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公開番号2024053914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160431
出願日2022-10-04
発明の名称甘草抽出物
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A23K 10/30 20160101AFI20240409BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】多機能性原料として使用可能な甘草抽出物を提供する。
【解決手段】甘草抽出物は、A)グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、および、グリチルレチン酸誘導体からなる群から選択される1つ以上と、(B)上記(A)以外の甘草サポニン類と、(C)甘草フラボノイド類とを含み、(B)は、リコリスサポニンH2と、リコリスサポニンG2と、マセドノシドAを含む。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
(A)グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、および、グリチルレチン酸誘導体からなる群から選択される1つ以上と、
(B)前記(A)以外の甘草サポニン類と、
(C)甘草フラボノイド類とを含み、
前記(B)は、リコリスサポニンH2と、リコリスサポニンG2と、マセドノシドAを含む、甘草抽出物。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記(C)甘草フラボノイド類は、リクイリチンアピオシド、リクイリチン、リクイリチゲニン、リクイリチゲニンアピオシド、イソリクイリチン、および、
イソリクイリチゲニンを含む、請求項1に記載の甘草抽出物。
【請求項3】
前記(A)を10質量%以上、および/または、
前記(B)を3質量%以上、および/または、
前記(C)を4質量%以上含む、請求項2に記載の甘草抽出物。
【請求項4】
前記(B)はリコリスサポニンH2を2質量%以上含み、リコリスサポニンG2を0.5質量%以上含み、マセドノシドAを0.5質量%以上含む、請求項3に記載の甘草抽出物。
【請求項5】
前記(A)を14質量%以上、
前記(B)を9質量%以上、
前記(C)を19質量%以上含む、請求項4に記載の甘草抽出物。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の甘草抽出物と、任意で水溶性食物繊維を含む、哺乳動物または家畜の飼料添加剤。
【請求項7】
前記甘草抽出物と前記水溶性食物繊維を、甘草抽出物:水溶性食物繊維=10:90~40:60の質量比で含む、請求項6に記載の飼料添加剤。
【請求項8】
前記水溶性食物繊維はグルコマンナンである、請求項7に記載の飼料添加剤。
【請求項9】
請求項6に記載の飼料添加剤を哺乳動物または家畜に給与することによって、哺乳動物哺乳動物または家畜の食餌摂取量の増量、血液中の総コレステロール値の増加、血液中のビタミンA値の増加、血液中のGOT値の低下、体重の増加、下痢の予防、下痢の治療日数の低減、風邪の予防、および、風邪の治療日数の低減からなる群から選択される少なくとも1つによって、健康状態を改善する、哺乳動物または家畜の飼育方法。
【請求項10】
前記哺乳動物または家畜は食肉生産用の家畜であり、
請求項6に記載の飼料添加剤を哺乳動物または家畜に給与することによって、枝肉の重量を増加し、枝肉歩留率を改善し、および/または、肉畜の肝臓廃棄率を低減する、哺乳動物または家畜の飼育方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、甘草の成分を抽出して得られる甘草抽出物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
甘草は従来から食品添加物や医薬品の原料の1つとして利用されてきた。特に、甘草に含まれるグリチルリチン酸や甘草フラボノイド類の作用に注目して、特有の用途に用いられることがある。
【0003】
例えば、特許第6589102号公報(特許文献1)には、甘草に含まれるグリチルリチン酸に注目して、過剰排卵処理後に得られた胚の品質の改善を目的とした哺乳動物用飼料添加剤と改善方法を目的として、黒毛和種の牛に、少なくとも13%のグリチルリチン酸含量を有する甘草エキスを、胚を回収するまでの60~90日間、持続的に給餌することが記載されている。
【0004】
また例えば、特開平2-204417号公報(特許文献2)には、甘草疎水性フラボノイド製剤を提供するため、エタノールを抽出溶媒にして甘草根粉砕物より得られた抽出物を吸着樹脂等を用いて精製し、甘草疎水性フラボノイド含量約50%の精製抽出物を得、これに中鎖脂肪酸トリグリセライドを加えて乳化物を製造し、乳化物を乾燥させて粉末化することが記載されている。
【0005】
また、特開2015-70823号公報(特許文献3)には、甘草抽出液からグリチルリチン酸を晶析させた後の晶析母液に含まれる甘草フラボノイド類を有効成分として利用する果実又は野菜の糖度向上剤及びその製造方法、ならびに糖度向上方法が記載されている。
【0006】
特開2018-161144号公報(特許文献4)には、甘草の加工物を有効成分として含有する健康肥満維持剤が記載されており、甘草加工物は、グリチルリチン酸、22β-アセトキシグリチルリチン、リコリスサポニンG2、リコリスサポニンH2、リクイリチン、リクイリチゲニン、イソリクイリチン、イソリクイリチゲニン等を含有することが記載されている。
【0007】
特開2009-203182号公報(特許文献5)には、リコリスサポニンH2を含有する甘草抽出物を用いることで優れたヒアルロニダーゼ阻害作用を有した食品組成物を提供し、ニキビ、肌荒れ等の課題を解決することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6589102号公報
特開平2-204417号公報
特開2015-70823号公報
特開2018-161144号公報
特開2009-203182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の甘草抽出物は、例えば哺乳動物または家畜の健康状態を維持、または、向上させるために必要な複数の機能を同時に果たす効果が十分ではなかった。
【0010】
そこで、この発明の目的は、多機能性原料として使用することが可能な甘草抽出物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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