TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024029479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131771
出願日2022-08-22
発明の名称ロボットハンド
出願人学校法人立命館
代理人個人
主分類B25J 15/00 20060101AFI20240228BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】産業用ロボットの対象物を取り扱うことができる範囲を広げるロボットハンドを提供すること。
【解決手段】ロボットアーム25の先端26に取り付けられるロボットハンド2であって、長尺な棒状の付加リンク3と、対象物を取り扱う第一エフェクタ6と、を備え、付加リンク3の長尺方向の一方の端部である基端部5は、ロボットアーム25の先端26に固定され、第一エフェクタ6は、付加リンク3の長尺方向の他方の端部である先端部4に固定されることを特徴とするロボットハンド2。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロボットアームの先端に取り付けられるロボットハンドであって、
長尺な棒状の付加リンクと、対象物を取り扱う第一エフェクタと、を備え、
前記付加リンクの長尺方向の一方の端部である基端部は、前記ロボットアームの先端に固定され、前記第一エフェクタは、前記付加リンクの長尺方向の他方の端部である先端部に固定されることを特徴とするロボットハンド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記付加リンクの長尺方向の長さは、前記ロボットアームの可動範囲の中心を基準位置とし、前記第一エフェクタによる前記対象物の取り扱いが要求される位置を第一エフェクタ作動位置として、複数の前記第一エフェクタ作動位置のうち前記基準位置から最も遠い位置である最遠第一エフェクタ作動位置と、前記可動範囲内で前記最遠第一エフェクタ作動位置に最も近い位置である最近可動位置と、の距離と同じ長さであることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
【請求項3】
前記対象物を取り扱う第二エフェクタを備え、
前記第二エフェクタは、前記付加リンクの前記基端部と前記先端部との間に固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボットハンド。
【請求項4】
前記対象物を取り扱う第三エフェクタを備え、
前記第三エフェクタは、前記第一エフェクタの前記対象物の取り扱いを妨げないように、当該第一エフェクタ又は前記付加リンクの前記先端部に固定されることを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
【請求項5】
耐水性を有する素材で形成され、電気回路を有しないことを特徴とする請求項4に記載のロボットハンド。
【請求項6】
前記第一エフェクタは、内部空間を有し且つ側面が可撓性を有する伸縮自在な蛇腹状のベローズ部と、前記ベローズ部の前記内部空間と当該内部空間の外とに繋がる第一チューブと、前記ベローズ部の伸縮方向のそれぞれの端部に固定される複数の剛指体と、を備え、
前記ベローズ部は、前記内部空間に前記第一チューブを介して空気圧が供給されることで伸縮し、
複数の前記剛指体は、前記ベローズ部の伸縮によって互いに接近又は離れるように作動し、複数の当該剛指体によって前記対象物を把持する又は放すことを特徴とする請求項5に記載のロボットハンド。
【請求項7】
前記第三エフェクタは、真空パッドであり、
前記第三エフェクタは、当該第三エフェクタに空気圧が供給されることで前記対象物を吸着又は放すことを特徴とする請求項6に記載のロボットハンド。
【請求項8】
前記第二エフェクタは、前記付加リンクに固定された状態で、当該付加リンクから任意の方向に突出する係合部を備え、
前記係合部は、前記ロボットアームの動作によって前記対象物に係合することを特徴とする請求項7に記載のロボットハンド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットアームの先端に固定され、対象物の把持等を行うロボットハンドに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な産業分野において、労働者不足の解消、生産性向上、人件費のコスト削減を目的として、ロボットアーム及びロボットハンドを備える産業用ロボットを用いて作業の自動化が図られている。例えば、外食産業において産業用ロボットを導入することで、食器洗浄作業の自動化が図られることがある。ここで、自動化が図れる作業の範囲がロボットアームの可動範囲内に収まらない場合、一台の産業用ロボットで自動化を図ることが困難な場合がある。
【0003】
そこで、非特許文献1のように複数台の産業用ロボットを導入することが知られている。非特許文献1には、食器洗浄作業を2台の産業用ロボットによって自動化することが記載されており、1台目の産業用ロボットが、食器をぬらして下洗いを行い食洗機用のラックに並べ、そして、洗浄が終わると2台目の産業用ロボットが、ラックから食器を取り出し、食器を分類しながら並べることで食器洗浄作業の全ての作業が行われる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
