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公開番号2024041470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146303
出願日2022-09-14
発明の名称電動工具
出願人株式会社マキタ
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B25B 23/14 20060101AFI20240319BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】電動工具において、対象物の締付作業毎に締付作業の設定値を受信することなく、一連の締付動作を繰り返し実施できるようにする。
【解決手段】電動工具は、モータ、操作部、記憶部、モータ制御部、および作業制御部を備える。記憶部は、締付作業毎にモータの駆動条件が設定された複数の作業情報を記憶し、モータ制御部は、操作部から駆動指令が入力されると、記憶部に記憶された作業情報に基づきモータを駆動する。作業制御部は、モータ制御部によるモータの駆動毎に、記憶部に記憶された複数の作業情報の中から特定の作業情報を選択してモータ制御部に出力することで、複数の作業情報に対応した締付作業を所定順序で実行させる。また、作業制御部は、締付作業を所定順序で実行させるための作業情報出力動作を繰り返し実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータの駆動指令を入力するよう構成された操作部と、
前記モータの駆動条件が対象物の締付作業毎に設定された複数の作業情報を記憶するよう構成された記憶部と、
前記操作部から前記モータの駆動指令が入力されると、前記記憶部に記憶された前記作業情報に基づき前記モータを駆動するよう構成されたモータ制御部と、
前記モータ制御部による前記モータの駆動毎に、前記記憶部に記憶された前記複数の作業情報の中から特定の前記作業情報を選択して前記モータ制御部に出力することで、前記複数の作業情報に対応した前記締付作業を所定順序で実行させるように構成された作業制御部と、
を備え、
前記作業制御部は、前記複数の作業情報に対応した前記締付作業を所定順序で実行させる作業情報出力動作が完了すると、前記作業情報出力動作を再度実行することで、前記作業情報出力動作を繰り返し実行するように構成されている、電動工具。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動工具であって、
前記記憶部には、前記複数の作業情報に加えて、前記複数の作業情報に対応した前記締付作業の順序が予め設定された順序情報が記憶されており、
前記作業制御部は、前記モータ制御部による前記モータの駆動毎に、前記記憶部に記憶された前記順序情報に基づき次に実施すべき前記締付作業の前記作業情報を選択して、前記モータ制御部に出力するよう構成されている電動工具。
【請求項3】
請求項2に記載の電動工具であって、
前記記憶部に記憶された前記順序情報には、前記複数の作業情報に対応した前記締付作業の順序に加えて、該締付作業の実行回数が含まれており、
前記作業制御部は、前記モータ制御部による前記モータの駆動毎に、前記記憶部に記憶された前記順序情報に基づき次に実施すべき前記締付作業の前記作業情報と前記実行回数を選択して、該作業情報を前記実行回数分、前記モータ制御部に出力するよう構成されている電動工具。
【請求項4】
請求項1に記載の電動工具であって、
前記記憶部には、前記複数の作業情報が前記締付作業の実行順に記憶されており、
前記作業制御部は、前記モータ制御部による前記モータの駆動毎に、前記記憶部に記憶された前記複数の作業設定情報の中から、前記記憶部への記憶順に特定の前記作業情報を選択して、前記モータ制御部に出力するよう構成されている電動工具。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1項に記載の電動工具であって、
前記作業制御部は、前記モータ制御部による前記モータの駆動が終了する毎に、前記モータ制御部から前記締付作業の実施結果を取得して、前記記憶部に記憶するよう構成されている、電動工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、対象物の締付作業を行うのに用いられる電動工具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ネジ締め作業を行うたびに、次のネジ締め作業での締付力の設定値を、スマート端末から電動工具に送信させることで、電動工具によるネジ締め作業をスマート端末を介して管理するよう構成された、作業管理装置が開示されている。また、特許文献1には、ネジ締め作業を複数回連続的に実施させるために、スマート端末から、複数回のネジ締め作業での締付力の設定値を順番に電動工具に送信することも開示されている。
【0003】
この作業管理装置において、電動工具は、スマート端末から送信されてきた締付力の設定値を一旦記憶し、トリガスイッチが操作されると、締付力が、記憶した設定値となるようモータを駆動し、ネジなどの対象物を締め付ける。また電動工具は、対象物の締付結果を、スマート端末を介して、作業管理装置に送信する。この結果、作業管理装置は、スマート端末を介して、電動工具の動作設定を行い、電動工具による対象物の締付結果を管理することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6395081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載された電動工具は、作業管理装置側での動作状態の管理のために、締付作業を1回、或いは複数回実施する度に、スマート端末などの外部端末と通信する必要がある。
【0006】
このため、例えば、電動工具に、異なる締付作業を順に実行する一連の締付動作を繰り返し実行させたい場合であっても、締付作業の1回毎或いは複数回毎に電動工具と外部端末との間の通信を実施させる必要がある。従って、この場合には、電動工具と作業管理装置との通信頻度が多くなり、制御処理負荷が増加するとか、通信毎に記憶する設定値等のデータ量が多くなる、という問題が生じる。
【0007】
本開示の一局面は、電動工具において、対象物の締付作業毎に締付作業の設定値を受信することなく、一連の締付動作を繰り返し実施できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の電動工具は、モータと、操作部と、記憶部と、モータ制御部と、作業制御部と、を備える。
操作部は、モータの駆動指令を入力するよう構成されており、記憶部は、モータの駆動条件が対象物の締付作業毎に設定された複数の作業情報を記憶するよう構成されている。そして、モータ制御部は、操作部からモータの駆動指令が入力されると、記憶部に記憶された作業情報に基づきモータを駆動する。
【0009】
作業制御部は、モータ制御部によるモータの駆動毎に、記憶部に記憶された複数の作業情報の中から特定の作業情報を選択してモータ制御部に出力することで、複数の作業情報に対応した締付作業を所定順序で実行させる。
【0010】
また、作業制御部は、複数の作業情報に対応した締付作業を所定順序で実行させるための作業情報出力動作が完了すると、その作業情報出力動作を再度実行することで、作業情報出力動作を繰り返し実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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