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公開番号2024082261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2023205158
出願日2023-12-05
発明の名称供給ユニット及びそのような供給ユニットを備える粉末ステーション
出願人エクセル インダストリー
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05C 19/06 20060101AFI20240612BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】粉末コーティング製品を粉末ステーションに供給するための供給ユニットを提供する。
【解決手段】粉末コーティング製品の粉末ステーション用のこの供給ユニットは、流動化コーティング製品リザーバーと、コーティング製品容器を受容するための支持体と、容器からリザーバーを供給するためのポンプと、リザーバーを受容するための内部容積を画定し、内部容積への接近のための開口部を備えるケーシングと、を含む。支持体は、少なくとも1つの回転軸の周りで、両方向に、ケーシングの内部容積の外側に、アクセス開口部を通って支持体が突出する第1の装填/取り出し位置と、支持体上の定位置にある支持体及び容器がこの内部容積内に含まれる第2のコーティング製品移送位置との間で、回転又は円形状の並進で移動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉末コーティング製品の、粉末ステーション(2)用の供給ユニット(10)であって、前記供給ユニットが、
-流動化コーティング製品リザーバー(102)と、
-コーティング製品の容器(118、119)を受容するための支持体(120)と、 -前記支持体によって担持される前記容器から前記流動化コーティング製品リザーバーを供給するためのポンプ(112)と、
-前記流動化コーティング製品リザーバーを受容するための内部容積(V104)を画定し、この内部容積に接近するための開口部(O104)を備えるケーシング(104)と、
を含み、
前記支持体(120)が、少なくとも1つの回転軸(Z120)周りを、少なくとも
-第1の装填/取り出し位置であって、前記支持体(120)が、前記アクセス開口部(O104)を通して前記ケーシング(104)の前記内部容積(V104)の外側に突出する、第1の装填/取り出し位置と、
-第2のコーティング移送位置であって、前記支持体及び前記支持体上の定位置にある容器(118、119)が、前記ケーシングの前記内部容積に含まれている、第2のコーティング移送位置と、
の間で両方向(R1、R2)に、回転又は円形状の並進で移動可能であることを特徴とする、
供給ユニット。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記回転軸(Z120)が垂直であることを特徴とする、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項3】
前記回転軸(Z120)が部分的に、前記ケーシング(104)の前記内部容積(V104)内に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の供給ユニット。
【請求項4】
前記支持体(120)が、振動テーブル(121)を備えていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の供給ユニット。
【請求項5】
前記支持体(120)がその第1の位置及び第2の位置の一方から、前記流動化コーティング製品リザーバー(102)を排出するための第3の位置へ、及びその逆に、前記第3の位置からその第1の位置及び第2の位置の一方へ、回転又は円形状の並進で移動可能であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の供給ユニット。
【請求項6】
前記支持体の前記第3の位置において、前記コーティング製品容器(118、119)が、前記流動化コーティング製品リザーバー(102)の下に配置されることを特徴とする、請求項5に記載の供給ユニット。
【請求項7】
前記支持体(120)の第1の位置と第2の位置との間の回転角度(α)が、100°~180°であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の供給ユニット。
【請求項8】
前記支持体(120)の前記第1の位置と前記第2の位置との間の回転角度(α)が、120°~160°であることを特徴とする、請求項7に記載の供給ユニット。
【請求項9】
前記支持体(120)の前記第1の位置と前記第2の位置との間の回転角度(α)が、約135°であることを特徴とする、請求項8に記載の供給ユニット。
【請求項10】
前記支持体(120)の前記第1の位置と前記第3の位置との間の回転角度(β)が、70°~110°であることを特徴とする、請求項7に記載の供給ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末コーティング製品を粉末ステーションに供給するための供給ユニットに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
本発明の技術分野は、1つ以上の噴霧器が、コーティングされるべき物体上に粉末コーティング製品を投射する、粉末ステーション又は設備の技術分野である。この噴霧器又はこれらの噴霧器は、手動又は自動であってもよく、その場合、それらは多軸又は往復ロボットによって有利に動かされる。
【0003】
