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公開番号
2024097224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-18
出願番号
2023000633
出願日
2023-01-05
発明の名称
容器
出願人
三甲株式会社
,
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
21/032 20060101AFI20240710BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】段積みされた上段側の容器を、下段側の容器の隣りの容器の上に移動する作業を容易に行うことが可能な容器を提供する。
【解決手段】本開示の容器10は、上面開口W1を有する箱形をなし、下面の外縁部より内側部分から突出する下面突部12を備える。また、容器10の下面の外縁部には、段積状態で下面突部12との間に第1側壁40を受容する移動規制突部19が、第1水平方向H1の一方側のみに設けられている。さらに、容器10の下面の外縁部には、第1水平方向H1の他方側に、下面突部12との間に1対の第2側壁30を受容する1対のスライドガイド突部70が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上面開口を有する箱形をなして、第1水平方向で対向する1対の第1側壁と、第2水平方向で対向する1対の第2側壁と、下面の外縁部より内側部分から突出する下面突部とを備える容器であって、段積状態で上段側の容器の前記下面突部が、下段側の容器の前記上面開口の内側に嵌合する容器において、
前記下面の外縁部における前記第1水平方向の一方側のみに設けられて、前記段積状態で前記下面突部との間に前記第1側壁を受容する移動規制突部と、
前記下面の外縁部における前記第1水平方向の他方側に設けられて、前記段積状態で前記下面突部との間に前記1対の第2側壁を受容する1対のスライドガイド突部と、を有し、
前記段積状態で、上段側の容器は、前記第1水平方向の一方側を持ち上げられた場合は、下段側の容器上でスライド可能になる一方、他方側が持ち上げられた場合は、前記移動規制突部と前記第1側壁との当接により前記スライドが規制される容器。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記1対のスライドガイド突部は、前記下面の外縁部における前記第1水平方向の他方側のみに設けられている請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第1水平方向の一方側の前記第1側壁の外面は、前記容器の前面をなし、その第1側壁には、横方向の両端部を除く範囲を下端寄り位置まで除去してなる前面開口が形成されている請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
前記1対の第1側壁及び前記1対の第2側壁は、それぞれ底壁の外縁部に一体形成されて起立する土手部と、前記土手部にヒンジ連結されて、前記土手部上で起立すると共に内側に折り畳み可能な側壁本体部とに分割され、
前記前面開口は、前記第1側壁の前記側壁本体部の上端から下端寄り位置に亘って形成されている請求項3に記載の容器。
【請求項5】
各前記第2側壁には、上端から外側に張り出しかつ前記第1水平方向に延びる第1横リブと、上端寄り位置から前記第1横リブより大きく外側に張り出しかつ前記第1水平方向に延びる第2横リブと、上端と上端寄り位置との間で外側に張り出しかつ前記第1水平方向の複数箇所で前記第1横リブと前記第2横リブとの間を連絡する複数の連絡リブと、が備えられ、
前記複数の連絡リブの先端のうち上下方向の途中位置より上側は、上下方向と平行な垂直部をなす一方、前記途中位置より下側は、下方に向かうに従って外側に向かうように傾斜する傾斜部をなし、
前記段積状態で、上段側の容器の前記スライドガイド突部は、下段側の容器における前記複数の連絡リブの前記傾斜部より上方に位置する請求項1又は2に記載の容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、荷物を収容する箱形の容器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の容器として、段積されると下段側の容器の上部が、上段側の容器の下面に備えた枠形の環状溝に嵌合して横ずれが防がれるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭49-144627号(図5,6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、段積みされた上段側の容器を、下段側の容器上からその隣りの別の容器上に移動する作業を求められることがある。しかしながら、上記した従来の容器では、上段側の容器の下面の環状溝から下段側の容器の上部が完全に抜け出る位置まで、上段側の容器を真上に持ち上げてから隣りの容器の上方に移動する必要があり、作業者の負担が大きいことが問題になる。