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公開番号2023145246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-11
出願番号2022052611
出願日2022-03-28
発明の名称入試管理コンピュータシステム及びコンピュータ実装方法
出願人学校法人立命館
代理人個人
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20231003BHJP(計算;計数)
要約【課題】入試に際して、科目の履修履歴に依拠せずに、入試の志願者の学力素養を担保する入試管理コンピュータシステム及び及び実装方法を提供する。
【解決手段】入試管理コンピュータシステム10は、入試の出願先組織と指定単元とが対応付けられた設定データと、科目又は教科を構成する複数の単元の教育コンテンツと、を有する記憶装置と、処理を実行するプロセッサと、を備える。処理は、入試の志願者の端末から、出願先組織を示すエントリーデータをネットワークを介して受信し、エントリーデータが示す出願先組織に対応する指定単元を設定データを用いて求め、記憶装置が有する複数の単元の教育コンテンツのうち、求めた指定単元の教育コンテンツをネットワークを介して志願者の端末に提供する。教育コンテンツは、志願者が単元を修得するための学習に用いられる学習コンテンツを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
入試管理コンピュータシステムであって、
入試の出願先組織と指定単元とが対応付けられた設定データと、科目又は教科を構成する複数の単元の教育コンテンツと、を有する記憶装置と、
処理を実行するプロセッサと、
を備え、
前記処理は、
入試の志願者の端末から、出願先組織を示すエントリーデータを、ネットワークを介して受信し、
受信した前記エントリーデータが示す前記出願先組織に対応する前記指定単元を、前記設定データを用いて求め、
前記記憶装置が有する前記複数の単元の前記教育コンテンツのうち、求めた前記指定単元の教育コンテンツを、ネットワークを介して、前記志願者の端末に提供する、
ことを備え、
前記指定単元は、前記入試管理コンピュータシステムが前記教育コンテンツを提供可能である前記複数の単元のうちの一部の単元であり、
前記教育コンテンツは、前記志願者が単元を修得するための学習に用いられる学習コンテンツを含む
入試管理コンピュータシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記処理は、
提供された前記教育コンテンツによる前記志願者の学習履歴を示す学習履歴データを保存する
ことを更に備える
請求項1に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項3】
前記学習履歴データが示す学習履歴は、前記指定単元の修得を判定するための試験の結果、前記指定単元の習熟度の判定結果、及び、前記志願者による前記教育コンテンツの学習記録のうちの少なくともいずれか一つを含む
請求項2に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項4】
前記処理は、
前記学習履歴データを用いて判定する
ことを更に備え、
前記学習履歴データを用いて判定することは、
前記志願者による前記出願先組織の入試の受験のための出願の可否を判定すること、
前記志願者による前記出願先組織の入試の受験の可否を判定すること、及び
前記志願者による前記出願先組織の入試の合否を判定すること
の少なくともいずれか一つを含む
請求項2に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項5】
前記教育コンテンツは、各単元の修得を判定するための試験コンテンツを含み、
前記指定単元の教育コンテンツを前記志願者の端末に提供することは、前記指定単元の修得を判定するための前記試験コンテンツを、ネットワークを介して、前記志願者の端末に提供することを含む
請求項1に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項6】
前記処理は、
前記試験コンテンツに対する前記志願者の解答を、前記志願者の端末から受信し、
前記志願者の前記解答を用いて判定する
ことを更に備え、
前記志願者の前記解答を用いて判定することは、
前記志願者による前記出願先組織の入試の受験のための出願の可否を判定すること、
前記志願者による前記出願先組織の入試の受験の可否を判定すること、及び
前記志願者による前記出願先組織の入試の合否を判定すること
の少なくともいずれか一つを含む
ことを更に備える
請求項5に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項7】
前記処理は、
前記試験コンテンツに対する前記志願者の解答を、前記志願者の端末から受信し、
前記志願者の前記解答に基づいて、前記指定単元の修得を認定し、
前記指定単元の修得が認定されると、前記出願先組織の入試への出願資格を前記志願者が有することを示す出願資格データを前記記憶装置に保存する
