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公開番号2024080079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192970
出願日2022-12-01
発明の名称グアガム分解物および着色料含有飲食品、およびその製造方法
出願人アサヒ飲料株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23L 29/238 20160101AFI20240606BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】 グアガム分解物と着色料とを混合して飲食品を製造する場合にあっても当該着色料に含まれる色素の分散安定性を改善できる新規な技術を提供する。
【解決手段】 グアガム分解物および着色料の添加を含んで製造される飲食品の製造方法であって、前記グアガム分解物と前記着色料とを混合することを含み、前記着色料が、水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む、前記飲食品の製造方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
グアガム分解物および着色料の添加を含んで製造される飲食品の製造方法であって、
前記グアガム分解物と前記着色料とを混合することを含み、
前記着色料が、水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む、前記飲食品の製造方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記脂溶性色素がパプリカ色素、マリーゴールド色素、およびカロチン色素からなる群から選択される1種以上の脂溶性色素である請求項1に記載の飲食品の製造方法。
【請求項3】
前記水溶性色素がベニバナ色素、アントシアニン色素、およびカラメル色素からなる群から選択される1種以上の水溶性色素である請求項1に記載の飲食品の製造方法。
【請求項4】
グアガム分解物および水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む着色料を含有する、飲食品。
【請求項5】
前記脂溶性色素がパプリカ色素、マリーゴールド色素、およびカロチン色素からなる群から選択される1種以上の脂溶性色素である請求項4に記載の飲食品。
【請求項6】
前記水溶性色素がベニバナ色素、アントシアニン色素、およびカラメル色素からなる群から選択される1種以上の水溶性色素である請求項4に記載の飲食品。
【請求項7】
前記飲食品が飲料である、請求項4から6のいずれか一つに記載の飲食品。
【請求項8】
グアガム分解物および着色料を含む飲食品における前記着色料に含まれる色素の分散安定性の改善方法であって、
水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む前記着色料を前記飲食品に含有させることを含む、前記改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グアガム分解物を含む飲食品に関し、特に着色料の添加を含んで製造されるグアガム分解物含有飲食品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
摂取者の健康に対するニーズに応える飲食品として食物繊維であるグアガム分解物を含む飲食品が提案されている。
【0003】
一方、飲食品において外観を鮮やかにすることなどを目的として着色料を添加して製造する態様が従来から多く採用されている。当該着色料の使用について、例えば特許文献1が知られている。
【0004】
また、グアガム分解物と着色料とを含む飲料としては、例えば特許文献2、3に記載の飲料が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-70261号公報
特開2007-29081号公報
特開2007-29086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、グアガム分解物と着色料とを混合して飲食品を製造する場合にあっても当該着色料に含まれる色素の分散安定性を改善できる新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者はグアガム分解物を含む飲食品について着色料を添加して製造することを着想し、ポリグリセリン脂肪酸エステルを乳化剤とした脂溶性色素の色素製剤を着色料として使用して飲食品の調製を試みた。しかしながらその結果、液面に色素の析出が発生し、色素の分散状態が不安定となっていることがわかった。
なお、本明細書において、色素の析出とは、飲食品の表面において、色素の固体または油膜(オイル浮き)が確認できる状態となっていることをいう。色素の析出についての確認は例えば目視により行うことができる。
色素の析出が生じると飲食品の商品価値が削がれることがあり、好ましくない。
【0008】
鋭意研究の結果、本発明者は、グアガム分解物とともに飲食品に含有される着色料として水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む着色料を用いることで、グアガム分解物と着色料とを含む飲食品において色素の分散安定性を改善できることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]
グアガム分解物および着色料の添加を含んで製造される飲食品の製造方法であって、
前記グアガム分解物と前記着色料とを混合することを含み、
前記着色料が、水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む、前記飲食品の製造方法。
[2]
前記脂溶性色素がパプリカ色素、マリーゴールド色素、およびカロチン色素からなる群から選択される1種以上の脂溶性色素である[1]に記載の飲食品の製造方法。
[3]
前記水溶性色素がベニバナ色素、アントシアニン色素、およびカラメル色素からなる群から選択される1種以上の水溶性色素である[1]に記載の飲食品の製造方法。
[4]
グアガム分解物および水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む着色料を含有する、飲食品。
[5]
前記脂溶性色素がパプリカ色素、マリーゴールド色素、およびカロチン色素からなる群から選択される1種以上の脂溶性色素である[4]に記載の飲食品。
[6]
前記水溶性色素がベニバナ色素、アントシアニン色素、およびカラメル色素からなる群から選択される1種以上の水溶性色素である[4]に記載の飲食品。
[7]
前記飲食品が飲料である、[4]から[6]のいずれか一つに記載の飲食品。
[8]
グアガム分解物および着色料を含む飲食品における前記着色料に含まれる色素の分散安定性の改善方法であって、
水溶性色素、およびアラビアガムおよび/またはガティガムを乳化剤とする脂溶性色素の乳化色素製剤のうち少なくともいずれか一つを含む前記着色料を前記飲食品に含有させることを含む、前記改善方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、グアガム分解物と着色料とを混合して飲食品を製造する場合にあっても当該着色料に含まれる色素の分散安定性を改善できる新規な技術を提供する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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