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公開番号2024070478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180999
出願日2022-11-11
発明の名称飲料
出願人アサヒ飲料株式会社
代理人個人
主分類A23L 2/00 20060101AFI20240516BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】後味のよさ、飲みやすさ、飲みごたえ、およびおいしさを維持しつつ、苦渋みを抑えた飲料を提供すること。
【解決手段】本発明の飲料は、カテキン類を108~1720ppmの割合で含有する飲料であって、ジヒドロジャスモン酸メチルを0.05~100ppbの割合で含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カテキン類を108~1720ppmの割合で含有する飲料であって、
ジヒドロジャスモン酸メチルを0.05~100ppbの割合で含有する、
飲料。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ジヒドロジャスモン酸メチルを0.1~50ppbの割合で含有する、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
前記カテキン類の含有量(A)(単位:ppm)と前記ジヒドロジャスモン酸メチルの含有量(B)(単位:ppb)との〔(B)/((A)×1000)〕で表される質量比は2.91×10
-8
以上である、請求項1または2に記載の飲料。
【請求項4】
前記飲料は茶抽出物を含む、請求項1に記載の飲料。
【請求項5】
前記茶抽出物は緑茶抽出物を含む、請求項4に記載の飲料。
【請求項6】
カテキン類を108~1720ppmの割合で含有する飲料に、ジヒドロジャスモン酸メチルの割合が0.05~100ppbとなるように添加する、飲料の風味改善方法。
【請求項7】
前記飲料の苦渋みを改善するための、請求項6に記載の風味改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
茶に含まれるカテキン類は、血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用などを有することが知られている。そのため、近年では、健康志向の観点から、カテキン類を含む飲料に注目が集まっている。しかしながら、カテキン類を含む茶飲料は特有の苦渋味を有するため、苦みを好まない若年層の嗜好には合いにくいものとなっている。そのため、苦渋味を軽減するために、カテキン類(茶抽出成分)の含有量を減らす検討の結果、カテキン類の含有量を減らすと茶飲料の「苦渋み」を抑えるだけでなく、「飲みごたえ」や「おいしさ」等の低減にもつながってしまうことが確認されている。そこで、カテキン類(茶抽出成分)の含有量を変更せずに、茶飲料の風味を改善するための検討がなされている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、カテキン類の苦味の軽減に有効な成分を添加することにより、カテキン類由来の刺激的な苦味を軽減した飲料が開示されている。
【0004】
特許文献1によると、特定の割合で苦味の軽減に有効な成分(フェネチルアルコール)を添加することにより、紅茶抽出物由来のカテキンについての苦みを軽減できるとされている。
【0005】
しかしながら、カテキン類が含まれる飲料において、「飲みごたえ」や「おいしさ」を維持しつつ、そのカテキン類に由来する苦渋みを軽減する技術については検討の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-130110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、後味のよさ、飲みやすさ、飲みごたえ、およびおいしさを維持しつつ、苦渋みを抑えた飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討の結果、カテキン類を含む飲料に、特定の割合のジヒドロジャスモン酸メチルを添加することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下の(1)~(7)のように構成される。
【0009】
カテキン類を108~1720ppmの割合で含有する飲料であって、
ジヒドロジャスモン酸メチルを0.05~100ppbの割合で含有する、
飲料。
(2)前記ジヒドロジャスモン酸メチルを0.1~50ppbの割合で含有する、(1)に記載の飲料。
(3)前記カテキン類の含有量(A)(単位:ppm)と前記ジヒドロジャスモン酸メチルの含有量(B)(単位:ppb)との〔(B)/((A)×1000)〕で表される質量比は2.91×10
-8
以上である、(1)または(2)に記載の飲料。
(4)前記飲料は茶抽出物を含む、(1)~(3)のいずれかに記載の飲料。
(5)前記茶抽出物は緑茶抽出物を含む、(4)に記載の飲料。
(6)カテキン類を108~1720ppmの割合で含有する飲料に、ジヒドロジャスモン酸メチルの割合が0.05~100ppbとなるように添加する、飲料の風味改善方法。
(7)前記飲料の苦渋みを改善するための、(6)に記載の風味改善方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、後味のよさ、飲みやすさ、飲みごたえ、およびおいしさを維持しつつ、苦渋みを抑えた飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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