このタイプのステーションでは、粉末ステーション、より具体的には、その噴霧器に粉末コーティング製品を供給するためのユニット又は中央ユニットを設けることが知られている。そのようなユニットは一般に、スプレーブースの近傍に設置され、流動化コーティング製品リザーバーが配置される内部容積を画定する、ケーシング又はエンベロープを備える。この流動化されたコーティング製品リザーバーは、粉末コーティング製品を支持体、例えば、振動テーブル上に配置された容器内に引き込むポンプによって供給される。
【背景技術】
【0004】
従来技術の供給ユニットは、US2019/314836A1、US7074274B1、US7325750B2及びUS2007/235558A1から知られている。
【発明の概要】
【0005】
粉末コーティング製品はしばしば、20キログラム(kg)以上のオーダーの質量を有するカートン又はバッグに包装されて入手可能である。作業日の間に、粉末で満たされた幾つかの容器は、ケーシングの内部容積内で、流動化コーティング製品リザーバーの近くの限定された空間内で、支持体上に連続的に装填されなければならない。容器が完全に又は部分的に空にされたとき、例えば、噴霧されるコーティング製品の色が変更される場合、別の容器が取り付けられることを可能にするために、容器は支持体から取り出され、この限定された空間から除去されなければならない。コーティング製品の粉末ステーション消費に応じて、支持体上へのコーティング製品容器の装填/取り出し(loading/unloading)作業は、8時間のシフトで最大10回発生しうる。これらの動作は限られた空間内で行われ、これは作業者の疲労及び筋骨格障害の増加につながる可能性が高い。
【0006】
特に、これらの問題こそが、本発明が粉末コーティングステーション用の新しい供給ユニットを提案することにより、粉末コーティング製品をより装填し易くすることで解決しようとするものである。
【0007】
この目的のために、本発明は粉末コーティングステーション供給ユニットに関し、この供給ユニットは、流動化コーティング製品リザーバーと、コーティング製品容器を受容するための支持体と、支持体によって担持される容器から流動化コーティング製品リザーバーを供給するためのポンプと、流動化コーティング製品リザーバーを受容するための内部容積を画定し、この内部容積へのアクセス開口部を備えるケーシングと、を含む。本発明によれば、支持体は少なくとも1つの軸の周りで、少なくとも
-第1の装填/取り出し位置であって、支持体が、アクセス開口部を通してケーシングの内部容積の外側に突出する位置と、
-第2のコーティング移送位置であって、支持体及び支持体上の定位置にある容器が、ケーシングの内部容積に含まれている位置と、
の間で両方向に、回転又は円形状の並進で移動可能である。
【0008】
本発明のおかげで、支持体の回転又は円形状の並進によって、支持体を第1の位置に移動させることができ、この位置では、支持体がケーシングの外部に突出するので、作業者が容易に接近することができ、したがって、粉末コーティング製品が充填された容器による支持体の装填が容易になる。これにより、作業者は、コーティング製品容器を供給ユニット内に運ぶ必要がなくなる。これにより、作業者の疲労が大幅に軽減され、筋骨格障害が防止される。容器が支持体から取り出されなければならないとき、すなわちこの容器が、空であるか、又は粉末コーティング製品で部分的に満たされているとき、特に色の変更のときに、同じ利点がもたらされる。第2の位置では、支持体及びこの支持体上の定位置にある容器が、ケーシングの内部容積内に正確に配置され、その結果、ポンプはコーティング製品を容器内に引き込むことができる。支持体及び容器は、ケーシングの内部容積に含まれるので、供給ユニットの近傍における作業者又は搬送カートの通過を妨げず、粉末ステーションの安全性を向上させる。支持体をその2つの位置の間で変位させるために実施される回転又は円形状の並進は、ケーシングの外側の空間を妨げない、単純で十分に制御された移動であるという利点を提示する。
【0009】
本発明の有利であるが必須ではない態様によれば、そのような供給ユニットは、任意の技術的に許容される組み合わせでとられる以下の特徴の1つ以上を組み込むことができる:
-回転軸は垂直であり、好ましくは、部分的に、ケーシングの内部容積内に配置される。
-支持体は振動テーブルを備えている。
-支持体はその第1の位置及び第2の位置の一方から、流動化コーティング製品リザーバーを排出するための第3の位置へ、その逆に、第3の位置からその第1の位置及び第2の位置の一方へ、回転又は円形状の並進で移動可能である。
-支持体の第3の位置において、コーティング製品容器は、流動化コーティング製品リザーバーの下に配置される。
-第1の位置と第2の位置との間の支持体の回転角度は、100°~180°、好ましくは120°~160°、より好ましくは約135°である。好ましくは、その第1の位置と第3の位置との間の支持体の回転角度は、70°~110°、好ましくは80°~100°、更により好ましくは約90°である。
-容器には、支持体がその第2の位置にあるときに、コーティング製品吸引パイプを通過させるための管が設けられたカバーが取り付けられ、一方、この管は、支持体がその第3の位置にあるときに、流動化コーティング製品リザーバドレーンの開口部の下に配置される。
-支持体は、支持体をその第1の位置と第2の位置との間、場合によってはこれらの第1の位置と第2の位置と第3の位置との間で回転移動させるための、少なくとも1つのハンドルを備える。
-支持体は、トレイタイプの容器、特にコーティング製品のバッグ用の剛性トレイ、又はカートンタイプの容器を受容するように構成される。
【0010】
第2の態様によれば、本発明は、スプレーブース内に設置され、上述の供給ユニットによってコーティング製品が供給される、少なくとも1つの粉末コーティング製品噴霧器を備える粉末ステーションに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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