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公開番号2024002507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-11
出願番号2022101727
出願日2022-06-24
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 75/58 20060101AFI20231228BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】物品を出入する際の作業性の向上を図ることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部3を有する容器本体2と、容器本体2の開口部4を閉鎖可能な蓋体5と、容器本体2に対し蓋体5を回動変位可能に連結する連結部6とを備えている。蓋体5は、容器本体2の開口部4を開放し、収容部3に対し物品を出入可能とする開位置と、開口部4を閉鎖する閉位置との間を変位可能に構成されている。また、容器1は、所定の開位置にある蓋体5の閉位置とされる側への変位を規制可能な規制手段を備えている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部を有する容器本体と、
前記容器本体の開口部を閉鎖可能な蓋体と、
前記容器本体に対し前記蓋体を回動変位可能に連結する連結部とを備え、
前記蓋体は、前記容器本体の前記開口部を開放し、前記収容部に対し物品を出入可能とする開位置と、前記開口部を閉鎖する閉位置との間を変位可能に構成され、
所定の前記開位置にある前記蓋体の前記閉位置とされる側への変位を規制可能な規制手段を備えていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記連結部は、前記開口部の縁部のうち前記容器の前後方向の後側の縁部に対応して設けられ、
略水平方向に延在する設置面に前記容器を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態を維持しつつ、前記閉位置にある前記蓋体を、前記蓋体のうち前記閉位置にある場合の上面が前記設置面に対して略垂直方向に延在する前記所定の開位置となるまで回動変位可能に構成され、当該所定の開位置とされた前記蓋体を前記規制手段により保持可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記蓋体は前記所定の開位置において上下方向に変位可能に構成され、
前記連結部は、前記蓋体及び前記容器本体の一方側に設けられ、前記蓋体の回動軸線方向に沿って突出する軸部と、前記蓋体及び前記容器本体の他方側に設けられ、前記軸部が挿入される軸受部とを備え、
前記軸受部は、前記軸部の相対的な回動変位を許容する回動部と、前記回動部に対して上下に連続して設けられ、前記蓋体が前記所定の開位置にある場合に上下方向における前記軸部の相対的なスライド変位を許容するスライド部とを備え、
前記スライド部に位置する前記軸部は前記スライド部により回動変位が規制されることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記規制手段は、
前記容器本体に設けられ、前記開口部の縁部よりも前記開口部の外周側の位置から、前記開口部の縁部よりも上方にまで突出する規制突部と、
前記蓋体に設けられ、前記蓋体が前記所定の開位置とされた場合に前記規制突部に対して前記容器本体の内外方向における内側及び外側の両側に位置して挟み込む挟持部とを備え、
前記規制突部のうち前記挟持部に挟持され得る部位、及び、前記挟持部は、前記連結部とは異なる位置に設けられ、
前記所定の開位置とされ、前記規制突部が前記挟持部に挟持された場合に、前記蓋体は、それ以上の前記開位置側への変位が規制されるとともに、前記閉位置側への変位が規制されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
【請求項5】
前記蓋体は、第1構成部と、前記第1構成部との間に内部空間を形成するようにして設けられる第2構成部とを備え、
前記挟持部は、前記蓋体が前記所定の開位置とされた場合に前記規制突部に対して前記容器本体の内外方向における内側に位置する内側挟持部と、外側に位置する外側挟持部とを備え、
前記内側挟持部は、前記第1構成部と前記第2構成部とにより構成され、前記蓋体が前記所定の開位置とされた状態において少なくとも一部が前記第1構成部及び前記第2構成部の2重壁構造とされていることを特徴とする請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記蓋体は前記所定の開位置において上下方向に変位可能に構成され、
前記連結部は、前記蓋体及び前記容器本体の一方側に設けられ、前記蓋体の回動軸線方向に沿って突出する軸部と、前記蓋体及び前記容器本体の他方側に設けられ、前記軸部が挿入される軸受部とを備え、
前記軸受部は、前記軸部の相対的な回動変位を許容する回動部と、前記回動部に対して上下に連続して設けられ、前記蓋体が前記所定の開位置にある場合に前記軸部の上下方向における相対的なスライド変位を許容するスライド部とを備え、
前記規制手段は、
前記容器本体に設けられ、前記開口部の縁部よりも前記開口部の外周側の位置から、前記開口部の縁部よりも上方にまで突出する規制突部と、
