TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023180610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022094046
出願日2022-06-10
発明の名称ブレーカ用カバー
出願人株式会社越智工業所
代理人個人
主分類B25D 17/14 20060101AFI20231214BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】壊れた場合に容易に且つ経済的に修理可能なブレーカ用カバーを提供する。
【解決手段】チゼルCHの周方向を囲うように配され、チゼルCHの末端側に配される第一端部11a及びチゼルCHの先端側に配される第二端部11bを有する略筒状のカバー本体11と、ブレーカBRをチゼルCHの軸方向に遊挿可能なブレーカ遊挿孔121a及びブレーカBRをブレーカ遊挿孔121aに遊挿した状態でブレーカBRに固定する固定部123を有する第一フレーム12と、カバー本体11における第一端部11aの近傍と第一フレーム12とを着脱自在に連結する第一連結用孔111a、113a及び第一連結用フック122とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
チゼルで対象物を打撃し、該対象物を斫るブレーカに取り付けられるブレーカ用カバーであって、
前記チゼルの周方向を囲うように配され、該チゼルの末端側に配される第一端部及び該チゼルの先端側に配される第二端部を有する略筒状のカバー本体と、
前記ブレーカを前記チゼルの軸方向に遊挿可能なブレーカ遊挿孔及び前記ブレーカを前記ブレーカ遊挿孔に遊挿した状態で該ブレーカに固定する固定部を有する第一フレームと、
前記カバー本体における第一端部の近傍と前記第一フレームとを着脱自在に連結する第一連結部と、
を備えるブレーカ用カバー。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載のブレーカ用カバーであって、さらに、
前記チゼルを該チゼルの軸方向に遊挿可能なチゼル遊挿孔を有する第二フレームと、
前記カバー本体における第二端部の近傍と前記第二フレームとを着脱自在に連結する第二連結部と、
を備えるブレーカ用カバー。
【請求項3】
請求項1に記載のブレーカ用カバーであって、
前記第一フレームは、前記固定部を介して、前記ブレーカにおけるチゼルの軸方向の所望の位置に固定されるブレーカ用カバー。
【請求項4】
請求項1に記載のブレーカ用カバーであって、
前記カバー本体の前記ブレーカの使用者と対向する箇所の少なくとも一部が透明の素材からなるブレーカ用カバー。
【請求項5】
請求項4に記載のブレーカ用カバーであって、
前記カバー本体の透明の素材でない部分の少なくとも一部がメッシュ素材からなるブレーカ用カバー。
【請求項6】
請求項1に記載のブレーカ用カバーであって、
前記カバー本体が、前記ブレーカと前記第一端部の近傍との隙間を調整する隙間調整部を有するブレーカ用カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーカに取り付けられるブレーカ用カバーに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンクリートや石等の斫り作業には、チゼル(ロッドとも呼ばれる。)により対象物を打撃するブレーカと呼ばれる装置が用いられる。ブレーカを用いることで効率的に斫り作業を行うことができるものの、作業に伴って対象物の破片が飛散するため、この飛散物によって周囲の人が怪我をしたり、周囲の物や建物が破損したりといった問題があった。
【0003】
このような問題の対策の一つとしては、ブレーカの近くに板等の遮蔽物を持った人が立ち、飛散物が周囲に飛散するのを防ぐといった方法が知られている。しかしながら、この方法は、遮蔽物を持つ人が怪我を負うリスクが高く、余計に人員が必要となるため、好適な方法とはいえない。
【0004】
その他の方法としては、例えば、特許文献1に示されるように、ブレーカにブレーカ用カバーを取り付ける方法が知られている。しかしながら、このような従来のブレーカ用カバーは、対象物の破片がぶつかることで壊れた場合、容易に修理できないので、ブレーカ用カバー全体を取りかえなければならず、非経済的であった。また、斫り作業の途中でブレーカ用カバーが壊れた場合には、ブレーカ用カバー全体の交換が必要となるため、作業を長時間中断することとなり、非効率的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3229647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の第一の目的は、壊れた場合に容易に且つ経済的に修理可能なブレーカ用カバーを提供することにある。加えて、第二の目的としてブレーカ用カバーがチゼルに巻き込まれて壊れることの防止があり、第三の目的として様々な態様のブレーカや、作業状況に適用できるような汎用性の獲得がある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び発明の効果
