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公開番号2024116525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022199
出願日2023-02-16
発明の名称動力工具用のダストバッグ、および、動力工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240821BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】 ダストバッグの利便性を改善する。
【解決手段】 ダストバッグは、布製のバッグ本体と、第1の方向に向けて開口するとともにバッグ本体の内部と連通する貫通孔を有する、動力工具に接続するためのコネクタと、バッグ本体の外形を維持するようにバッグ本体の内部に配置されるフレームと、を備える。フレームは、第1の方向に可撓性を有しないように第1の方向、および/または、第1の方向に直交する第2の方向に延在する少なくとも1つの非可撓性部と、少なくとも1つの非可撓性部と連結され、第1の方向に可撓性を有するように第1の方向と第2の方向とに交差する交差方向に延在する少なくとも1つの可撓性部と、を備える。フレームは、第1の方向の外力が加えられたときに少なくとも1つの可撓性部が撓むことによって第1の方向に伸縮可能に構成される。第1の方向における少なくとも1つの可撓性部の全体幅は、第1の方向における少なくとも1つの非可撓性部の全体幅以上である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
動力工具用のダストバッグであって、
布製のバッグ本体と、
前記動力工具に接続するためのコネクタであって、第1の方向に向けて開口するとともに前記バッグ本体の内部と連通する貫通孔を有するコネクタと、
前記バッグ本体の外形を維持するように前記バッグ本体の内部に配置されるフレームと
を備え、
前記フレームは、
前記第1の方向に可撓性を有しないように前記第1の方向、および/または、前記第1の方向に直交する第2の方向に延在する少なくとも1つの非可撓性部と、前記少なくとも1つの非可撓性部と連結され、前記第1の方向に可撓性を有するように前記第1の方向と前記第2の方向とに交差する交差方向に延在する少なくとも1つの可撓性部と、を備え、
前記第1の方向の外力が加えられたときに前記少なくとも1つの可撓性部が撓むことによって前記第1の方向に伸縮可能に構成され、
前記第1の方向における前記少なくとも1つの可撓性部の全体幅は、前記第1の方向における前記少なくとも1つの非可撓性部の全体幅以上である
ダストバッグ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のダストバッグであって、
前記少なくとも1つの非可撓性部は複数の非可撓性部を備え、
前記少なくとも1つの可撓性部は複数の可撓性部を備え、
前記非可撓性部と前記可撓性部とが前記第1の方向に沿って交互に連結された
ダストバッグ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のダストバッグであって、
前記少なくとも1つの可撓性部は、前記少なくとも1つの非可撓性部から、前記非可撓性部から離れる方向に延在するとともに折り返して前記少なくとも1つの非可撓性部まで延在するパルス形状を有する
ダストバッグ。
【請求項4】
請求項3に記載のダストバッグであって、
前記少なくとも1つの非可撓性部は、前記第2の方向、または、前記第1の方向と直交する第3の方向であって前記第2の方向とは異なる第3の方向に離間して配置される第1側非可撓性部および第2側非可撓性部を備え、
前記可撓性部は、
前記第1側非可撓性部から、前記第2側非可撓性部に向けて延在するとともに折り返して前記第1側非可撓性部まで延在するパルス形状を有する第1側可撓性部と、
前記第2側非可撓性部から、前記第1側非可撓性部に向けて延在するとともに、折り返して前記第2側非可撓性部まで延在するパルス形状を有する第2側可撓性部と
を備える
ダストバッグ。
【請求項5】
請求項4に記載のダストバッグであって、
前記第1側可撓性部と前記第2側可撓性部とは互いに連結された
ダストバッグ。
【請求項6】
請求項5に記載のダストバッグであって、
前記第1側可撓性部は、前記パルス形状の第1の先端縁部を有し、
前記第2側可撓性部は、前記パルス形状の第2の先端縁部を有し、
