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公開番号2024120301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027005
出願日2023-02-24
発明の名称電動工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240829BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】電動工具において先端工具に回転動力を伝達する回転シャフトの回転をロック可能なロック機構に関する改良を提供する。
【解決手段】電動工具は、ハウジングと、モータと、回転シャフトと、回転シャフトに対してロック位置とアンロック位置との間で移動可能な第1ロック部材と、ロック位置とアンロック位置との間で回動可能に第1ロック部材に連結された第2ロック部材とを備える。第1ロック部材は、第1ロック部材がロック位置にあるときに回転シャフトに係合することで、ハウジングに対する回転シャフトの回転をロックするように構成されたシャフト係合部を備える。第2ロック部材は、第1ロック部材がロック位置にあり、且つ、第2ロック部材がロック位置にあるときにハウジングに係合することで、第1ロック部材及び第2ロック部材の移動を規制するように構成されたハウジング係合部を備える。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容されたモータと、
前記ハウジングに対して第1の軸周りに回転可能に支持され、前記モータの回転動力を先端工具に伝達するように構成された回転シャフトと、
前記回転シャフトに対してロック位置とアンロック位置との間で移動可能な第1ロック部材であって、シャフト係合部を備えた第1ロック部材と、
第2の軸周りにロック位置とアンロック位置との間で回動可能に前記第1ロック部材に連結された第2ロック部材であって、ハウジング係合部を備えた第2ロック部材とを備え、
前記シャフト係合部は、前記第1ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記回転シャフトに係合することで、前記ハウジングに対する前記回転シャフトの回転をロックするように構成されており、
前記ハウジング係合部は、前記第1ロック部材が前記ロック位置にあり、且つ、前記第2ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記ハウジングに係合することで、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の移動を規制するように構成されていることを特徴とする電動工具。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動工具であって、
前記ハウジングは、第1突起を備え、
前記ハウジング係合部は、前記第1突起を受け入れ可能な凹部を有し、前記第2ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記凹部内に配置された前記第1突起と係合するように構成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項3】
請求項2に記載の電動工具であって、
前記電動工具には、前記第2の軸が実質的に水平方向に延び、前記先端工具が加工材を加工可能な第1姿勢が規定されており、
前記第2ロック部材は、前記電動工具が前記第1姿勢に配置されるのに応じて、前記第2ロック部材の質量によって、前記ロック位置から前記アンロック位置へ、前記第2の軸周りの第1方向に回動するように構成されており、
前記凹部は、前記第2ロック部材のうち前記1方向とは逆の第2方向側の端に形成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項4】
請求項3に記載の電動工具であって、
前記先端工具を取り外し可能に保持するように構成された工具装着部であって、前記回転シャフトに動作可能に連結され、前記モータの前記回転動力により回転駆動されるように構成された工具装着部を更に備え、
前記電動工具には、前記第2の軸が実質的に鉛直方向に延び、且つ、前記工具装着部が前記鉛直方向において上向きとなる第2姿勢が規定されており、
前記第2ロック部材は、少なくとも、前記電動工具が前記第2姿勢から前記第1姿勢に変位されるのに応じて、前記第2ロック部材の質量によって、前記ロック位置から前記アンロック位置へ回動するように構成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の電動工具であって、
前記第2ロック部材は、鋼製であることを特徴とする電動工具。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載の電動工具であって、
前記第1ロック部材を前記アンロック位置に向けて付勢する付勢部材を更に備えた電動工具。
【請求項7】
請求項4に直接的又は間接的に従属する請求項6に記載の電動工具であって、
前記付勢部材の付勢力は、前記電動工具が前記第2姿勢にあるときには前記第2ロック部材を前記ロック位置で保持し、前記電動工具が前記第1姿勢に配置されるのに応じて、前記第2ロック部材の前記質量によって、前記第2ロック部材が前記第1方向に回動するのを許容するように設定されていることを特徴とする電動工具。
【請求項8】
請求項2、又は、請求項2に直接的又は間接的に従属する請求項3~7の何れか1つに記載の電動工具であって、
前記第1突起は、前記第1ロック部材に動作可能に係合しており、前記ロック位置と前記アンロック位置との間の前記第1ロック部材の移動を案内するように構成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1つに記載の電動工具であって、
前記ハウジングは、第2突起を備え、
前記第2突起は、前記第1ロック部材が前記ロック位置と前記アンロック位置との間で移動するときに、前記第2ロック部材に当接して前記第2ロック部材の移動を案内するように構成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項10】