日刊工業新聞、「掃除だけでなく、食器洗いもロボットの仕事になる?」、[online]、2020年2月28日、日刊工業新聞、インターネット、[2022年5月20日検索]、インターネット<https://newswitch.jp/p/21308>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、産業用ロボットは高額なため、非特許文献1のように2台又は複数台の産業用ロボットを導入することは、小規模の企業にとって困難である。さらに、複数台の産業用ロボットを設置するスペースを確保する必要があり、スペースが限られる場所においても、複数の産業用ロボットを導入することは困難である。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、産業用ロボットの導入台数を減らすために、一台の産業用ロボットでより多くの作業を自動化できるように産業用ロボットの対象物を取り扱うことができる範囲を広げるロボットハンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明に係るロボットハンドは、ロボットアームの先端に取り付けられるロボットハンドであって、長尺な棒状の付加リンクと、対象物を取り扱う第一エフェクタと、を備え、前記付加リンクの長尺方向の一方の端部である基端部は、前記ロボットアームの先端に固定され、前記第一エフェクタは、前記付加リンクの長尺方向の他方の端部である先端部に固定されることを特徴とする。
【0008】
さらに、前記付加リンクの長尺方向の長さは、前記ロボットアームの可動範囲の中心を基準位置とし、前記第一エフェクタによる前記対象物の取り扱いが要求される位置を第一エフェクタ作動位置として、複数の前記第一エフェクタ作動位置のうち前記基準位置から最も遠い位置である最遠第一エフェクタ作動位置と、前記可動範囲内で前記最遠第一エフェクタ作動位置に最も近い位置である最近可動位置と、の距離と同じ長さであることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記対象物を取り扱う第二エフェクタを備え、前記第二エフェクタは、前記付加リンクの前記基端部と前記先端部との間に固定されることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記対象物を取り扱う第三エフェクタを備え、前記第三エフェクタは、前記第一エフェクタの前記対象物の取り扱いを妨げないように、当該第一エフェクタ又は前記付加リンクの前記先端部に固定されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

学校法人立命館
グリッパ
1か月前
学校法人立命館
発電センサ
3か月前
学校法人立命館
発電センサ
3か月前
学校法人立命館
ロボットハンド
1か月前
学校法人立命館
配管経路作成装置
4か月前
学校法人立命館
水和電子の生成方法
3か月前
学校法人立命館
セメント含有組成物
4か月前
学校法人立命館
紐状構造物の製造方法
3日前
学校法人立命館
水没型ギヤードサーボモータ
4か月前
学校法人立命館
推定方法、及び、情報処理装置
16日前
学校法人立命館
建設用3Dプリンティング装置
3か月前
学校法人立命館
ひずみゲージ、及び、ひずみの測定方法
6か月前
トヨタ自動車株式会社
錐体分光感度推定装置
2か月前
学校法人立命館
搬送ユニット、移動体システム、及び、移動体
6か月前
学校法人立命館
移動体システム、建材、移動体、及び、移動体の移動方法
4か月前
学校法人立命館
入試管理コンピュータシステム及びコンピュータ実装方法
6か月前
学校法人立命館
三次元データ生成方法、演算装置、及び、コンピュータプログラム
2か月前
兵庫県
炭素繊維強化剤、強化炭素繊維及び炭素繊維強化複合材料
22日前
地方独立行政法人北海道立総合研究機構
把持装置およびその製造方法
7か月前
学校法人立命館
微生物燃料電池用支持体、微生物燃料電池、及びフローティングセンサ
24日前
学校法人立命館
穿刺手技補助システム、穿刺補助画像生成装置及び穿刺補助画像生成方法
2か月前
学校法人立命館
コンテンツ生成方法、コンテンツ生成システム、及び、コンピュータプログラム
2か月前
学校法人立命館
微生物燃料電池用の電極の製造方法、微生物燃料電池用の電極、及び微生物燃料電池
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
接木改善剤
3か月前
学校法人立命館
敵対生成ネットワークを用いたイメージレベルでの腫瘍検出システム、及び、腫瘍を検出する方法
4か月前
学校法人立命館
アノテーション付与学習データ蓄積システム、及び、アノテーション付与学習データを蓄積する方法
7か月前
ブリルニクス シンガポール プライベート リミテッド
固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、および電子機器
5か月前
学校法人立命館
リン酸化AMP活性化タンパクキナーゼ発現増強用又はリン酸化アセチルCoAカルボキシラーゼ発現増強用食品組成物、リン酸化AMP活性化タンパクキナーゼ発現増強剤、及びリン酸化アセチルCoAカルボキシラーゼ発現増強剤
1か月前
個人
釘抜き機
5か月前
個人
ねじ締め装置
4か月前
日東精工株式会社
搬送装置
16日前
株式会社ツノダ
挟持工具
1か月前
個人
ペットボトル用蓋開け具。
5か月前
株式会社ツノダ
挟持工具
2か月前
UTM株式会社
搬送装置
5か月前
川崎重工業株式会社
ハンド
2か月前
続きを見る