前記第1の先端縁部と前記第2の先端縁部とは、前記第1側非可撓性部と前記第2側非可撓性部とが離間する方向に連結された
ダストバッグ。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載のダストバッグであって、
前記フレームは合成樹脂製である
ダストバッグ。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載のダストバッグであって、
前記フレームは一体形成された部材である
ダストバッグ。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載のダストバッグであって、
前記フレームは、前記バッグ本体の外形を、前記第1の方向と直交する断面が長方形の略直方体に維持する形状および大きさを有する
ダストバッグ。
【請求項10】
動力工具用のダストバッグであって、
布製のバッグ本体と、
前記動力工具に接続するためのコネクタであって、第1の方向に向けて開口するとともに前記バッグ本体の内部と連通する貫通孔を有するコネクタと、
前記バッグ本体の外形を維持するように前記バッグ本体の内部に配置されるフレームと
を備え、
前記フレームは、
前記第1の方向に可撓性を有しないように前記第1の方向、および/または、前記第1の方向に直交する第2の方向に延在する少なくとも1つの非可撓性部と、前記少なくとも1つの非可撓性部と連結され、前記第1の方向に可撓性を有するように前記第1の方向と前記第2の方向とに交差する交差方向に延在する少なくとも1つの可撓性部と、を備え、
前記第1の方向の外力が加えられたときに前記少なくとも1つの可撓性部が撓むことによって前記第1の方向に伸縮可能に構成され、
前記バッグ本体の外形を、前記第1の方向と直交する断面が長方形の略直方体に維持する形状および大きさを有する
ダストバッグ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は動力工具用のダストバッグ、および、動力工具に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
動力工具には、加工(例えば、切断、切削、研磨、サンディングなど)作業に伴って発生する粉塵を収集するためのダストバッグが取り外し可能に取り付けられることがある。そのようなダストバッグの一種として、布製のバッグ本体と、動力工具に接続するためのコネクタと、を備えるダストバッグが従来から知られている。コネクタは、バッグ本体の内部と連通する貫通孔を有している。粉塵を含む空気が貫通孔を介してバッグ本体に流入すると、布製のバッグ本体がフィルタとして機能して、粉塵がバッグ本体の内面に付着するとともに、空気がバッグ本体を透過して、外部に流出する。バッグ本体が粉塵で一杯になると、ユーザは、ダストバッグを動力工具から取り外し、バッグ本体の内部に溜まった粉塵を外部に排出する。具体的には、ユーザは、貫通孔が下方に位置するようにダストバッグを手で保持し、ダストバッグを上下に振ることによって、貫通孔を介して粉塵を排出する。
【0003】
下記の特許文献1は、そのようなダストバッグにおいて、バッグ本体の内部にフレームを配置することによって、バッグ本体の外形を維持する技術を開示している。具体的には、コネクタは、バッグ本体に向けて、互いに対向するようにロッド状に延在する2本のフレームを備えている。この2本のフレームが布製のバッグ本体を外向きに引っ張ることによって、バッグ本体は常にテンションを付与された状態に維持され、その結果、その外形が維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-254033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のダストバッグは利便性の観点から改善の余地を残している。例えば、ユーザがバッグ本体の内部に溜まった粉塵を外部に排出する際に、ダストバッグを上下に振るだけでは、バッグ本体の内面に付着した粉塵を完全に取り除くことは難しい。あるいは、2本のロッド状のフレームだけでは、バッグ本体の外形全体を所望の形状に維持することは難しい。このため、バッグ本体の容量が実質的に低減したり、バッグ本体の弛んだ部分が作業時にユーザの邪魔になったりする恐れがある。このようなことから、利便性が改善されたダストバッグを提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、動力工具用のダストバッグを開示する。