請求項8に従属する請求項9に記載の電動工具であって、
前記第1ロック部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置の間で直線状に移動可能であって、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記第1ロック部材の移動方向に直交する方向において、前記第2ロック部材の両側に夫々配置されており、前記第1ロック部材が前記ロック位置と前記アンロック位置との間で移動するとき、前記第2ロック部材に当接して、前記第2ロック部材の回動を規制しつつ、前記第1ロック部材と一体的に直線状に移動するように案内することを特徴とする電動工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、先端工具に回転動力を伝達する回転シャフトのロック機構を備えた電動工具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
先端工具を回転駆動するように構成された電動工具には、先端工具の取外し/取付けを容易とするために、先端工具に回転動力を伝達する回転シャフトの回転をロック可能なロック機構を備えるものがある。例えば、特許文献1は、ロック位置においてモータシャフトに係合することで、モータシャフトを回転不能にロック可能なロック部材を備えた携帯用マルノコを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―189373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の携帯用マルノコのロック部材は、圧縮バネによって、アンロック位置に向けて付勢されている。よって、使用者は、ロック部材をロック位置で保持するために、片方の手で圧縮バネの付勢力に抗してロック部材を押し続ける必要がある。よって、使用者は両手で先端工具の取外し/取付けを行うことができない。
【0005】
本開示は、電動工具において先端工具に回転動力を伝達する回転シャフトの回転をロック可能なロック機構に関する改良を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の非限定的な一態様によれば、ハウジングと、モータと、回転シャフトと、第1ロック部材と、第2ロック部材とを備えた電動工具が提供される。モータは、ハウジングに収容されている。回転シャフトは、ハウジングに対して第1の軸周りに回転可能に支持されている。回転シャフトは、モータの回転動力を先端工具に伝達するように構成されている。第1ロック部材は、回転シャフトに対してロック位置とアンロック位置との間で移動可能である。第1ロック部材は、シャフト係合部を備える。第2ロック部材は、第2の軸周りにロック位置とアンロック位置との間で回動可能に第1ロック部材に連結されている。第2ロック部材は、ハウジング係合部を備える。シャフト係合部は、第1ロック部材がロック位置にあるときに回転シャフトに係合することで、ハウジングに対する回転シャフトの回転をロックするように構成されている。ハウジング係合部は、第1ロック部材がロック位置にあり、且つ、第2ロック部材がロック位置にあるときにハウジングに係合することで、第1ロック部材及び第2ロック部材の移動を規制するように構成されている。
【0007】
本態様に係る電動工具の使用者は、第1ロック部材をロック位置に配置して、シャフト係合部で回転シャフトの回転をロックすることができる。使用者は、更に、第2ロック部材をロック位置に配置して、ハウジング係合部で第1ロック部材及び第2ロック部材の移動を規制する、つまり、第1ロック部材をロック位置で保持することができる。よって、使用者は、先端工具の取外し/取付け時に、回転シャフトが回転しないように、第1ロック部材をロック位置で保持する操作を継続する必要がない。このため、使用者は、両手を用いて、先端工具の取外し/取付けを容易に行うことができる。
【0008】
なお、本態様に係る電動工具は、典型的には、モータの回転動力によって先端工具を回転させる回転工具として具現化されうる。かかる電動工具として、例えば、円板状のブレードを回転させることで切断作業を行う回転工具(例えば、携帯マルノコ、スライドマルノコ、卓上マルノコ、切断機)、円盤状の砥石等を回転させることで研削/研磨作業を行う回転工具(例えば、グラインダ)が挙げられる。
【0009】
また、第1ロック部材によってロック可能な回転シャフトは、モータから先端工具への回転動力の伝達経路上の任意のシャフトであってよい。回転シャフトは、例えば、モータのロータと一体的に回転するように構成されたモータの出力シャフト(モータシャフト)であってもよいし、先端工具を取り外し可能に保持するように構成された最終出力シャフト(スピンドル)であってもよいし、モータの出力シャフトと最終出力シャフトとに動作可能に連結された中間シャフトであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
マルノコの斜視図である。
マルノコの左側面図である。
マルノコの上面図である。
マルノコの背面図である。
図2のV-V線における断面図である。
モータシャフトとシャフトロック機構の斜視図である。
図3のVII-VII線における断面図であって、第1ロック部材がアンロック位置にあり、第2ロック部材がアンロック位置にある状態を示す。
図3のVIII-VIII線における断面図であって、第1ロック部材がアンロック位置にあり、第2ロック部材がアンロック位置にある状態を示す。
図7に対応する断面図であって、第1ロック部材がロック位置にあり、第2ロック部材がロック位置にある状態を示す。
図8に対応する断面図であって、第1ロック部材がロック位置にあり、第2ロック部材がアンロック位置にある状態を示す。
図8に対応する断面図であって、第1ロック部材がロック位置にあり、第2ロック部材がロック位置にある状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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