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公開番号2024051782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158111
出願日2022-09-30
発明の名称海苔製造装置
出願人株式会社オーツボ
代理人個人
主分類A23L 17/60 20160101AFI20240404BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】加工業者が必要とする様々なサイズの乾燥海苔の製造に対応させることが可能な海苔製造装置を提供する。
【解決手段】海苔製造装置の構成要素である海苔抄き装置13は、構成部材として透明マス20を含んでいる。透明マス20は、外側から順番に、かつ、互いに同心状に配置された、第1透明マス構成部材20a(下端開口サイズ190mm×210mm)と、第2透明マス構成部材20b(下端開口サイズ150mm×200mm)と、第3透明マス構成部材20c(下端開口サイズ100mm×100mm)と、第4透明マス構成部材20d(下端開口サイズ50mm×25mm)と、を備えている。そして、内側の第2~第4透明マス構成部材20b~20dは、最も外側の第1透明マス構成部材20aを基準としてそれぞれ上下動可能に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
海苔ミスを、その上下に設けられた、透明マスと可撓性を有する保水袋とで挟み込み、前記保水袋を圧縮することで、前記海苔ミスの上面を前記保水袋の内部に保水されていた水で満たした後、前記海苔ミス上に所定量の海苔生地液を流下し、その後、前記保水袋を膨張させることで、前記海苔ミスの上面を満たしていた前記水を前記保水袋の内部に戻して、前記海苔ミスで海苔生地を抄くように構成された海苔抄き装置を備えた海苔製造装置であって、
前記透明マスは、当該透明マス自体を取り換えることなく、その下端開口サイズを複数のサイズに変更可能であることを特徴とする海苔製造装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記透明マスは、外側から順番に、かつ、互いに同心状に配置された、下端開口サイズの異なる複数の透明マス構成部材を備え、
内側の前記各透明マス構成部材は、最も外側の前記透明マス構成部材を基準としてそれぞれ上下動可能に設けられている、請求項1に記載の海苔製造装置。
【請求項3】
内側の前記各透明マス構成部材のいずれかを下動させることにより、当該透明マス構成部材よりも内側に配置された前記透明マス構成部材も一緒に下動するように構成されている、請求項2に記載の海苔製造装置。
【請求項4】
最も内側の前記透明マス構成部材を上動させることにより、内側の前記各透明マス構成部材がそれぞれの最上位置に保持された状態となるように構成されている、請求項2又は3に記載の海苔製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の乾燥海苔(板海苔)を製造するために用いられる海苔製造装置に関する。さらに詳細には、本発明は、加工業者が必要とする様々なサイズの乾燥海苔の製造に対応させることが可能な海苔製造装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
食用に供されるシート状の乾燥海苔は、予め細かくミンチされた生海苔と水との混合液(以下、単に「海苔生地液」という)を抄箱内に連続的に供給し、スノコ状の海苔ミスによって矩形平板状に抄製(海苔抄き)した後、脱水し、乾燥し、海苔ミスから剥離する工程を経て製品化されるのが一般的である。
このシート状の乾燥海苔は、通常、全自動式の海苔製造装置によって機械的に大量生産されている。
また、海苔抄き装置としては、海苔ミスを、その上下に設けられた、透明マスと可撓性を有する保水袋とで挟み込み、保水袋を圧縮することで、海苔ミスの上面を保水袋の内部に保水されていた水で満たした後、海苔ミス上に所定量の海苔生地液を流下し、その後、保水袋を膨張させることで、海苔ミスの上面を満たしていた水を保水袋の内部に戻して、海苔ミスで海苔生地を抄くように構成されたものが用いられている。
【0003】
ところで、現在、全自動式の海苔製造装置によって製造される乾燥海苔は、190mm×210mmのサイズに全メーカーで統一されている。
そして、加工業者によっては、そのサイズの乾燥海苔を、例えば、おにぎり用や手巻き用の所定のサイズに裁断する二次加工が必要となっている。この場合の海苔の裁断(カット)装置としては、例えば、特許文献1等に開示されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-079345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、サイズ190mm×210mmの乾燥海苔を、例えば、おにぎり用や手巻き用の所定のサイズに裁断すると、当該サイズ190mm×210mmの乾燥海苔から端材が出ることとなり、この端材は廃棄処理され、食品ロスを生じさせてしまう。
【0006】
そこで、本発明者らは、食品ロスの発生を最小限に抑えるべく鋭意研究を重ねた。その結果、本発明者らは、海苔抄き装置の構成を工夫することにより、加工業者が必要とする様々なサイズの乾燥海苔の製造に対応させることが可能になることに想到し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、加工業者が必要とする様々なサイズの乾燥海苔の製造に対応させることが可能な海苔製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明に係る海苔製造装置の構成は、
(1)海苔ミスを、その上下に設けられた、透明マスと可撓性を有する保水袋とで挟み込み、前記保水袋を圧縮することで、前記海苔ミスの上面を前記保水袋の内部に保水されていた水で満たした後、前記海苔ミス上に所定量の海苔生地液を流下し、その後、前記保水袋を膨張させることで、前記海苔ミスの上面を満たしていた前記水を前記保水袋の内部に戻して、前記海苔ミスで海苔生地を抄くように構成された海苔抄き装置を備えた海苔製造装置であって、
前記透明マスは、当該透明マス自体を取り換えることなく、その下端開口サイズを複数のサイズに変更可能であることを特徴とする。
【0009】
本発明の海苔製造装置の上記(1)の構成によれば、加工業者が必要とする様々なサイズの乾燥海苔の製造に対応させることが可能な海苔製造装置を提供することができる。
また、透明マス自体を取り換える必要がないため、取換作業や取換後の調整作業に要するコストの削減ひいては海苔の生産コストの削減を図ることが可能となる。
【0010】
本発明の海苔製造装置の上記(1)の構成においては、以下の(2)~(4)のような構成にすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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