部に沿って設けられる四角枠状の上枠とを備え、上方に開口する箱型に組立てられた組立状態と、各側壁部が底壁構成部の上方に折畳まれた折畳状態とに状態変化可能な容器が知られている。当該容器の側壁部は、下辺部が底壁構成部の側辺部に対して回動可能に連結される下壁部と、上辺部が上枠に対して回動可能に連結されるとともに、下辺部が下壁部の上辺部に対して回動可能に連結される上壁部とを具備する相対する一対の第1側壁部と、上辺部が上枠に対して回動可能に連結される相対する一対の第2側壁部とを備えている。そして、組立状態にある容器は、先ず、第2側壁部を容器の内側に押上げてから、下壁部の外面と上壁部の外面とを合わせるようにして第1側壁部を容器の内側に折畳むことで、折畳状態とされるようになっている。
【0003】
また、容器が組立状態にある場合に、上枠や底壁構成部等に対する第2側壁部の相対変位を規制するロック状態と、前記相対変位を許容するロック解除状態とに状態変化可能なロック部材を設けるといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-103694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1に記載の容器は、ロック状態にあるロック部材をロック解除状態とする場合、及び、ロック解除状態にあるロック部材をロック状態とする場合のどちらの場合においても作業者がロック部材を操作する必要があり、容器を組立状態と折畳状態とに状態変化させる(第2側壁部を回動変位させる)際の作業性の低下を招くことが懸念される。
【0006】
本発明は上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、組立状態と折畳状態とに状態変化させる際の作業性の向上を図ることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0008】
手段1.平面視略矩形状の底壁構成部と、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上辺部に沿って設けられる四角枠状の上枠とを備え、
前記側壁部は、下辺部が前記底壁構成部の側辺部に対して回動可能に連結される下壁部と、上辺部が前記上枠に対して回動可能に連結されるとともに、下辺部が前記下壁部の上辺部に対して回動可能に連結される上壁部とを具備する相対する一対の第1側壁部と、上辺部が前記上枠に対して回動可能に連結される相対する一対の第2側壁部とを備え、
箱型に組立てられた組立状態から、前記第2側壁部を内側に回動変位させるとともに、前記下壁部の外面と前記上壁部の外面とを合わせるようにして前記第1側壁部を内側に折畳むことで、前記第1側壁部及び前記第2側壁部が前記底壁構成部の上方に折畳まれた折畳状態とすることのできる容器において、
前記第2側壁部は、上下方向に延在する起立姿勢と、前記底壁構成部の上方に畳まれる折畳姿勢との間を回動変位可能に構成され、
前記起立姿勢とされた前記第2側壁部の変位を規制するロック状態と、前記起立姿勢とされた前記第2側壁部の前記折畳姿勢とされる側への変位を許容するロック解除状態とに状態変化可能なロック部材と、
前記ロック部材を前記ロック状態及び前記ロック解除状態のどちらの状態でも保持可能な保持部とを備え、
前記ロック部材は、当該ロック部材が少なくとも前記ロック解除状態にある場合に当該ロック部材を前記ロック状態とされる側に付勢する付勢手段と、前記容器が前記組立状態にある場合に前記容器の内方側から操作可能な解除操作部とを備え、
前記折畳姿勢にある前記第2側壁部が前記起立姿勢とされる場合に、前記ロック部材に当接する当接部を備え、
前記ロック部材のうち前記当接部に当接可能な部位、及び、前記当接部のうち少なくとも一方には、前記折畳姿勢にある前記第2側壁部が前記起立姿勢とされる場合に、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロック部材を前記ロック解除状態とされる側へと変位可能なガイド部が設けられ、
前記第2側壁部が前記起立姿勢とされることで、前記ガイド部により前記ロック部材が前記ロック解除状態とされる側に変位させられる状態が解除され、前記付勢手段の付勢力により前記ロック部材が前記ロック状態へと変位するように構成されていることを特徴とする容器。
【0009】
手段1によれば、付勢手段が設けられることによって、ロック解除状態にあるロック部材をロック状態とするために作業者がロック部材をロック状態とされる側に変位させる等の操作が不要となる。さらに、第2側壁部が折畳姿勢にある場合にも付勢手段によりロック部材はロック状態に相当する位置で維持されることとなるが、折畳姿勢にある第2側壁部を起立姿勢とする際には、ロック部材が当接部に当接しても、ガイド部によりロック部材がロック解除状態とされる側に案内されて変位することから、ロック部材により第2側壁部を起立姿勢とすることが阻害されてしまうといった事態が回避される。そして、第2側壁部が起立姿勢とされたところで、ガイド部によるロック部材への干渉状態(ロック部材をロック解除状態側へ変位させる状態)が解消されることから、付勢手段の付勢力によりロック部材がロック状態とされる。従って、折畳姿勢にある第2側壁部を起立姿勢としてロック部材をロック状態とする際のロック部材への操作が不要となり、折畳状態にある容器を組立状態とする際の作業性の向上等を図ることができる。
【0010】
手段2.前記保持部は、前記第2側壁部に設けられ、
前記解除操作部は、前記第2側壁部の厚み方向に対して略直交する方向を含む方向に突出する指掛け部を備えるとともに、前記容器が前記組立状態にある場合に前記容器の内方側から前記指掛け部の裏面側(前記容器の外方側の面)に指先を掛けることを許容する指掛け空間部を有していることを特徴とする手段1に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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