前記蓋体に設けられ、前記蓋体が前記所定の開位置とされた場合に前記規制突部に対して前記容器本体の内外方向における内側及び外側の両側に位置して挟み込む挟持部とを備え、
前記規制突部のうち前記挟持部に挟持され得る部位、及び、前記挟持部は、前記連結部とは異なる位置に設けられ、
前記容器本体に設けられ、前記開口部の縁部よりも前記開口部の外周側の位置から、前記開口部の縁部よりも上方にまで突出する連結突部を備え、
前記連結突部において前記軸受部が設けられ、
前記規制突部のうち前記挟持部に挟持され得る部位と、前記連結突部とが、ブロック形状の異なる面を形成するようにして互いに連結され、一体化されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
【請求項7】
前記容器本体は、底壁構成部と、前記底壁構成部の側辺部から上方に突出する側壁部と、前記側壁部の上辺部から前記容器本体の外方側に突出する突出壁部とを備え、
前記蓋体は、前記蓋体が前記閉位置にある場合に前記突出壁部の上方に重なる第1重なり部と、前記蓋体が前記所定の開位置にある場合に前記突出壁部の上方に重なる第2重なり部とを備え、
前記第1重なり部と、前記第2重なり部とが互いに連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体を備える容器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上方に開口する略箱状の容器本体と、容器本体に対して回動変位可能に連結され、容器本体の開口部を開閉する蓋体とを備え、玄関先等に設置され、宅配された物品を収容可能な容器が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-145342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、容器に対して物品を出入する際に蓋体が閉方向に変位してしまうことを防止するべく、蓋体を片手で保持しておくことが考えられる。しかしながら、その場合、物品を片手で出入することになるため、作業性が良くないことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、物品を出入する際の作業性の向上を図ることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部を有する容器本体と、
前記容器本体の開口部を閉鎖可能な蓋体と、
前記容器本体に対し前記蓋体を回動変位可能に連結する連結部とを備え、
前記蓋体は、前記容器本体の前記開口部を開放し、前記収容部に対し物品を出入可能とする開位置と、前記開口部を閉鎖する閉位置との間を変位可能に構成され、
所定の前記開位置にある前記蓋体の前記閉位置とされる側への変位を規制可能な規制手段を備えていることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、規制手段により蓋体を開位置にて保持しておくことが可能となる。このため、開位置にある蓋体が閉位置側に変位しないように作業者が片手で蓋体を保持しなくても済み、蓋体の保持に気を取られることなく、両手を使用して、より効率的かつ安全に物品を出入することができる。特に、容器に対して出入する物品の数が多い場合(片手だけの1回の出入作業では終わらない場合、さらには、物品の出入の途中で容器から離れる必要がある場合)には、時間効率の向上をより一層図ることができる。また、両手を使用して保持することが好ましい物品を出入する場合や、既に収容された物品を整理しながら物品を収容する場合には、物品をより安全かつスムースに出入することができる。従って、物品を出入する際の作業性の向上等を図ることができる。
【0009】
手段2.前記連結部は、前記開口部の縁部のうち前記容器の前後方向の後側の縁部に対応して設けられ、
略水平方向に延在する設置面に前記容器を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態を維持しつつ、前記閉位置にある前記蓋体を、前記蓋体のうち前記閉位置にある場合の上面が前記設置面に対して略垂直方向に延在する前記所定の開位置となるまで回動変位可能に構成され、当該所定の開位置とされた前記蓋体を前記規制手段により保持可能に構成されていることを特徴とする手段1に記載の容器。
【0010】
手段2によれば、容器を設置面に設置する場合に容器本体の後部を所定の壁部に略当接させた配置としても、蓋体を支障なく開閉させることができる。例えば、開位置とされた蓋体の後端部(上面)が、容器本体の後端部よりも後方に突出する構成のように、容器本体の後部を所定の壁部に略当接させて容器を設置面に設置してしまうと、蓋体を上手く開位置とすることができない、或いは、蓋体を開位置とすることで蓋体が所定の壁部に圧接してしまう(場合によっては、容器本体が傾き、収容された物品が倒れてしまう)等の事態を回避することができる。従って、蓋体の開閉に支障なく容器本体を所定の壁部に略当接させて容器を配置することができ、容器の設置場所のスペース効率を極力良好なものとしつつ、蓋体を開位置とする度に所定の壁部や蓋体等が損傷する等の事態を回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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