TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024084125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2023197628
出願日2023-11-21
発明の名称エアゾールキャップ及びエアゾール製品
出願人フマキラー株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B05B 9/04 20060101AFI20240617BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】内容物の到達距離や内容物の噴射時の勢いを増大させる。
【解決手段】エアゾールキャップ1は、ノズル3と、内容物の到達距離を延長する到達距離延長構造4とを備えている。到達距離延長構造4は、ノズル3の下流側に形成された合流空間46と、ノズル3の外側の空気を合流空間46へ導く外気導入路43とを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液化ガスを含む噴射剤を少なくとも含んだ内容物を収容したエアゾール容器に取り付けられるエアゾールキャップにおいて、
前記内容物を噴射するノズルと、
前記ノズルから噴射された前記内容物の到達距離を延長する到達距離延長構造とを備え、
前記到達距離延長構造は、前記ノズルの噴射方向下流端よりも下流側に形成された合流空間と、前記ノズルの外側を前記ノズルの下流端よりも上流側から前記合流空間まで延びるように形成され、前記ノズルの外側の空気を前記合流空間へ導く外気導入路と、を有することを特徴とするエアゾールキャップ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエアゾールキャップにおいて、
前記外気導入路は、前記内容物の噴射方向に対して略平行な方向で前記外気を前記合流空間に導入するように構成されていることを特徴とするエアゾールキャップ。
【請求項3】
請求項2に記載のエアゾールキャップにおいて、
前記ノズルは筒状に形成され、
前記到達距離延長構造は、前記ノズルの噴射方向下流端の外周を少なくとも覆う外筒部を備え、
前記外気導入路は、前記ノズルの外周面と、前記外筒部の内周面と、の間に形成されていることを特徴とするエアゾールキャップ。
【請求項4】
請求項3に記載のエアゾールキャップにおいて、
前記外筒部の空気流れ方向上流端は、前記ノズルの噴射方向中間部に位置するとともに当該中間部で開放されており、
前記外気導入路は、前記ノズルの外周面に沿って噴射方向下流端まで延びていることを特徴とするエアゾールキャップ。
【請求項5】
請求項3に記載のエアゾールキャップにおいて、
前記ノズルの噴射方向下流端を通り噴射方向に直交する断面において、前記外筒部の内周面で囲まれた領域の断面積が、前記ノズルの開口の断面積の12倍未満であることを特徴とするエアゾールキャップ。
【請求項6】
請求項1に記載のエアゾールキャップと、
前記エアゾールキャップが取り付けられたエアゾール容器とを備えていることを特徴とするエアゾール製品。
【請求項7】
請求項6に記載のエアゾール製品において、
前記内容物は、殺虫成分を含むことを特徴とするエアゾール製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エアゾール容器に取り付けられるエアゾールキャップ及びそのエアゾールキャップを備えたエアゾール製品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、例えば殺虫剤などに用いられるエアゾール製品においては、噴射ノズルの内部形状や、ノズル開口形状等を工夫することにより、噴射性状の改善・最適化が試みられてきた。しかしながら、単にノズル内部や開口等の形状を工夫することによる噴射性状の改善にも限界がある。
【0003】
この点、特許文献1は、第1噴出口から噴霧される液に外気を混合する混合室を備えた構成を開示している。特許文献1の構成によれば、窒素ガスを用いたエアゾールにおいて噴霧を微細化できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-169759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、窒素ガス等の圧縮ガスを噴射剤として用いて内容物を微粒化するための構造を有するエアゾールは、噴霧口から近い距離でふんわりと優しく噴霧する用途に適しており、一般的には化粧品などで採用されている。特許文献1もこのような用途を想定していると考えられる。
【0006】
一方で、例えば殺虫剤エアゾールなどにおいては、強くて安定した噴射力が要求されるため、噴射剤としては一般的に液化ガスが用いられている。液化ガスを噴射剤として用いる場合は、特許文献1のように噴霧を微細化する構成は不要である。
【0007】
ところでこのような殺虫剤エアゾールなどにおいては、ある程度離れた所にいる害虫を駆除するため、遠くまで内容物を到達させたい場合があり、内容物の到達距離や内容物の噴射時の勢いが求められる場合がある。従ってこのような用途においては、内容物の到達距離や内容物の噴射時の勢いを増大させることが可能な構成が求められる。
【0008】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、内容物の到達距離や内容物の噴射時の勢いを増大させることが可能なエアゾールキャップ及びエアゾール製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の一態様は、液化ガスを含む噴射剤を少なくとも含んだ内容物を収容したエアゾール容器に取り付けられるエアゾールキャップを前提とすることができる。エアゾールキャップは、前記内容物を噴射するノズルと、前記ノズルから噴射された前記内容物の到達距離を延長する到達距離延長構造とを備えている。前記到達距離延長構造は、前記ノズルの噴射方向下流端よりも下流側に形成された合流空間と、前記ノズルの外側を前記ノズルの下流端よりも上流側から前記合流空間まで延びるように形成され、前記ノズルの外側の空気を前記合流空間へ導く外気導入路と、を有するように構成できる。
【0010】
この構成によれば、内容物はノズルを流通して合流空間に達する。一方、ノズルの外側の空気(外気)は外気導入路を流通して合流空間に達する。合流空間では内容物が噴射剤によって勢いよく噴射されているので、外気導入路内の外気はその勢いによって合流空間に引き込まれて内容物と合流する。これにより、エアゾールキャップから噴射される内容物の勢いが増すので、外気を混合しない場合に比べて内容物の到達距離が延びる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
微細霧発生装置
今日
ベック株式会社
被膜形成方法
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
25日前
ベック株式会社
被膜形成方法
3か月前
株式会社リコー
塗工装置
1か月前
三菱製紙株式会社
液体塗布装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
塗工装置
25日前
株式会社山水
鋼材塗装方法
6日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
関西ペイント株式会社
複層塗膜形成方法
1か月前
個人
塗装用ハケ
5日前
御崎コンベヤー株式会社
液体塗布装置
2か月前
株式会社リコー
塗布装置
1か月前
個人
室内空間環境制御方法
13日前
株式会社オンテックス
木目調塗装用刷毛
2か月前
東洋製罐株式会社
成形品確認装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
シール材塗布装置
1か月前
株式会社三和技巧
塗装装置
2か月前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
1か月前
株式会社ニチリン
塗布装置
1か月前
有限会社ガリュー
噴射ノズル
3か月前
近畿日本鉄道株式会社
エア噴射ノズル
1か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ装置
28日前
理想科学工業株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社リコー
塗装システムおよび塗装方法
今日
兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
1か月前
株式会社吉野工業所
蓄圧式吐出具
1か月前
ヤマホ工業株式会社
伸縮式散布杆
1か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
積層塗膜形成方法
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
2か月前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
1か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法及び積層構造
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出具
1か月前
続きを見る