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公開番号2024026323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2023207485,2019095340
出願日2023-12-08,2019-05-21
発明の名称リン酸化AMP活性化タンパクキナーゼ発現増強用又はリン酸化アセチルCoAカルボキシラーゼ発現増強用食品組成物、リン酸化AMP活性化タンパクキナーゼ発現増強剤、及びリン酸化アセチルCoAカルボキシラーゼ発現増強剤
出願人学校法人立命館,備前化成株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A23L 33/105 20160101AFI20240220BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
エゾウコギ抽出物を有効成分として含有するペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)発現抑制用食品組成物の提供。
【解決手段】
エゾウコギ抽出物を使用することでPPAR、特にPPARγの発現を抑制できることを見出し、その結果、エゾウコギ抽出物を含有するPPAR発現抑制用食品組成物を完成した。当該組成物はサルコペニア又はフレイルの予防又は改善に有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エゾウコギ抽出物を有効成分として含有するペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)発現抑制用食品組成物。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)がペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
抽出物が、水、アルコール又はこれらの混合物により抽出される、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
抽出物がエゾウコギの根部の抽出物である請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体の発現の亢進に基づく症状の予防又は改善用である請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
症状がサルコペニア又はフレイルである請求項5に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(以下、PPARとも称する)の発現を抑制するための食品組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
PPARγ(ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体ガンマ)は、前駆脂肪細胞から小型脂肪細胞への分化を促進し、更に小型脂肪細胞から肥大化脂肪細胞への肥大化を促進する。肥大脂肪細胞は肥満ホルモンであるレプチンの分泌を増大し、脂肪燃焼を促進するアディポネクチンの分泌を抑止し、その結果、中性脂肪の上昇、遊離脂肪酸の上昇、コレステロールの上昇を引き起こす。
【0003】
加えて、肥大化脂肪細胞は、インスリン抵抗性を示すと共に、炎症性サイトカインであるTNFαを分泌する。TNFαは、さらに周辺の正常小型細胞にも働きかけ、小型細胞がインスリン抵抗性となる。
【0004】
脂肪組織で生成されたTNFα等のサイトカインは、骨格筋に存在する各受容体を介してNFκBを活性化し、骨格筋の主要なタンパク分解系であるユビキノン・プロテオソーム系のユビキチンリガーゼを増加させることにより筋分解を促進し、サルコペニアを促進する。
【0005】
エゾウコギはウコギ科の植物であり、根皮は五加皮として抗炎症、鎮痛作用が知られ、葉は茶として抗ストレス作用が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-277282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はペルオキシソーム増殖因子活性化受容体発現抑制用食品組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らはエゾウコギ抽出物がPPARの発現を抑制することを見出した。本発明者らはかかる知見に基づいて、エゾウコギ抽出物を使用することでPPARの発現を抑制でき、その結果、エゾウコギ抽出物を含有するPPAR発現抑制用食品組成物を完成した。
【0009】
本発明は、例えば下記の主題を包含する。
項1.
エゾウコギ抽出物を有効成分として含有するペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)発現抑制用食品組成物。
項2.
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)がペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)である項1に記載の組成物。
項3.
抽出物が、水、アルコール又はこれらの混合物により抽出される、項1又は2に記載の組成物。
項4.
抽出物がエゾウコギの根部の抽出物である項1~3のいずれかに記載の組成物。
項5.
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体の発現の亢進に基づく症状の予防又は改善用である項1~4のいずれかに記載の組成物。
項6.
症状がサルコペニア又はフレイルである項5に記載の組成物。
【0010】
本発明は下記の主題を含んでもよい。
項A.
症状が、肥満症、脂質異常症、サルコペニア、筋肉量の減少又はフレイルである項5に記載の組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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