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公開番号2024053728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160108
出願日2022-10-04
発明の名称乗降調査装置
出願人個人
代理人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240409BHJP(計算;計数)
要約【課題】バス利用者の乗車地点と降車地点を把握するOD調査において、過去においては数々の提案があるが、いずれも人力に頼るところが多く、いまだに現金精算を行う場合が多い状況では正確に乗降記録を把握することが出来ないことを解決する乗降調査装置を提供する。
【解決手段】乗降調査装置12は、乗車口2と降車口3の各々に設置する乗車カメラ9と降車カメラ10の映像に対し、画像認識部13により顔認証及び人体認証を行うとともに、乗車口2に設けられた整理券発券機4及びICカードリーダー6並びに降車口3に設けられた現金投入口5、ICカードリーダー7及び磁気カードリーダー8で利用状況も把握する事により乗降調査を自動的に行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転手の手動による起動もしくはGPS位置情報により自動的に次に停車する停留所の案内放送を行い、系統別停留所番号もしくは停留所名を記憶する停留所放送装置と、運賃納入用の現金投入口、整理券発券機、ICカード読み取り機、磁気カード読み取り機等の運賃精算用補助装置が乗降口に設置される路線バス車両において、
乗車口及び降車口に設置する第1及び第2のカメラ映像より乗客の顔認証を行う第1の手段と、乗客の服装及び骨格形状を含む人体の特徴を識別する第2の手段と、第2の手段により乗客の手を検出し、前記運賃精算用補助装置に乗客の手が近接したことを検知する第3の手段を持ち、第1、第2の手段により得られる降車時の乗客の特長量情報を降車以前に乗車した乗客の特長量情報、前記第3の手段の情報、前記停留所放送装置からの停留所番号のリストと照合することにより、降車する乗客が乗車した停留所を特定することを特徴とする乗降調査装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記カメラの映像より乗客の手を検出する手段に加えて、肘を検出する手段を有し、前方の乗降口におけるカメラ画像の一定座標範囲内において、左右どちらかの手の位置が肘の位置よりも上になる事があり、かつ、どの運賃清算用補助装置にも手を近接せずに通過した場合は、定期券もしくはシルバーパス等の無料パスを運転手に提示したと想定することを特徴とする乗降調査装置。
【請求項3】
前記乗降調査装置において、第1の手段により認証する乗客の性別、年齢、の推定情報、乗車年月日時刻、乗車停留所名、降車停留所名、前記運賃精算用補助装置のうちの使用した装置もしくは、無料パス使用の想定、さらに温度湿度及び車両の前面ワイパーの作動状況より判断する気象情報をリストとして記録する事を特徴とする乗降調査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路線バスにおける乗客の乗降調査を自動で行う装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
路線バスにおける乗務員不足の問題は都市部でも地方でも顕在化していて、乗り合いバス事業者は限られた労働力と車両数で効率的な運行を行うことが求められている。このためバス事業者はバス路線の利用特性とその変化を的確に把握し、継続してサービスを改善するマーケティング活動が重要となっている。乗合バス事業者は現在でも交通系ICカードの利用データ、年に一度行っているOD調査に基づくデータは保有しているが、データの粒度が粗く、十分に活用されているとは言えない。
【0003】
OD調査とは、起点(Origin)と終点(Destination)の組み合わせ、すなわち、バス利用者の乗車地点と降車地点を把握する調査のことで、調査方法には以下のような方法が採られている。
【0004】
調査員による乗客へのカード配布式:特許文献2に記載されている方法で、調査員1~2名がバスに乗車し、乗客が乗車した際に停留所番号を示すカード(ビンゴカード式が多い)を手交し、乗客が乗車中に回答して、降車時に調査員が回収する。降車地停留所を識別するため、バス停ごとに別の回収袋に分けるなどの方策が必要となる。乗客がカードの受け取りを拒否した場合には調査員が自ら記録する必要がある。全便を調査して便ごとの利用動態や平均乗車密度を調べるためには、調査員を多数配置する必要がある。費用と労力を要するため頻繁に実施できない。
【0005】
調査員による乗客へのアンケート配布または聞き取り方式:調査員が車内で乗客にアンケート用紙を配布、回収する方法。乗客が少ない路線以外では精度が落ちる。調査票の配布と説明に時間を要し、受け取り拒否の可能性があるほか、調査員が対応可能な乗客数に限りがあって、混雑時などには精度が落ちてしまう。
【0006】
運転士又は添乗調査員による目視記録方式:目視のみで乗降停留所ペアを記録する方法。乗客が少ない路線でしか実施できず、運転士の負担が大きく、安全運転に支障が出る。
【0007】
このようにOD調査は人力による調査が主で、機器による調査についてはいくつかの方式が試みられているが、それぞれに弱点があり、一般化していない。
【0008】
バーコード付き整理券:特許文献1に記載されている方法で、乗客が乗車時に受け取る整理券に乗車停留所を示すバーコードを停留所ごとに変更しながら印刷して交付し、降車時に回収する方式。整理券発券機の大幅な改造と、降車時に当該整理券のバーコードを読み取る装置が新たに必要となる。利用者の属性情報は得られない。
【0009】
自動カウンタからの調査:赤外線やカメラなどで乗車してくる乗客と降車する乗客を把握する方法。赤外線では乗車停留所と降車停留所を紐づけることができない。カメラ映像の場合は映像を目視することで乗降停留所を紐づけることが可能だが、バスの運行中の映像をすべて確認する必要があり、労力と時間を要する。
【0010】
ICカードログの集計:交通系ICカードの乗降記録によりODを分析する手法。ICカードによる運賃支払いを行っている乗客のデータのみが正確に取得できるが、現金支払いの乗客や定期券利用者の乗降停留所を把握することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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