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公開番号2024090546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206520
出願日2022-12-23
発明の名称塗装物品の製造方法
出願人株式会社LIXIL,日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05D 1/36 20060101AFI20240627BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】優れた撥水性および防汚性を示し、かつ、これらの性能の耐久性に優れる塗装物品を提供する。
【解決手段】有機基材の表面に、プライマーを付与する工程と、前記プライマーが付与された前記有機基材の表面に、撥水防汚剤を付与する工程と、前記有機基材の表面に、前記プライマーおよび前記撥水防汚剤を固定する工程と、を備え、前記プライマーは、水酸基含有樹脂と、ポリイソシアネート化合物と、を含み、前記撥水防汚剤は、一方の末端にイソシアネート基と反応し得る反応性基を有し、他方の末端にイソシアネート基に対して非反応性の疎水性基を有する、ポリシロキサン化合物を含み、前記固定する工程では、前記ポリイソシアネート化合物が有するイソシアネート基と、前記水酸基含有樹脂が有する水酸基および前記ポリシロキサン化合物が有する前記反応性基と、が反応する、塗装物品の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
有機基材の表面に、プライマーを付与する工程と、
前記プライマーが付与された前記有機基材の表面に、撥水防汚剤を付与する工程と、
前記有機基材の表面に、前記プライマーおよび前記撥水防汚剤を固定する工程と、を備え、
前記プライマーは、水酸基含有樹脂と、ポリイソシアネート化合物と、を含み、
前記撥水防汚剤は、一方の末端にイソシアネート基と反応し得る反応性基を有し、他方の末端にイソシアネート基に対して非反応性の疎水性基を有する、ポリシロキサン化合物を含み、
前記固定する工程では、前記ポリイソシアネート化合物が有するイソシアネート基と、前記水酸基含有樹脂が有する水酸基および前記ポリシロキサン化合物が有する前記反応性基と、が反応する、塗装物品の製造方法。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記ポリイソシアネート化合物が有するイソシアネート基と前記水酸基含有樹脂が有する水酸基との当量比:NCO/OHは、1.0超である、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項3】
前記反応性基は、水酸基およびアミノ基の少なくとも一方である、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項4】
前記ポリシロキサン化合物は、前記一方の末端に2以上の前記反応性基を有する、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項5】
前記ポリイソシアネート化合物は、芳香族炭化水素基を有する、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項6】
前記水酸基含有樹脂は、220mgKOH/g以上600mgKOH/g以下の水酸基価を有する、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項7】
前記プライマーおよび前記撥水防汚剤の少なくとも一方は、さらに、抗菌剤および抗ウイルス剤の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項8】
前記水酸基含有樹脂は、水酸基含有ポリエステル樹脂を含む、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項9】
前記有機基材は、繊維強化プラスチックを含む、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。
【請求項10】
前記有機基材は、住宅設備に用いられる部材および建築物に用いられる部材の少なくとも一方の少なくとも一部を形成する有機基材であり、
前記住宅設備に用いられる部材は、浴槽、浴室の壁、浴室のカウンターおよび洗面化粧台よりなる群から選択される少なくとも1つであり、
前記建築物に用いられる部材は、サイディング材およびカーポートの少なくとも一方である、請求項1に記載の塗装物品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリシロキサン化合物を含む撥水防汚剤が知られている。例えば、特許文献1は、両末端反応型シリコーンオイルを含むコーティング剤を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4698541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のコーティング剤による撥水防汚性は低下し易い。
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、優れた撥水性および防汚性を示し、かつ、これらの性能の耐久性に優れる塗装物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は下記態様を提供する。
[1]
有機基材の表面に、プライマーを付与する工程と、
前記プライマーが付与された前記有機基材の表面に、撥水防汚剤を付与する工程と、
前記有機基材の表面に、前記プライマーおよび前記撥水防汚剤を固定する工程と、を備え、
前記プライマーは、水酸基含有樹脂と、ポリイソシアネート化合物と、を含み、
前記撥水防汚剤は、一方の末端にイソシアネート基と反応し得る反応性基を有し、他方の末端にイソシアネート基に対して非反応性の疎水性基を有する、ポリシロキサン化合物を含み、
前記固定する工程では、前記ポリイソシアネート化合物が有するイソシアネート基と、前記水酸基含有樹脂が有する水酸基および前記ポリシロキサン化合物が有する前記反応性基と、が反応する、塗装物品の製造方法。
【0007】
[2]
前記ポリイソシアネート化合物が有するイソシアネート基と前記水酸基含有樹脂が有する水酸基との当量比:NCO/OHは、1.0超である、上記の[1]に記載の表面処理剤。
【0008】
[3]
前記反応性基は、水酸基およびアミノ基の少なくとも一方である、上記の[1]に記載の表面処理剤。
【0009】
[4]
前記ポリシロキサン化合物は、前記一方の末端に2以上の前記反応性基を有する、上記の[1]に記載の表面処理剤。
【0010】
[5]
前記ポリイソシアネート化合物は、芳香族炭化水素基を有する、上記の[1]に記載の表面処理剤。
(【0011】以降は省略されています)

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