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公開番号2023178147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022091238
出願日2022-06-04
発明の名称ねじ締め装置
出願人個人
代理人個人
主分類B25B 21/00 20060101AFI20231207BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】「かじり」を抑制し、製品設計に課す負担を軽減できるねじ締め装置を提供する。
【解決手段】ねじ締め装置1は、雄ねじ10と雌ねじ11とをねじ結合させる装置20と、ねじ結合に先立ち、雄ねじ10のねじ結合方向のねじ結合始まり側端部である不完全ねじ部13を、雌ねじ11のねじ結合方向のねじ結合始まり側端部である不完全ねじ部14に挿入し、ねじ結合とは逆の回転を雄ねじおよび/または雌ねじにさせる装置21と、ねじ結合とは逆の回転を与える際に、雄ねじ10のねじ山が、雌ねじ11のねじ山と面接触することを検出する、ねじ落下検出センサ22とを有し、ねじ落下検出センサ22が、ねじ落下を検出したら、ねじ結合を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
雄ねじと雌ねじとをねじ結合させる装置と、
前記ねじ結合に先立ち、前記雄ねじの前記ねじ結合方向の前記ねじ結合始まり側端部を前記雌ねじの前記ねじ結合方向の前記ねじ結合始まり側端部に挿入し、前記ねじ結合とは逆の回転を前記雄ねじおよび/または前記雌ねじにさせる装置と、
前記ねじ結合とは逆の回転を与える際に、前記雄ねじのねじ山が、前記雌ねじのねじ山と面接触することを検出する、ねじ落下検出センサとを有し、
前記ねじ落下検出センサが、ねじ落下を検出したら、前記ねじ結合を行う、
ねじ締め装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載のねじ締め装置において、
前記ねじ落下検出センサは、
(1)前記雄ねじおよび/または前記雌ねじの落下距離が、所定値以上であるか、
(2)前記雄ねじおよび/または前記雌ねじの前記落下による衝撃が、所定値以上であるか、
(3)前記雄ねじと前記雌ねじとの電気抵抗が、所定値以下、または電気抵抗値の低下がみられたか、
(4)前記雄ねじおよび/または前記雌ねじに対し、前記ねじ結合とは逆の回転を与えるための電動工具が、必要とする電流値の低下が見られたか、
(5)前記雄ねじおよび/または前記雌ねじの移動距離の変化量が、所定値以上であるか、
(6)前記雄ねじおよび/または前記雌ねじの移動距離の移動平均の変化量が、所定値以上であるか、
(7)前記落下の際に、前記雄ねじと前記雌ねじとがぶつかる音量が所定値以上であるか、
上記(1),(2),(3),(4),(5),(6)または(7)の1つ以上が確認されたら、前記ねじ落下を検出したものとする、ねじ締め装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ締め装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ねじ締め不良の一つに「かじり」がある。「かじり」は、雄ねじと雌ねじのねじ山同士が点接触または線接触状態で噛み合い、ねじを締め込むことで抵抗が増して生じることが知られている。「かじり」は、転造ねじの場合には、およそ2%の割合で発生すると言われている。
【0003】
この「かじり」を防止するために従来から種々の工夫がなされてきた。たとえば、特許文献1では、ねじ山のピッチを所定のものとすることで、「かじり」を抑制しようとしてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-133819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、「かじり」を防止するには不十分である。また、「かじり」を防止するために、ねじ山のピッチを変更するといったことは、特別なねじを使用することを強いることであり、コスト面等で製品設計に課す負担が大きく、好ましくない。
【0006】
そこで本発明の目的は、「かじり」を抑制し、製品設計に課す負担を軽減できるねじ締め装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のねじ締め装置は、雄ねじのねじ結合方向のねじ結合始まり側端部と雌ねじのねじ結合方向のねじ結合始まり側端部とをねじ結合させる装置と、ねじ結合に先立ち、雄ねじの不完全ねじ部を雌ねじの不完全ねじ部に挿入し、ねじ結合とは逆の回転を雄ねじおよび/または雌ねじにさせる装置と、ねじ結合とは逆の回転を与える際に、雄ねじのねじ山が、雌ねじのねじ山と面接触することを検出する、ねじ落下検出センサとを有し、ねじ落下検出センサが、ねじ落下を検出したら、ねじ結合を行う。
【0008】
ここで、ねじ落下検出センサは、
(1)雄ねじおよび/または雌ねじの落下距離が、所定値以上であるか、
(2)雄ねじおよび/または雌ねじの落下による衝撃が、所定値以上であるか、
(3)雄ねじと雌ねじとの電気抵抗が、所定値以下、または電気抵抗値の低下がみられたか、
(4)雄ねじおよび/または雌ねじに対し、ねじ結合とは逆の回転を与えるための電動工具が、必要とする電流値の低下が見られたか、
(5)雄ねじおよび/または雌ねじの移動距離の変化量が、所定値以上であるか、
(6)雄ねじおよび/または雌ねじの移動距離の移動平均の変化量が、所定値以上であるか、
(7)落下の際に、雄ねじと雌ねじとがぶつかる音量が所定値以上であるか、
上記(1),(2),(3),(4),(5),(6)または(7)の1つ以上が確認されたら、ねじ落下を検出したものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明では「かじり」を抑制し、製品設計に課す負担を軽減できるねじ締め装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態のねじ締め装置の概要のブロック図と共に、雄ねじと雌ねじとの平面図を示す図である。
図1に示した雄ねじと雌ねじの斜視図である。
図1に示したねじ落下検出センサの、ねじ落下を検出するタイミングの例を示す図である。
「かじり」の有る状態の雄ねじと雌ねじを示す平面図である。
図4の領域Bの拡大模式図である。雌ねじの切り欠きの部分は、雄ねじとの区別のため、便宜上黒塗りにしている。
「かじり」の無い状態の雄ねじと雌ねじを示す平面図である。
図6の領域Cの拡大模式図である。雌ねじの切り欠きの部分は、雄ねじとの区別のため、便宜上黒塗りにしている。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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