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公開番号2024077647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189715
出願日2022-11-29
発明の名称動力作業機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240603BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】導光棒の始端面から終端面までの光量のロスを抑制し、照射領域を明るく照らすことができる動力作業機が必要とされている。
【解決手段】動力作業機1は、本体ハウジング11に収容されるLED31を有する。動力作業機1は、LED31に対向する第1始端面32aを備え、かつ第1始端面32aから入射された光を第1終端面32cまで導いて第1終端面32cから光を照射させる第1導光棒32を有する。動力作業機1は、LED31に対向する第2始端面35aを備え、かつ第2始端面35aから入射された光を第2終端面35cまで導いて第2終端面35cから光を照射させる第2導光棒35を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
動力作業機であって、
本体ハウジングに収容される光源と、
前記光源に対向する第1始端面を備え、かつ前記第1始端面から入射された光を第1終端面まで導いて前記第1終端面から光を照射させる第1導光棒と、
前記光源に対向する第2始端面を備え、かつ前記第2始端面から入射された光を第2終端面まで導いて前記第2終端面から光を照射させる第2導光棒を有する動力作業機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の動力作業機であって、
前記第1導光棒と前記第2導光棒の少なくとも1つは、全長に渡って柱状であり、かつ少なくとも一部が湾曲状である湾曲部を含む動力作業機。
【請求項3】
請求項2に記載の動力作業機であって、
前記本体ハウジングは、電動モータを収容するように筒状であり、
前記第1導光棒または前記第2導光棒の前記湾曲部は、前記本体ハウジングの内周面に沿って周方向に延びる動力作業機。
【請求項4】
請求項2または3に記載の動力作業機であって、
前記本体ハウジングに収容された電動モータを有し、
前記第1導光棒または前記第2導光棒の前記湾曲部は、前記電動モータのモータ軸線と直交する仮想平面に沿って湾曲する第1湾曲部と、前記仮想平面から前記モータ軸線に沿った方向に湾曲する第2湾曲部を含む動力作業機。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1つに記載の動力作業機であって、
前記第1導光棒または前記第2導光棒は、前記本体ハウジングに取付けられる取付座を有し、
前記取付座は、前記湾曲部の外周湾曲面から離間した前記湾曲部の側面に設けられる動力作業機。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の動力作業機であって、
前記光源を含む光源装置の光発射端面と、前記第1導光棒の前記第1始端面との間に第1スペースが設けられ、
前記光源装置の前記光発射端面と、前記第2導光棒の前記第2始端面との間に第2スペースが設けられている動力作業機。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1つに記載の動力作業機であって、
前記本体ハウジングは、相互に組付けられる第1ハウジングと第2ハウジングを含み、
前記光源は前記第1ハウジングに取付けられ、前記第1導光棒と前記第2導光棒は前記第2ハウジングに取付けられる動力作業機。
【請求項8】
請求項7に記載の動力作業機であって、
前記第1ハウジングには、電源と、前記電源から延出する配線と、前記配線に接続される前記光源が取付けられ、
前記第2ハウジングには、前記配線に接続される電気部品が設けられていない動力作業機。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1つに記載の動力作業機であって、
前記本体ハウジングに収容される電動モータと、
前記電動モータから延出する出力軸と、
前記出力軸によって回転して前記電動モータを冷却する風を生じる冷却ファンを有し、
前記電動モータと前記冷却ファンの間でかつ前記本体ハウジング内に、前記光源が配設される動力作業機。
【請求項10】
請求項9に記載の動力作業機であって、
