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公開番号2023146108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-12
出願番号2022053130
出願日2022-03-29
発明の名称レンチ
出願人株式会社フジキン
代理人
主分類B25B 13/48 20060101AFI20231004BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】水平の確認が可能で、作業の邪魔にならない水準器をもつレンチを提供する。
【解決手段】本体部2と本体部2の少なくとも一方にもうけられたヘッド部3とからなる操作部4と、ヘッド部3の端部に形成されたヘッド部の先端部分に開口部が外側になるように口径部5が形成され、口径部5は、対向した面が平行になる平行面5a及び5bを有し、本体部2の中央部分には、孔6が形成されており、その中に水準器7が配置されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
人手によって、被回転体を回転させる操作部を備えたレンチであって、
前記操作部は、棒状の本体部と、該本体部の少なくとも一方に形成され、被回転体又は被回転体に嵌合するソケットを保持する保持部を備えたヘッド部とからなり、
前記操作部には、孔が形成され、
前記孔の中に水準器が配置されているレンチ。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記水準器は、前記孔から突出しないよう設置されている、請求項1に記載のレンチ。
【請求項3】
前記孔は、操作部を貫通している、請求項1に記載のレンチ。
【請求項4】
前記被回転体は、ナット及びボルトである、請求項1に記載のレンチ。
【請求項5】
前記保持部は、前記回転体の頭部に形成された平行面に対向する平行面を有する口径部、または、前記回転体を嵌め入れ可能な固定部が形成されている、請求項1に記載のレンチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として水準器付のレンチに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンチ(スパナも含み、ここではボルト等を回して締付け等を行うものの総称とする)の構造は、棒状の本体部の少なくとも一方にヘッド部を持ち、このヘッド部には、ボルト(ナット等の被回転体も含む)の頭部に設けられた六角形の内のいずれかの平行面に対向する平行面を持つ口径部、またはボルト頭部全体を嵌め入れ可能で内径部に複数の凹凸が形成されることでボルト頭部の六角形の角部が凹凸に嵌まるように形成された保持部を有し、ボルトを保持部に嵌め入れた状態で、本体部をボルトの回転軸を中心に回転させることで、ボルトを締付け固定、または緩めて取り外すことが出来る。
【0003】
通常の作業に於いて、水平な固定面に対してボルトを締付ける際、ヘッド部がボルトを固定面に対して水平になるようにしてレンチを回転させる必要がある。これは、ヘッド部が固定面に対して斜めの状態で回転させた場合、ヘッド部の先端部が固定面に接触し、固定面を傷付ける可能性があるためである。また、ヘッド部が固定面に対して斜めになっているという事は、ボルトの頭部に対しても斜めに嵌められていることになるため、ボルトに対して加えるトルク等が不均一になり、締付け不良が発生する可能性がある。
【0004】
レンチのヘッド部を水平になるようにするため、レンチの上に水準器(水平器とも言う、水平状態を確認する器具)を乗せた状態で締め付けを行う事も出来るが、レンチの上に水準器を固定した状態で両方を回転させる必要があり、作業がやりにくく、作業効率が悪くなる。なお、特許文献1のようにレンチに水準器を設置するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭63-094669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の水準器付レンチは、ねじ止め具の上部に円形の水準器を設けている。それによって、水準器を手で固定する必要はなく、水準器を見ながらレンチのみを動かすことが出来る。しかしながら、特許文献1の水準器付レンチは、水準器がねじ止め具の上部に設けられているため、締付け作業を行う際には邪魔になり、作業途中に持ち替えたりする必要が出てくる。
本発明は、作業時に邪魔にならず、レンチの平行度を容易に確認することが出来る水準器付のレンチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るレンチは、人手によって、被回転体を回転させる操作部を備えたレンチであって、前記操作部は、棒状の本体部と、該本体部の少なくとも一方に形成され、被回転体又は被回転体に嵌合するソケットを保持する保持部を備えたヘッド部とからなり、前記操作部には、孔が形成され、前記孔の中に水準器を備えることを特徴とする。前記水準器は、前記孔から突出しないよう設置されてもよい。また前記孔は、操作部を貫通していてもよい。さらに前記被回転体は、ナット及びボルトであってもよい。前記保持部は、前記回転体の頭部に形成された平行面に対向する平行面を有する口径部、または、前記回転体を嵌め入れ可能な固定部が形成されていればよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、水準器がレンチの操作部に設置されているため、締付け作業を行っている際に、持ち手を変えずに水準器を見ながら作業を行うことが出来る。また、水準器はレンチに内蔵されているため、作業の邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るレンチの第1実施形態を示す上面図及び断面図である。
水準器の外観図である。
本発明に係るレンチの第2実施形態を示す外観図である。
本発明に係るレンチの第3実施形態を示す上面図及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るレンチの実施形態について、以下に図1~図4を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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