そこで、本願では、そのような作業を容易に行うことが可能な容器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた本開示の容器は、上面開口を有する箱形をなして、第1水平方向で対向する1対の第1側壁と、第2水平方向で対向する1対の第2側壁と、下面の外縁部より内側部分から突出する下面突部とを備える容器であって、段積状態で上段側の容器の前記下面突部が、下段側の容器の前記上面開口の内側に嵌合する容器において、前記下面の外縁部における前記第1水平方向の一方側のみに設けられて、前記段積状態で前記下面突部との間に前記第1側壁を受容する移動規制突部と、前記下面の外縁部における前記第1水平方向の他方側に設けられて、前記段積状態で前記下面突部との間に前記1対の第2側壁を受容する1対のスライドガイド突部と、を有し、前記段積状態で、上段側の容器は、前記第1水平方向の一方側を持ち上げられた場合は、下段側の容器上でスライド可能になる一方、他方側が持ち上げられた場合は、前記移動規制突部と前記第1側壁との当接により前記スライドが規制される容器である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の容器は、下面の外縁部より内側部分から突出する下面突部を備える。そして、段積みされると下段側の容器の上面開口の内側に、上段側の容器の下面突部が嵌合して横ずれが防がれる。ここで、容器の下面の外縁部には、段積状態で下面突部との間に第1側壁を受容する移動規制突部が、第1水平方向の一方側のみに設けられている。これにより、上段側の容器を、第1水平方向の一方側を持ち上げた傾斜姿勢にすれば、下段側の容器上で第1水平方向の一方側にスライドさせることができる。しかも、容器の下面の外縁部には、第1水平方向の他方側に、下面突部との間に下段側の容器の1対の第2側壁を受容する1対のスライドガイド突部が設けられている。これにより、上段側の容器が傾斜姿勢にされたときに、下段側の容器の1対の第2側壁が外側に変形して上段側の容器が下段側の容器の内部に落ち込むような事態が防がれる。これらにより、本開示によれば、段積みされた上段側の容器を、下段側の容器の隣りの容器の上に移動する作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態の容器の斜視図
折畳状態の容器の斜視図
容器の分解斜視図
第2側壁本体の上部の斜視図
容器を下方から見た斜視図
(A)移動規制突部の斜視図,(B)スライドガイド突部の斜視図
段積状態の容器の斜視図
段積状態の容器の断面図
段積状態の容器の断面図
上段の容器の前部が持ち上げられた状態の斜視図
傾斜姿勢でスライドされている容器の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図11を参照して、本開示の一実施形態の容器10について説明する。図1に示すように、本実施形態の容器10は、平面形状が長方形の底壁11と、その底壁11の1対の長辺側の外縁部から起立して第1水平方向H1で対向する1対の第1側壁40と、底壁11の1対の短辺側の外縁部から起立して第2水平方向H2で対向する1対の第2側壁30とを有する。また、第1水平方向H1は、容器10の前後方向でもあり、前後方向の前側に位置する一方の第1側壁40には、前面開口W2が形成されている。さらには、容器10は、図2に示すように折畳可能になっている。先ずは、一方と他方の第1側壁40を区別しないで、容器10全体の構造について説明する。
【0009】
容器10を折畳可能とするために、図3に示すように、1対の第1側壁40は、底壁11から起立する1対の第1土手部41と、それらにヒンジ連結される1対の第1側壁本体42とに分割され、1対の第2側壁30は、底壁11から起立する1対の第2土手部31と、それらにヒンジ連結される1対の第2側壁本体32とに分割されている。また、1対の第1土手部41は、1対の第2土手部31より高くなっている。そして、1対の第2側壁本体32を底壁11上に重ねるように折り畳んでから、それらの上に1対の第1側壁本体42を重ねるように折り畳んで容器10が折畳状態(図2参照)になり、それとは逆の順番で1対の第1側壁本体42と1対の第2側壁本体32とを起こせば組立状態(図1参照)に戻る。以下、特記しない限り、容器10が組立状態であることを前提に説明する。
【0010】
図1に示すように、各第2側壁本体32は、第1水平方向H1で1対の第1側壁本体42の側縁部の間に挟まれる。また、図3に示すように、各第1側壁本体42には、両側縁部から第2側壁本体32側に張り出すサイド突壁43が備えられ、それらサイド突壁43が各第2側壁本体32の側縁部の外面に重なる。さらに、各サイド突壁43には、複数の貫通孔43Aが上下方向に並べて備えられ、それら貫通孔43Aに凹凸係合する複数の突部32Tが第2側壁本体32の各側縁部の外面に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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