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公開番号2024031700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022135426
出願日2022-08-26
発明の名称トルクドライバー
出願人株式会社中村製作所
代理人個人
主分類B25B 23/142 20060101AFI20240229BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ネジの締め付け方向が違っても柔軟に対応でき、保管スペースの軽減等を図ることができ、使い勝手が良くなるよう形成したトルクドライバーを提供する。
【解決手段】クラッチ機構5を、バネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8と歯車状のリンク9とで形成する。リンク保持盤7の孔7aに歯車状のリンク9を、凸湾曲状の先端部9aを孔7aの両端の開口から突き出した状態で回転自在に収納する。このリンク9の先端部9aがバネ受け6とリンク荷重受け8の凹み6a、8aに係合し、締め付けトルクが設定トルク値を超えると、リンク9が、それまで係合していたバネ受け6とリンク荷重受け8の凹み6a、8aから脱して隣の凹み6a1、8a1に係合し、クラッチが切れるよう形成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の取っ手の軸心位置にシャフトが回転自在に設けられ、このシャフトにコイルバネが外装され、このコイルバネのバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段が取っ手の基端に設けられ、上記のシャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると取っ手とシャフトとの結合を解除するクラッチ機構が取っ手内に設けられているトルクドライバーであって、上記のクラッチ機構が、コイルバネを受けるバネ受けと、このバネ受けの後側に配置されているリンク保持盤と、このリンク保持盤の後側に配置されているリンク荷重受けと、上記のリンク保持盤の孔に回転自在に収納されている歯車状のリンクとで形成され、上記のバネ受けとリンク保持盤とリンク荷重受けは、シャフトと同心状に設けられ、上記の締め付けトルク値設定手段は、上記のバネ受けを受ける初期バネ縮め代用設定プラグと、リンクの角度を調整するリンク角度調整プラグとで形成され、初期バネ縮め代用設定プラグは、取っ手の基端の内周面にシャフトの長手方向に沿って進退動作自在に螺合され、リンク角度調整プラグは初期バネ縮め代用設定プラグの内周面にシャフトの長手方向に沿って進退動作自在に螺合され、上記の孔は、シャフトの延びる方向に沿ってリンク保持盤に貫通状に形成されていると共に、リンク保持盤の軸心周りに周方向に等間隔をあけて、且つリンク保持盤の直径線と直交する方向に開口が延ばされて形成され、上記のリンクは、リンクの周方向に等間隔をあけて凸湾曲状の先端部を複数備えて歯車状に形成されていると共に、この先端部を孔の両端の開口から突き出させて収納され、このリンクの先端部が係合する凹みが、バネ受けとリンク荷重受けのリンク保持盤との対向面に、バネ受けとリンク荷重受けの軸心周りに等間隔をあけて同じ円周線上に、同形状且つ同数形成され、上記のシャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、リンクの先端部がバネ受けとリンク荷重受けの凹みに係合してコイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えるとリンクが回転して隣り合う次の凹みに先端部が係合し、取っ手とシャフトとの結合を解除するよう形成されていることを特徴とするトルクドライバー。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1記載のトルクドライバーであって、リンク保持盤の孔が、リンク保持盤の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されていることを特徴とするトルクドライバー。
【請求項3】
請求項2記載のトルクドライバーであって、リンクの先端部が、リンクの軸心周りに90度づつあけて計4個形成されていることを特徴とするトルクドライバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トルクドライバーに関し、更に詳しくは締め付け方向が正逆いずれの方向でも対応可能になるよう形成したトルクドライバーに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トルクドライバーとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
この従来品は、筒状の握りの軸心位置にシャフト(ドライバー軸)が回転自在に配設され、このシャフトの回転を規制するコイルバネがシャフトに外装され、コイルバネを受け止めるバネ受けが、シャフトと同心状に取っ手内に設けられている。
【0003】
また、この従来品は、コイルバネのバネ力を調節して締め付けトルクを設定するための締め付けトルク値設定手段が、取っ手の基端に設けられ、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると、取っ手とシャフトとの結合を解除するクラッチ機構が、取っ手内に設けられている。
【0004】
そして、上記のクラッチ機構は、コイルバネの弾発力がバネ受けを介して伝えられる鋼球保持盤と、この鋼球保持盤がコイルバネで圧接されるクラッチ盤とを備え、締め付け力が設定トルク値を超えると鋼球保持盤に保持されている鋼球がクラッチ盤の凹段差部から脱して隣の凹段差部に受け渡され、これにより取っ手とシャフトとの結合状態を解除するよう形成されている。
【0005】
この場合、従来、上記の凹段差部は、クラッチ動作が確実に且つ円滑に機能するよう、鋼球が送り出される側の傾斜面を急勾配に、転動して進入する側の傾斜面を緩やかな勾配に形成しているのが通例であった。
【0006】
従って、従来は、螺子の締め付け方向の違いによって右螺子用と左螺子用に形成されていたから、従来品によると、その分、置き場所や保管場所等が増え、負担が余分にかかり、使い勝手が悪い、という問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-190246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、ネジの締め付け方向が違っても柔軟に対応でき、保管スペースの軽減等を図ることができ、使い勝手が良くなるよう形成したトルクドライバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本発明は、筒状の取っ手1の軸心位置にシャフト2が回転自在に設けられ、このシャフト2にコイルバネ3が外装され、このコイルバネ3のバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段4が取っ手1の基端に設けられている。そして本発明は、上記のシャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネ3のバネ力により取っ手1とシャフト2とを結合し、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると取っ手1とシャフト2との結合を解除するクラッチ機構5が、取っ手1内に設けられている。
【0010】
この場合、クラッチ機構5は、コイルバネ3を受けるバネ受け6と、このバネ受け6の後側に配置されているリンク保持盤7と、このリンク保持盤7の後側に配置されているリンク荷重受け8と、上記のリンク保持盤7の孔7aに回転自在に収納されている歯車状のリンク9とで形成されている。そして、上記のバネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8は、シャフト2と同心状に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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