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公開番号2024017111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022119540
出願日2022-07-27
発明の名称体内を還元させる味噌の製造方法
出願人個人
代理人
主分類A23L 33/00 20160101AFI20240201BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】従来の味噌づくりは、賞味期限延長や、大量生産大量消費を最優先した製造が主体であり、発酵食品の味噌を食した後の人間の体内への影響を考慮した製造方法ではない。
【解決手段】本発明においては、味噌樽筐体を床面から間隔をあけて傾斜させた状態で置き、前記味噌樽筐体内に発酵および熟成で格納された味噌づくりの具材が右回りのらせん回転となるようにし、前記味噌樽筐体を回転させる。そして、前記味噌樽筐体が設置された室内を、従来の暗室での発酵、熟成ではなく天窓からの太陽光の直射を防ぎ、しの竹、又は笹竹等を用いたすだれ格子により木漏れ日環境下とし、前記発酵および熟成の室内の環境温度、湿度を考慮し、4ヶ月以上の期間をかけて体内を還元させる味噌を製造する。これにより、味噌食品が、健康寿命、味噌づくり発酵食品産業に大いに資する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
杉材の黒芯部、又は赤芯部を使った杉板の味噌樽筐体であって、その筐体の底面は蓋を閉じた状態と、上面の蓋が自在に開閉できる味噌樽筐体を使用し、前記味噌樽筐体を傾斜させて配置し、床面から間隔をあけて浮かした状態とし、原材料からなる具材は、無農薬大豆、大麦及び裸麦を煎った粉末と、種麹と、天然塩と、水を使用し、前記原材料からなる具材が右回りのらせん回転となるように前記味噌樽筐体を回転させ、前記味噌樽筐体が設置された室内を、天窓からの太陽光の直射を防ぐ木漏れ日環境下とし、前記発酵および熟成の室内の環境温度は20~40℃の範囲であり、前記室内の環境湿度は70%以下で保ち、4ヶ月以上の期間をかけて発酵、熟成させることを特徴とする体内を還元させる味噌の製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
発酵及び熟成した後の味噌が収納された前記味噌樽筐体を保管するに際し、天窓から差し込む太陽光を、前記太陽光が前記味噌樽筐体に直射されない木漏れ日環境下とし、前記味噌筐体を保管する室内の環境温度は0~20℃の範囲であり、前記室内の環境湿度は60%以下で保たれた状態での保管とすることを特徴とする請求項1に記載の体内を還元させる味噌の製造方法。
【請求項3】
前記味噌の製造仕上がり状態は、粉末味噌仕上がり、練り味噌仕上がり、固形味噌仕上がり、又は液状味噌仕上がりとすることを特徴とする請求項1、又は2に記載の体内を還元させる味噌の製造方法。
【請求項4】
前記味噌は、樽詰め、パック詰め、瓶詰め、カプセル詰め、又はスティック詰めにして出荷することを特徴とする請求項1、又は2に記載の体内を還元させる味噌の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体内を還元させる味噌の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
大豆味噌作りとして、蒸し煮した大豆を丸くまとめた味噌の玉をつくるには、種麹と大麦又は裸麦を煎った粉末の香煎を散布し、塩、種水を混ぜ樽に仕込み、発酵、熟成させる製造方法が一般的に公知されている。
【0003】
特許文献1は、味噌の製造方法に関し、特には赤味噌に近い鮮やかな色調を有する味噌の製造方法に関するものを提供している。
【0004】
特許文献2は、味噌の製造方法に関し、オカラが麹により発酵することを見いだし、食物繊維を多く含んだ 味噌を製造することに関するものを提供している。
【0005】
特許文献3は、味噌製造の原料として、加熱処理の後乾燥処理した植物性蛋白質と、乾燥処理したデンプンと、乾燥処理した麹または酵素と、食塩にこれらの原料を所定の割合で水を加えて混合し、発酵、熟成させるものについて提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願平05-349080
特願平2002-211775
特願昭60-80969
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1乃至3において、味噌づくりの製造方法、貯蔵方法が記述されているが、これらの方法で製造された味噌の製造方法、貯蔵方法において、人間が食べた後、体内を還元作用に導く味噌については言及されていない。
【0008】
従来の味噌づくりの製造方法、貯蔵方法においては、混ぜ合わせる素材の手段だけでは、
人間が摂取した後、体内が還元作用に導く味噌の食糧とする要件は果たせないのである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
味噌づくりの発酵と熟成に使用する味噌樽筐体は、杉材の黒芯および赤芯部を有する杉板を利用した味噌樽筐体であって、その筐体の底面は蓋を閉じた状態と、上面の蓋が自在に開閉できる味噌樽筐体を使用し、前記味噌樽筐体を床面から間隔をあけて傾斜させ床面から浮かした状態で置き、傾斜角度は5~30度範囲とし、金属素材で円筒形状の吊り箱を設けた底面を2重槽にし、前記2重槽の上部の1槽部が任意設定速度で右回りに回転させ、回転速度は1分回に1~5回転とし、前記味噌樽筐体に格納された味噌づくりの具材が、ゆるやかな回転となるようにしたのであり、前記味噌樽が傾斜して置かれるようにした回転台を設けたことにより、前記味噌樽筐体内に発酵および熟成させるために格納されている味噌の具材が、単なる右回りだけでなくらせん回転となるようにし、前記味噌づくりの発酵と熟成に使用する味噌樽筐体が設置される室内は、従来の暗室環境下で発酵と熟成をさせるのではなく、天窓から差し込む太陽光を、しの竹又は笹竹もしくは葦を用いたすだれ形態の格子で前記太陽光が前記味噌樽筐体に直射されないように木漏れ日環境下に置かれた前記味噌樽で得られた味噌を人間が食した後、体内が還元作用に導く食糧とすることを特徴とする体内を還元させる味噌の製造方法としたのである。
【発明の効果】
【0010】
本発明にかかる体内を還元させる味噌の製造方法の効果について述べる。ちなみに本発明の体内を還元させる味噌の製造方法は、前記先行文献には体内が還元作用に導く食糧とする要件が盛り込められていないことは述べたとおりである。よって、後述する表1で示すように体内を還元させる味噌の製造方法の所期の目的とする人間が食べた後、体内が還元作用に導く味噌の食糧とすることが達成できたのである。前記本発明の味噌は、液味噌状に限定されず、固形、液状に近いドロドロに溶解された味噌、粉末味噌などとし、従来のねり状の味噌づくりに限定されない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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