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公開番号2024061202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168989
出願日2022-10-21
発明の名称装置
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/30 20230101AFI20240425BHJP(計算;計数)
要約【課題】樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定する装置を提供することを目的とする。
【解決手段】樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた前記炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定するための装置であって、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性の変化に関する情報aに基づいて、前記炭化物前駆体の構造に関する情報eを推定する推定部を、備える、装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた前記炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定するための装置であって、
前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性の変化に関する情報aに基づいて、前記炭化物前駆体の構造に関する情報eを推定する推定部を、備える、
装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
情報aが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の赤外線スペクトルの変化に関する情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
情報aが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の重量の変化に関する情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品の物性に関する情報b、及び/又は、前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性に関する情報cと、前記情報aとに基づいて、前記情報eを推定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記情報bが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品の赤外線スペクトルに関する情報を含む、
前記情報cが、前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の赤外線スペクトルに関する情報を含む、
請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記推定部は、前記脱塩素処理の条件に関する情報dと、前記情報aとに基づいて、前記情報eを推定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記情報dが、前記脱塩素処理の温度履歴に関する情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記情報eが、X線結晶構造解析に関する情報、及び/又は、ラマンスペクトルに関する情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記情報eが、前記炭化物前駆体を、ハードカーボン又はグラファイトに分類する情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記推定部は、前記情報eに基づいて、前記炭化物前駆体に適した用途に関する情報fを推定する、
請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた前記炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定するための装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
環境負荷を低減し低炭素社会を実現するためには、ポリ塩化ビニリデンなどの樹脂製品は積極的にリサイクルをすることが望まれる。樹脂製品のリサイクルとしては、樹脂製品を化学合成により他の物質に変え、その物質を原料にして新たな製品を作るケミカルリサイクルや、樹脂製品を燃やすときに発生する熱エネルギーを回収して利用するサーマルリサイクルなどがある。
【0003】
ケミカルリサイクルとしては、リサイクルされる樹脂製品の性状に応じて、炭素材料などへの転用や、油化やガス化、モノマー化などへの転用が考えられる。例えば、ラップフィルムなどの包装材として用いられるポリ塩化ビニリデンの炭化物は、電極材などの用途に用いうることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-121295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ケミカルリサイクルを行う際に、樹脂製品が炭素材料などの高付加価値用途への転用に適しているか否かが判別できれば、より効率的にリサイクルを推進することができる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定する装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕
樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた前記炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定するための装置であって、
前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性の変化に関する情報aに基づいて、前記炭化物前駆体の構造に関する情報eを推定する推定部を、備える、
装置。
〔2〕
情報aが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の赤外線スペクトルの変化に関する情報を含む、
〔1〕に記載の装置。
〔3〕
情報aが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の重量の変化に関する情報を含む、
〔1〕又は〔2〕に記載の装置。
〔4〕
前記推定部は、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品の物性に関する情報b、及び/又は、前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性に関する情報cと、前記情報aとに基づいて、前記情報eを推定する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の装置。
〔5〕
前記情報bが、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品の赤外線スペクトルに関する情報を含む、
前記情報cが、前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の赤外線スペクトルに関する情報を含む、
〔4〕に記載の装置。
〔6〕
前記推定部は、前記脱塩素処理の条件に関する情報dと、前記情報aとに基づいて、前記情報eを推定する、
〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載の装置。
〔7〕
前記情報dが、前記脱塩素処理の温度履歴に関する情報を含む、
〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載の装置。
〔8〕
前記情報eが、X線結晶構造解析に関する情報、及び/又は、ラマンスペクトルに関する情報を含む、
〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載の装置。
〔9〕
前記情報eが、前記炭化物前駆体を、ハードカーボン又はグラファイトに分類する情報を含む、
〔1〕~〔8〕のいずれか一項に記載の装置。
〔10〕
前記推定部は、前記情報eに基づいて、前記炭化物前駆体に適した用途に関する情報fを推定する、
〔1〕~〔9〕のいずれか一項に記載の装置。
〔11〕
前記情報fは、前記炭化物前駆体の電気伝導性と理論容量に関する情報を含む、
〔10〕に記載の装置。
〔12〕
前記情報eを表示制御する表示制御部をさらに備える、
〔1〕~〔11〕のいずれか一項に記載の装置。
〔13〕
学習用データに基づいてモデルを作成する学習部をさらに備え、
前記学習用データは、前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性の変化に関する情報Aと、前記炭化物前駆体の構造に関する情報Eと、を含み、
前記推定部は、前記情報aに基づいて、前記モデルにより、前記情報eを推定する、
〔1〕~〔12〕のいずれか一項に記載の装置。
〔14〕
樹脂製品を脱塩素処理して炭化物前駆体を得たときに、得られた前記炭化物前駆体に適した用途を判別するための情報を推定するための方法であって、
装置が、
前記脱塩素処理の前の前記樹脂製品と前記脱塩素処理の後の前記炭化物前駆体の物性の変化に関する情報aを取得する取得工程と、
前記情報aに基づいて、前記炭化物前駆体の構造に関する情報eを推定する推定工程を実行する、
方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、樹脂製品が炭素材料などの高付加価値用途への転用に適しているか否かが判別できれば、より効率的にリサイクルを推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の処理を示すフローチャートである。
本実施形態の変形例におけるシステム構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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