【0007】
本発明の第1の側面に係るブレーカ用カバーは、チゼルで対象物を打撃し、該対象物を斫るブレーカに取り付けられるブレーカ用カバーであって、前記チゼルの周方向を囲うように配され、該チゼルの末端側に配される第一端部及び該チゼルの先端側に配される第二端部を有する略筒状のカバー本体と、前記ブレーカを前記チゼルの軸方向に遊挿可能なブレーカ遊挿孔及び前記ブレーカを前記ブレーカ遊挿孔に遊挿した状態で該ブレーカに固定する固定部を有する第一フレームと、前記カバー本体における第一端部の近傍と前記第一フレームとを着脱自在に連結する第一連結部とを備えるよう構成できる。前記構成によれば、カバー本体と第一フレームとが着脱自在に連結されるため、例えば、カバー本体が対象物の破片がぶつかることで壊れたとしても、カバー本体のみを交換すればよいので、容易に且つ経済的に修理できる。また、斫り作業中の途中でカバー本体が壊れたとしても、第一フレームは固定したままカバー本体のみを交換できるので、作業の中断が短時間ですみ、効率的である。
【0008】
また、本発明の第2の側面に係るブレーカ用カバーは、前記チゼルを該チゼルの軸方向に遊挿可能なチゼル遊挿孔を有する第二フレームと、前記カバー本体における第二端部の近傍と前記第二フレームとを着脱自在に連結する第二連結部とを備えるよう構成できる。前記構成によれば、カバー本体のチゼルの先端側の端部(第二端部)に第二フレームを連結できるので、カバー本体が第二フレームの重みによって引っ張られ、カバー本体がチゼルに巻き込まれて壊れることを防止できる。また、第二フレームの重みにより、カバー本体の第二端部が対象物と密着するため、カバー本体と対象物との隙間から飛散物が飛散することを防止できる。
【0009】
さらにまた、本発明の第3の側面に係るブレーカ用カバーは、前記第一フレームは、前記固定部を介して、前記ブレーカにおけるチゼルの軸方向の所望の位置に固定されるよう構成できる。前記構成によれば、ブレーカ用カバーをブレーカにおけるチゼルの軸方向の所望の位置に固定できるので、チゼルの長さや、ブレーカが対象物を削り進む深さに応じてブレーカ用カバーの取り付け位置を調整することができる。すなわち、1つのブレーカ用カバーで、様々な態様のブレーカや、作業状況に適応可能であり、汎用的である。
【0010】
さらにまた、本発明の第4の側面に係るブレーカ用カバーは、前記カバー本体の前記ブレーカの使用者と対向する箇所の少なくとも一部が透明の素材からなるようであるよう構成できる。前記構成によれば、使用者は、カバー本体の内部を視認できるので、ブレーカ用カバーをブレーカに取り付けていない場合と同様に、対象物やチゼルを確認しながらブレーカを使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
釘抜き機
5か月前
株式会社フジキン
レンチ
6か月前
個人
ねじ締め装置
4か月前
日東精工株式会社
搬送装置
16日前
株式会社ツノダ
挟持工具
1か月前
株式会社ツノダ
挟持工具
2か月前
UTM株式会社
搬送装置
5か月前
個人
ペットボトル用蓋開け具。
5か月前
川崎重工業株式会社
ハンド
2か月前
株式会社右川ゴム製造所
把持装置
25日前
個人
ロボットシステム
4か月前
株式会社不二越
ロボット
6か月前
学校法人立命館
グリッパ
1か月前
株式会社不二越
ロボット
4か月前
トヨタ自動車株式会社
関節機構
4か月前
トヨタ自動車株式会社
関節機構
4か月前
学校法人立命館
ロボットハンド
1か月前
個人
プーリーキー抜き治具
1か月前
個人
作業台
5か月前
オムロン株式会社
ロボットハンド
6か月前
株式会社不二越
予測システム
2か月前
川崎重工業株式会社
ロボット
6か月前
株式会社近藤製作所
ロータリージョイント
6か月前
株式会社越智工業所
ブレーカ用カバー
4か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
株式会社共和製作所
ロボット用アーム
3日前
国立大学法人東北大学
剛性可変連結体
5か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
小倉クラッチ株式会社
ロボットハンド
4か月前
株式会社中村製作所
トルクドライバー
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
4か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
4か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
続きを見る