ことを更に備える
請求項5に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項8】
前記処理は、
前記出願先組織の入試への前記出願資格を前記志願者が有するかどうかを、前記出願資格データに基づいて識別し、
前記出願資格を有する前記志願者の端末から、前記出願先組織の入試の受験のための出願データを、ネットワークを介して受信する
ことを更に備える
請求項7に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項9】
前記記憶装置は、第1の単元に関連する第2の単元を示す関連単元データを更に有し、
前記処理は、
求めた前記指定単元が前記第1の単元である場合、前記指定単元に対応する前記第2の単元を、前記関連単元データを用いて求め、
前記第2の単元の教育コンテンツを、ネットワークを介して、前記志願者の端末に提供する
ことを更に備える
請求項1に記載の入試管理コンピュータシステム。
【請求項10】
前記処理は、
提供された前記教育コンテンツによる前記志願者の学習履歴を示す学習履歴データを保存し、
前記第2の単元の教育コンテンツを提供するかどうかを、前記学習履歴データに基づいて判定する
ことを更に備える請求項9に記載の入試管理コンピュータシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、入試管理コンピュータシステム及びコンピュータ実装方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、入学試験管理システムを開示している。特許文献2は、端末装置を介してユーザーに演習問題や講義データを配信する学習支援装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6899572号号公報
特開2019-211796号公報
【発明の概要】
【0004】
入試としては、例えば、大学の入学試験がある。大学の入学試験等では、学科試験によらず、大学の学部又は大学が求める学力素養を担保するため、出願要件が設定されることがある。出願要件は、例えば、志願者が所定の科目を履修していること等である。このような出願要件が設定される試験は、例えば、総合型選抜におけるアドミッションズオフィス選抜入学試験(AO選抜入試)である。AO選抜入試等の学科試験を設けない入試方式においては、履修履歴及び学修成績の状況で志願者の学力素養が判断されることがある。
【0005】
科目の履修履歴によって学力素養を担保しようとすると、大学の学部又は大学が求める科目を履修していない者は、一律に出願要件を満たさなくなるという問題がある。
【0006】
例えば、理数系学部以外の学部であっても、経済学部のように、数学的素養が求められることがある。数学的素養が求められる学部では、数学の所定の科目(例えば、日本の高等学校のための学習指導要領における数学I、数学II、数学III、数学A、数学Bのうち、学部が求めるいずれかの科目)を履修していることを出願要件として求めることが考えられる。例えば、経済学部では、数学I及び数学Bを履修していることを求めることが考えられる。
【0007】
しかし、志願者が、出願先の学部が求める科目を履修しているとは限らない。とりわけ、高等学校において、どの科目を履修するかは、具体的な出願先の学部等を決める前に決定されることが多いため、志願者が、希望する出願先を検討する段階になってから、学部が求める科目全体を履修するのは困難であるか、あるいは履修負担が非常に大きい。このため、学部が求める科目の履修を出願要件とすると、出願要件を満たさない者が多くなり、学部等の門戸が狭くなる。
【0008】
しかも、近年、日本の学習指導要領に基づかない教育を行う機関で、教育を受けた高校生が増加している。学習指導要領に基づかない教育を行う機関は、例えば、国際バカロレア認定校又はインターナショナルスクールである。このような状況において、学習指導要領に基づく科目を出願要件として設定すると、日本の学習指導要領に基づかない教育を受けた者は、学部又は大学が求める十分な学力素養を有していたとしても、学習指導要領に基づく科目を履修していないということのみで受験機会を失うことになる。
【0009】
また、特定の科目を履修していることや学修成績の状況が条件を満たしていることのみでは、志願者の実質的な学力レベルを測ることはできない。例えば、学部が求める科目を履修しており学修成績の状況が条件を満たしていても、学部が求める学力素養が十分でないことがありえる。
【0010】
さらに、「科目」という括りは、学部等の出願先の組織における教育において必要とされる学力素養の範囲に比べて大きすぎることがある。例えば、経済学部では、数学I及び数学Bを履修していることが求められるとしても、数学I及び数学Bの内容全てが、経済学部における教育に関連しているとは限らない。このように、大きすぎる括りである科目での履修履歴は、出願要件としては適切とは言い難い側面もある。
(【0011】以降は省略されています)

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