TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024106079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010171
出願日2023-01-26
発明の名称販売支援方法
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20240731BHJP(計算;計数)
要約【課題】個人が好みの仕様を正確に反映した送配電設備の模型等を困難性なく購入可能であり、電力会社にとって公開すべきでない技術の漏洩を防止可能な、販売支援方法を提供する。
【解決手段】販売支援方法20は、送配電設備の形状のデータ及びこのデータに基づいて製作される模型の少なくともいずれかである製品の販売を支援し、顧客が購入を希望する製品の仕様情報を受信するステップS1の受信工程と、受信した仕様情報と一致する在庫情報の有無を判定し、判定結果を出力するステップS2の判定工程と、製品を出荷する出荷部に対し、判定結果に対応する製品を顧客へ出荷するように指示する出荷指示を送信す
るステップS3の出荷指示工程を備え、さらにステップS2の判定工程で出力する判定結果に対応して、ステップS4の製作工程と、ステップS5の入手工程のいずれか一方を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
製品の販売を支援する販売支援方法であって、
前記製品は、送配電設備の形状についてのデータ及びこのデータに基づいて製作される
前記送配電設備の模型の少なくともいずれかであり、
コンピューターが、顧客が購入を希望する前記製品についての仕様情報を受信する受信
工程と、
前記コンピューターが、前記製品についての在庫情報が記憶される記憶部を参照し、受
信した前記仕様情報と一致する前記在庫情報の有無を判定し、判定結果を出力する判定工
程と、
前記コンピューターが、前記製品を出荷する出荷部に対し、前記判定結果に対応する前
記製品を前記顧客へ出荷するように指示する出荷指示を送信する出荷指示工程を備えるこ
とを特徴とする販売支援方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記仕様情報は、前記送配電設備を識別するための設備識別子と、この設備識別子に関
連付けされる前記模型の模型識別子と、前記設備識別子に関連付けされる前記データのデ
ータ識別子と、前記模型識別子に対応する前記模型の注文数と、前記データ識別子に対応
する前記データの注文数が含まれ、
前記在庫情報は、前記設備識別子と、前記模型識別子と、前記データ識別子と、前記模
型識別子に対応する前記模型の在庫数と、前記データ識別子に対応する前記データの在庫
数が含まれ、
前記コンピューターが、前記判定工程において、前記仕様情報のうちの前記データ識別
子が、前記在庫情報のうちの前記データ識別子と一致しているとともに前記顧客が購入を
希望する前記データの在庫がないと判定して、前記判定結果を出力する場合に、
前記コンピューターが、前記出荷指示工程の直前に、在庫がないと判定される前記デー
タを入手するための入手工程を実行し、
前記入手工程は、
前記コンピューターが、在庫がないと判定した前記データを取得するよう指示する
データ取得指示を、このデータを取得する取得部へ送信する取得指示送信工程と、
前記コンピューターが、前記取得部が送信する、前記送配電設備の形状についての
新たなデータの取得を完了した旨の取得完了通知を受信する取得完了通知受信工程である
ことを特徴とする請求項1に記載の販売支援方法。
【請求項3】
前記コンピューターは、前記判定工程の直後に、前記仕様情報のうち、在庫がないと判
定した前記データについて、前記設備識別子に関連付けされ、前記送電線設備についての
前記製品を販売することの可否を判定する第1の基準に基づいて審査した第1の審査結果
を、前記記憶部に記憶する第1の審査工程を実行し、
前記コンピューターが、前記第1の審査結果が、在庫がないと判定した前記データに
ついての前記製品の販売を可とするものである場合に、前記入手工程乃至前記出荷指示工
程を実行し、
前記コンピューターが、前記第1の審査結果が、在庫がないと判定した前記データに
ついての前記製品の販売を不可とするものである場合に、前記入手工程乃至前記出荷指示
工程の代わりに、前記顧客に前記購入の申し込みを受注することができない旨の受注不可
通知を、前記顧客へ送信する受注不可通知送信工程を実行することを特徴とする請求項2
に記載の販売支援方法。
【請求項4】
前記コンピューターは、前記入手工程を実行する場合に、前記取得完了通知受信工程の
直後において、前記新たなデータについて、前記設備識別子に関連付けされ、前記新たな
データを採用することの可否を判定する第2の基準に基づいて審査した第2の審査結果を
、前記記憶部に記憶する第2の審査工程を実行し、
前記コンピューターが、前記第2の審査結果が、前記新たなデータを採用することを可
とするものであると判定する場合に、前記新たなデータを在庫記憶部に記憶する在庫記憶
工程を実行し、
前記コンピューターが、前記第2の審査結果が、前記新たなデータを採用することを不
可とするものであると判定する場合に、前記在庫記憶工程の直前に、前記新たなデータと
、この新たなデータについての修正情報と、に基づいて前記新たなデータを修正するよう
指示する修正指示を、前記取得部へ送信する修正指示送信工程を実行することを特徴とす