このダストバッグは、布製のバッグ本体と、動力工具に接続するためのコネクタであって、第1の方向に向けて開口するとともにバッグ本体の内部と連通する貫通孔を有するコネクタと、バッグ本体の外形を維持するようにバッグ本体の内部に配置されるフレームと、を備えていてもよい。フレームは、第1の方向に可撓性を有しないように第1の方向、および/または、第1の方向に直交する第2の方向に延在する少なくとも1つの非可撓性部と、少なくとも1つの非可撓性部と連結され、第1の方向に可撓性を有するように第1の方向と第2の方向とに交差する交差方向に延在する少なくとも1つの可撓性部と、を備えていてもよい。フレームは、第1の方向の外力が加えられたときに少なくとも1つの可撓性部が撓むことによって第1の方向に伸縮可能に構成されてもよい。第1の方向における少なくとも1つの可撓性部の全体幅は、第1の方向における少なくとも1つの非可撓性部の全体幅以上であってもよい。
【0007】
第1の方向における少なくとも1つの可撓性部の「全体幅」とは、少なくとも1つの可撓性部が複数の可撓性部を備えている場合には、第1の方向における少なくとも1つの可撓性部および少なくとも1つの非可撓性部の全体のうちの、複数の可撓性部が占める幅の合計を意味する。同様に、第1の方向における少なくとも1つの非可撓性部の「全体幅」とは、少なくとも1つの非可撓性部が複数の非可撓性部を備えている場合には、第1の方向における少なくとも1つの可撓性部および少なくとも1つの非可撓性部の全体のうちの、複数の非可撓性部が占める幅の合計を意味する。上記の構成によれば、フレームは、第1の方向の外力が加えられたときに第1の方向に伸縮可能である。このため、ユーザは、粉塵の排出作業の際に、手でバッグ本体を第1の方向に押して、フレームとともにバッグ本体を伸縮させることができる。それによって、バッグ本体の内面に付着した粉塵を排出しやすくなり、ユーザの利便性が向上する。しかも、第1の方向における少なくとも1つの可撓性部の全体幅は、第1の方向における少なくとも1つの非可撓性部の全体幅以上(換言すれば、第1の方向における少なくとも1つの可撓性部の全体幅は、第1の方向におけるフレームの全体幅の半分以上)であるから、十分な伸縮性能が提供される。
【0008】
本明細書は、さらに、動力工具用のダストバッグを開示する。このダストバッグは、布製のバッグ本体と、動力工具に接続するためのコネクタであって、第1の方向に向けて開口するとともにバッグ本体の内部と連通する貫通孔を有するコネクタと、バッグ本体の外形を維持するようにバッグ本体の内部に配置されるフレームと、を備えていてもよい。フレームは、第1の方向に可撓性を有しないように第1の方向、および/または、第1の方向に直交する第2の方向に延在する少なくとも1つの非可撓性部と、少なくとも1つの非可撓性部と連結され、第1の方向に可撓性を有するように第1の方向と第2の方向とに交差する交差方向に延在する少なくとも1つの可撓性部と、を備えていてもよい。第1の方向の外力が加えられたときに少なくとも1つの可撓性部が撓むことによって第1の方向に伸縮可能に構成されてもよい。フレームは、バッグ本体の外形を、第1の方向と直交する断面が長方形の略直方体に維持する形状および大きさを有していてもよい。
【0009】
上記の構成によれば、ユーザは、粉塵の排出作業の際に、手でバッグ本体を第1の方向に押して、フレームとともにバッグ本体を伸縮させることができる。それによって、バッグ本体の内面に付着した粉塵を排出しやすくなる。しかも、バッグ本体の外形を、断面が長方形の略直方体に維持することができるので、作業時にバッグ本体が弛んでユーザの邪魔になることがない。さらに、長方形の断面形状の短手方向にコンパクトな動力工具のレイアウトが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態によるサンダの斜視図である。
サンダの平面図である。
サンダの左側面図である。
図2のA-A線に沿ったサンダの縦断面図である。
図4の部分拡大図である。
図2のB-B線に沿ったサンダの部分縦断面図である。
ダストバッグの斜視図である。
ダストバッグの中心における横断面図である。
ダストバッグの中心における縦断面図である。
ダストバッグのフレームの斜視図である。
フレームの平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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