前記冷却ファンと対向する前記本体ハウジングの内周面には、前記冷却ファンを越えて延出する溝が設けられ、前記溝に前記第1導光棒または/および前記第2導光棒が挿通される動力作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被加工材の切削加工に用いられる動力作業機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えばルータやトリマ(英語表記:Laminate Trimmer)と称される動力作業機は、主として木材等の被加工材に端縁加工や溝切り加工等の切削加工を行う際に用いられる。この種の動力作業機は、駆動源としての電動モータと、電動モータの駆動力によって回転する出力軸と、被加工材の上面に当接されるベースを有する。出力軸は、電動モータの下方からベースの下面に対して鉛直方向に延出する。出力軸の先端に取付けた刃具を、ベースから下方に突き出させた状態で出力軸回りに回転させつつ被加工材の端縁や上面等に押し付ける。これにより被加工材の切削加工を行うことができる。
【0003】
動力作業機は、被加工材に切り込まれる刃具の先端の視認性や、被加工材に描かれたスミ線と刃具の先端との位置合わせをする際の視認性を向上するために照明装置を備えている。特許文献1には、LEDを備えた2組の照明装置を有する動力作業機が開示されている。各照明装置は、それぞれユニット化されており、電動モータを収容するハウジング内に設けられる。各照明装置は、上方から下方のベースへ向けて刃具が下降して切り込まれる領域を照射する。各照明装置は、互いに離間した位置、例えば出力軸に対して左右対称に所定距離離れた位置に設けられる。
【0004】
引用文献1に記載されるように従来の動力作業機に設けられるユニット化された照明装置は、LEDを1つずつ備える必要があった。しかも各照明装置は、硬質の合成樹脂等を用いてユニット化されている。そのため各照明装置の形状を大きく変更することが難しい。したがって、例えば動力作業機のコンパクト化が求められてハウジング内のスペースを小さくする際、2つの照明装置を狭小なスペースに合わせて形状を変更することは困難であった。
【0005】
引用文献2には、軟質のアクリル樹脂製の導光棒を用いて1つのLEDの照射光を照射領域へ導光する構造が開示されている。LEDは、導光棒の1つの先端面(始端面)に向けて発光する。導光棒は、延出する途中で複数本の分岐導光棒に枝分かれする。分岐導光棒の各終端面は、例えば被加工材と当接する先端工具の先端周辺を照射する。LEDを1つ設けるだけで良く、導光棒の形状を例えばハウジングの外形に沿った形状に変更可能である。
【0006】
しかしながら引用文献2に記載される導光棒の場合、特に枝分かれ部分において光量のロスが多く、各終端面における照射光の光量が低減してしまう場合があった。導光棒を単にY字状に分岐する場合、分岐の付け根部分から導光棒の外へ光が漏出してしまう。一方、分岐部分での光量のロスを抑制しようとする場合、分岐部分の周囲の形状が複雑になり、導光棒を形成する金型の形状も複雑になる。そのためコストアップに繋がってしまう。また、複雑な形状の導光棒を工具本体に取り付けるためには所定のスペースが必要であり、例えばハウジング内の限られたスペースに収容することが難しい。そのため、動力作業機のさらなるコンパクト化のために改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-337073号公報
特開2011-167796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって導光棒の始端面から終端面までの光量のロスを抑制し、照射領域を明るく照らすことができる動力作業機が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一つの特徴によると動力作業機は、本体ハウジングに収容される光源を有する。動力作業機は、光源に対向する第1始端面を備え、かつ第1始端面から入射された光を第1終端面まで導いて第1終端面から光を照射させる第1導光棒を有する。動力作業機は、光源に対向する第2始端面を備え、かつ第2始端面から入射された光を第2終端面まで導いて第2終端面から光を照射させる第2導光棒を有する。
【0010】
したがって光源の発光は、第1始端面から第1導光棒内に直接進入し、かつ第2始端面から第2導光棒内に直接進入する。第1導光棒は、受光面である第1始端面から発光面である第1終端面まで枝分かれすることなく設けられる。第2導光棒は、受光面である第2始端面から発光面である第2終端面まで枝分かれすることなく設けられる。これにより第1始端面から第1終端面までの光量のロスを抑制でき、かつ第2始端面から第2終端面までの光量のロスを抑制できる。しかも第1終端面と第2終端面の2箇所から照射領域を照射できる。かくして第1導光棒および第2導光棒を通る光量のロスを抑制できかつ照射領域を明るく照らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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