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公開番号2024018482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121850
出願日2022-07-29
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/02 20060101AFI20240201BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】信頼性を向上する。
【解決手段】電動切断機10では、螺旋リブ92が、モータギヤ収容部30Cの内周面に形成されている。螺旋リブ92は、ピニオンギヤ44の径方向外側に配置されると共に、回転軸41の径方向から見て、回転軸41の回転方向へ向かうに従い上側へ傾斜する方向に沿って延在されている。このため、モータ40の回転時にピニオンギヤ44から飛散するグリスが、モータギヤ収容部30Cの内周面に当たり、当該内周面に沿って落下することで螺旋リブ92の上面に蓄積される。これにより、飛散したグリスがモータ40のモータ本体40A側へ流出されることを抑制できる。また、螺旋リブ92は、螺旋状に形成されているため、グリスの蓄積が繰り返し行われることで、蓄積されたグリスが螺旋リブ92の終端部(上端部)から伝達ギヤ収容部30A1側へ流出される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
モータ本体及び回転軸を有するモータと、
前記回転軸に設けられ、前記モータ本体に対して前記回転軸の軸方向の一方側に配置されたモータギヤと、
前記モータギヤに噛合され、前記モータの駆動力が伝達される伝達ギヤと、
前記モータギヤを収容するモータギヤ収容部を有するケースと、
前記モータギヤ収容部の内周部に設けられ、前記モータギヤの径方向外側に配置されると共に、前記回転軸の径方向から見て前記回転軸の回転方向へ向かうに従い前記軸方向の一方側へ傾斜する方向に延在されたスロープ部と、
を備えた作業機。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記スロープ部は、前記回転軸の回転方向へ向かうに従い前記軸方向の一方側へ旋回される螺旋状のリブである請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記モータギヤ収容部は、前記軸方向に貫通した筒状に形成されており、
前記ケースは、
前記軸方向の一方側へ開放された凹状に形成され、前記伝達ギヤを収容する伝達ギヤ収容部と、
前記伝達ギヤ収容部の側面に形成され、前記モータギヤ収容部と前記伝達ギヤ収容部とを連通させる連通部と、
を有しており、
前記スロープ部が、前記伝達ギヤ収容部に対して前記軸方向の他方側に配置されている請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記伝達ギヤ収容部の底面には、前記モータギヤ収容部の径方向外側において、溜まり部が形成されており、前記溜まり部は、前記軸方向の一方側へ開放された凹状に形成されている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記モータギヤ収容部の内径は、前記軸方向において一定に設定されており、
前記モータギヤ収容部の径方向における前記モータギヤ収容部の内周部と前記モータギヤとの間の隙間が一定である請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記モータギヤは、
円柱状の基部と、
前記基部の外周部に形成された歯部と、
を含んで構成されており、
前記基部における前記軸方向の他方側の外周部には、前記軸方向の他方側へ向かうに従い径方向外側へ傾斜された傾斜部が形成されている請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記モータへの負荷が大きくなった際、前記伝達ギヤは前記スロープ部に近接するように動作するように構成されている請求項1に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の電動工具(作業機)では、モータの駆動軸の一端部にピニオンギヤ(モータギヤ)が形成されており、ピニオンギヤは、動力伝達ギヤに噛合されている。動力伝達ギヤは、被駆動部に連結されており、モータの回転力が、被駆動部によって、前後方向の往復運動に変換される。これにより、モータが駆動することで、ブレードが前後方向に往復運動して、被加工材に対して切断加工を施すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開番号2019/138726
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記電動工具では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、電動工具では、一般に、ピニオンギヤ(モータギヤ)の摩耗等を抑制するために、グリス等の潤滑材をピニオンギヤに塗布する。ここで、仮に、ピニオンギヤに塗布されたグリスが、モータの固定子等を有するモータ本体側へ流出し、モータ本体内に侵入した場合には、モータの信頼性が低下すると共に、電動工具の信頼性が低下する可能性がある。このため、電動工具では、信頼性を向上することができる構造にすることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、信頼性を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータ本体及び回転軸を有するモータと、前記回転軸に設けられ、前記モータ本体に対して前記回転軸の軸方向の一方側に配置されたモータギヤと、前記モータギヤに噛合され、前記モータの駆動力が伝達される伝達ギヤと、前記モータギヤを収容するモータギヤ収容部を有するケースと、前記モータギヤ収容部の内周部に設けられ、前記モータギヤの径方向外側に配置されると共に、前記回転軸の径方向から見て前記回転軸の回転方向へ向かうに従い前記軸方向の一方側へ傾斜する方向に延在されたスロープ部と、を備えた作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記スロープ部は、前記回転軸の回転方向へ向かうに従い前記軸方向の一方側へ旋回される螺旋状のリブである作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記モータギヤ収容部は、前記軸方向に貫通した筒状に形成されており、前記ケースは、前記軸方向の一方側へ開放された凹状に形成され、前記伝達ギヤを収容する伝達ギヤ収容部と、前記伝達ギヤ収容部の側面に形成され、前記モータギヤ収容部と前記伝達ギヤ収容部とを連通させる連通部と、を有しており、前記スロープ部が、前記伝達ギヤ収容部に対して前記軸方向の他方側に配置されている作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記伝達ギヤ収容部の底面には、前記モータギヤ収容部の径方向外側において、溜まり部が形成されており、前記溜まり部は、前記軸方向の一方側へ開放された凹状に形成されている作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記モータギヤ収容部の内径は、前記軸方向において一定に設定されており、前記モータギヤ収容部の径方向における前記モータギヤ収容部の内周部と前記モータギヤとの間の隙間が一定である作業機である。
(【0011】以降は省略されています)

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