TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024001586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022100327
出願日2022-06-22
発明の名称食品加工装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A23P 30/30 20160101AFI20231227BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】食品加工中の酸化を抑え、連続製造が可能な食品加工装置の提供を目的とする。
【解決手段】シリンダー部と、前記シリンダー内に回転可能に装着されたスクリュー部とを備え、前記シリンダー部は原材料の供給部と加工された食品の排出部を有し、前記原材料の供給部、シリンダー部及び食品の排出部が過熱蒸気により低酸素及び還元雰囲気に形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダー部と、前記シリンダー内に回転可能に装着されたスクリュー部とを備え、
前記シリンダー部は原材料の供給部と加工された食品の排出部を有し、
前記原材料の供給部、シリンダー部及び食品の排出部が過熱蒸気により低酸素及び還元雰囲気に形成されていることを特徴とする食品加工装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記シリンダーの排出部には押出ダイが装着されたエクストルーダーであり、
膨化食品を製造するものであることを特徴とする請求項1記載の食品加工装置。
【請求項3】
前記シリンダー部とスクリュー部との間であって、前記シリンダー部の上部内面と、前記スクリュー部との間に開口部を形成し、
前記開口部に過熱蒸気を供給し、
焙煎食品を製造するものであることを請求項1記載の食品加工装置。
【請求項4】
前記シリンダー部とスクリュー部とのセットが多段に、あるいは並列に複数セット配置されていることを特徴とする請求項3記載の食品加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダー内をスクリューにて搬送しながら原材料を加工する食品加工装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
シリンダー部とその内側に回転可能に装着されたスクリュー部にて食品を加工する技術として、例えば特許文献1には乾燥ひび割れ米をエクストルーダーに導入してパフ米(米膨化食品)を製造する技術を開示する。
この場合に、ホッパー部から原材料が投入される際に空気が原材料中に混入されるためにスクリューで加熱搬送中に、この空気中の酸素にて原材料が酸化され風味が損なわれる問題があった。
また、シリンダー部の先端側に取り付けたダイにて圧縮し、その先端部から膨化された食品が排出される際にも空気中の酸素により酸化され風味が損なわれる。
【0003】
また、特許文献2にはスクリュー型のコーヒー豆の焙煎ミル装置を開示する。
この場合にもコーヒー豆をスクリューの回転により移動させる際に空気中の酸素により、このコーヒー豆が酸化される問題がある。
また、穀類を大量に焙煎できるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-150569号公報
特開平4-304872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、食品加工中の酸化を抑え、連続製造が可能な食品加工装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る食品加工装置は、シリンダー部と、前記シリンダー内に回転可能に装着されたスクリュー部とを備え、前記シリンダー部は原材料の供給部と加工された食品の排出部を有し、前記原材料の供給部、シリンダー部及び食品の排出部が過熱蒸気により低酸素及び還元雰囲気に形成されていることを特徴とする。
【0007】
ここで原材料は、米,小麦,大麦,そば,大豆,小豆,アワ,ヒエ,菜種等のいわゆる穀物と総称されているものや、コーヒー豆等の植物の種子類、さらにはパフ米,ポン菓子,あられ,おかき,かりんとう等の膨化食品と総称されているものも含み、シリンダー内をスクリューにて移送されながら加熱処理される食品の加工をいう。
また、過熱蒸気は水蒸気を100℃を超える温度まで過熱したものをいい、本発明においては200~500℃の範囲が好ましい。
【0008】
例えば、前記シリンダーの排出部には押出ダイが装着されたエクストルーダーを用いて、膨化食品を製造するものや、前記シリンダー部とスクリュー部との間であって、前記シリンダー部の上部内面と、前記スクリュー部との間に開口部を形成し、前記開口部に過熱蒸気を供給し、焙煎食品を製造するものであってもよい。
【0009】
本発明において焙煎する場合に、前記シリンダー部とスクリュー部とのセットが多段に、あるいは並列に複数セット配置されていると、全体としてコンパクトで生産性の高い装置となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、原材料をシリンダー部に投入し、膨化処理や焙煎処理し、シリンダー部の先端側から加工された食品を排出するまでの全行程を全て過熱蒸気により低酸素で還元雰囲気中で進行するので、食材の酸化を抑えた無酸化状態になる。
これにより、食品の風味や味が食材そのままに維持される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
食品
1か月前
個人
無塩美味しょうゆ
3か月前
個人
甘草抽出物
2か月前
株式会社金虎
燻製装置
2か月前
池田食研株式会社
風味付与剤
2か月前
池田食研株式会社
風味付与剤
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
昭和産業株式会社
小麦粉
2か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
曽田香料株式会社
果実感増強剤
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
6日前
株式会社バリバ
経口組成物
9日前
北勝商事株式会社
ヘルスビタミン
2か月前
池田食研株式会社
風味付与増強剤
1か月前
個人
柿・桃の葉、抹茶十薬飲料。
2か月前
不二製油株式会社
チョコレート類
2か月前
築野グループ株式会社
組成物
19日前
長谷川香料株式会社
香味付与組成物
2か月前
森永製菓株式会社
油脂性菓子
2か月前
池田食研株式会社
甘草臭の低減方法
2か月前
森永製菓株式会社
ゼリー食品
3か月前
森永製菓株式会社
ゼリー食品
3か月前
有限会社百珍物産
薬味供給装置
1か月前
株式会社イツワ工業
海苔製造機
1か月前
池田食研株式会社
アルコール感付与剤
1か月前
個人
グミキャンディの製造方法
2か月前
個人
コ-ヒ-豆の焙煎機
21日前
薬糧開発株式会社
サプリメント
2日前
株式会社和田機械
ペースト絞り出し機
3か月前
株式会社オーツボ
海苔製造装置
2か月前
北勝商事株式会社
北勝ハーブミックス
3か月前
株式会社サタケ
アルファ化米の製造方法
1か月前
長谷川香料株式会社
アルコール感改善剤
2か月前
太陽化学株式会社
油脂含有乾燥品
1か月前
続きを見る