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公開番号2024085622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200228
出願日2022-12-15
発明の名称塗装装置および塗装方法
出願人株式会社大気社,トヨタ車体株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類B05B 5/025 20060101AFI20240620BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】被塗物および導電体の位置のずれが塗装品質に影響しにくい塗装装置および塗装方法を実現する。
【解決手段】電気抵抗率が20MΩ・cm以下である塗料を電場の作用によって霧化する塗装装置1Aであって、電圧が印加されているノズル21と、塗料が流通する流通路23と、供給される電流を測定する測定部42と、測定部の測定値に基づいてノズル21に印加される電圧を制御する制御部5と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気抵抗率が20MΩ・cm以下である塗料を電場の作用によって霧化する塗装装置であって、
電圧が印加されているノズルと、
前記塗料が流通する流通路と、
供給される電流を測定する測定部と、
前記測定部の測定値に基づいて前記ノズルに印加される電圧を制御する制御部と、を備える塗装装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記流通路の少なくとも一部が螺旋状である請求項1に記載の塗装装置。
【請求項3】
前記流通路の少なくとも一部の内径が0.8mm以上1.0mm以下である請求項1に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記ノズルの接地抵抗が25GΩ以上である請求項2または3に記載の塗装装置。
【請求項5】
前記測定部が、前記流通路を流れる電流をさらに測定する請求項1に記載の塗装装置。
【請求項6】
電気抵抗率が20MΩ・cm以下である塗料を電場の作用によって霧化する塗装方法であって、
供給される電流を測定することと、
前記電流の測定値に基づいて、前記塗料を吐出するノズルに印加される電圧を制御することと、を含む塗装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置および塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
静電霧化塗装は、帯電したノズルと当該ノズルに対向して設けられる導電体との間に形成される電場の作用によって塗料を微細な液滴にして、これを被塗物に噴霧する塗装方法である。
【0003】
たとえば特開2018-8253号公報(特許文献1)には、静電塗装方式の塗装を行う際に用いられる静電噴霧装置が開示されている。特許文献1の静電噴霧装置によれば、液体の噴霧方向によらず、各ノズルからの液体の噴霧量のばらつきを低減することができる。
【0004】
静電霧化塗装において均一な塗装を実現するためには、塗料粒子の粒径を均一化することが有効であり、そのためにはノズルと導電体との間に形成される電場が均一になるようにノズルを制御する必要がある。電場の強さは正負両極間の距離と印加電圧との関数であるので、ノズルと導電体との距離に応じてノズルに印加される電圧を制御すれば、電場の強さを一定に保つことができる。典型的には、産業用ロボットの先端に装着されたノズルを被塗物の形状に沿ってあらかじめ設定された経路で動かしながら、当該経路上の各点におけるノズルと導電体との距離に応じてノズルに印加される電圧を制御することによって、塗料の粒径を均一化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-8253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、被塗物および導電体が予定された位置にない場合は、上記の制御にずれが生じることになる。たとえば、被塗物および導電体が、予定された位置に比べてノズルの経路に遠い位置にある場合は、ノズルと導電体の距離の割に低い電圧が印加されることになり、電場の強さが予定より弱くなる。すなわち、被塗物および導電体の位置のずれが、塗料の粒径の均一化を阻害し、ひいては塗装品質の低下を招く場合があった。
【0007】
そこで、被塗物および導電体の位置のずれが塗装品質に影響しにくい塗装装置および塗装方法の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る塗装装置は、電気抵抗率が20MΩ・cm以下である塗料を電場の作用によって霧化する塗装装置であって、電圧が印加されているノズルと、前記塗料が流通する流通路と、供給される電流を測定する測定部と、前記測定部の測定値に基づいて前記ノズルに印加される電圧を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る塗装方法は、電気抵抗率が20MΩ・cm以下である塗料を電場の作用によって霧化する塗装方法であって、供給される電流を測定することと、前記電流の測定値に基づいて、前記塗料を吐出するノズルに印加される電圧を制御することと、を含むことを特徴とする。
【0010】
これらの構成によれば、電流の測定およびこれに基づく電圧の制御を通じて、ノズルと導電体との相対位置関係のずれに起因する電場の不均一を抑制できる。そのため、被塗物および導電体の位置のずれが塗装品質に影響しにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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