る請求項3に記載の販売支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製品の販売を支援する販売支援方法に係り、特に、送配電設備の模型等を製
品とする販売支援方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電柱や送電鉄塔といった送配電設備の模型が、例えば鉄道模型の一部として安価
に販売されている。ただし、この模型は、実際の送配電設備の外観形状が正確に再現され
ていないような再現度が低いものが多く、また、購入する個人の好みが必ずしも反映され
たものではない。
一方、最近は、個人が、送配電設備の造形に美術的側面から注目して、好みの造形を備
える送配電設備の模型を再現度ができるだけ高くなるように製作し、その画像をソーシャ
ルネットワーキングサービス(SNS)上で公開したり、送配電設備に関する情報を発信
したりすることが増えてきた。
しかし、個人が自力で好みの模型を製作する場合、その再現度を高めようとすればする
ほど、労力・資金面等の様々な面で困難性が増すという課題がある。
そこで、近年、個人が好みの仕様を正確に反映した模型を困難性なく購入できるように
、この模型の製造を支援する技術が開発されており、それに関して既に発明が開示されて
いる。
【0003】
特許文献1には「情報システムおよび方法」という名称で、顧客個別の要求仕様に基づ
いて販売される商品の模型の製造を支援する情報システムおよび方法に関する発明が開示
されている。
特許文献1に開示された発明は、情報システムであり、個別仕様の要求を受け付けて販
売される商品の販売を受注するコンピュータから、上記商品の注文ごとに付与される発注
番号、上記商品を注文した顧客を識別する顧客識別情報、および上記商品の仕様を規定す
る仕様情報を含む商品手配情報を受信する手段と、上記仕様情報を、上記商品に対応する
商品模型の仕様を規定する、そのような模型仕様情報に変換する変換手段と、上記発注番
号、上記顧客識別情報、および上記模型仕様情報を含む模型手配情報を出力する手段とを
備え、上記商品の製造手配とともに、当該商品の個別仕様を反映した商品模型の製造手配
を支援することを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、顧客にとって記念となるミニチュアモデルの
製造を支援することにより、顧客は好みの仕様を正確に反映した模型を得ることができる
。また、顧客に模型を提供することで、顧客の商品購入意欲を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-63058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された発明においては、商品は、例えば、顧客が新たに購入する自動
車や住宅であるため、この商品の模型を顧客へ提供することで、自動車等の外観形状が顧
客に公開されても特に問題とはならない。そのため、模型を顧客へ提供することについて
の可否を検討する必要がない。
これに対し、送配電設備には、電力会社が保有するノウハウに関する技術や、試験的に
実施されている新技術が施されている場合があるため、模型の販売によってこれらの技術
までもが顧客に公開されると、電力会社にとって不利益になるおそれがある。
また、特許文献1に開示された発明においては、商品を購入しない者が、好みの模型を
入手することができないという課題もある。
【0006】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、個人が好みの仕様を
正確に反映した送配電設備の模型やデータを困難性なく購入可能でありながら、電力会社
にとって公開すべきでない技術の漏洩を防止可能な、販売支援方法を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、第1の発明は、製品の販売を支援する販売支援方法であって
、製品は、送配電設備の形状についてのデータ及びこのデータに基づいて製作される送配
電設備の模型の少なくともいずれかであり、コンピューターが、顧客が購入を希望する製
品についての仕様情報を受信する受信工程と、コンピューターが、製品についての情報が
記憶される記憶部を参照し、受信した仕様情報と一致する在庫情報の有無を判定し、判定
結果を出力する判定工程と、コンピューターが、製品を出荷する出荷部に対し、判定結果
に対応する製品を顧客へ出荷するように指示する出荷指示を送信する出荷指示工程を備え
ることを特徴とする。
【0008】
このような構成の発明において、データとは、立体的な模型を製作可能な3Dデータで
あるほか、例えば、3Dデータを構成するための、無人飛行体が収集した画像の2Dデー
タや無人飛行体から送配電設備までの距離測定データをいう。
また、仕様情報は、例えば、製品の販売を行う業者のホームページに、データや模型が
、文字や画像によって一覧で掲載されることが考えられる。そして、顧客が、掲載された
仕様情報の中から、購入を希望する仕様情報を選択し、ホームページ上で入力すると、コ
ンピューターが受信工程を実行する。
【0009】
次に、コンピューターは、判定工程において、例えば、(1)データの在庫あり、模型
の在庫あり、(2)データの在庫あり、模型の在庫なし、(3)データの在庫なし、模型
の在庫なし、という判定結果を出力する。なお、模型はデータに基づいて製作されるため
、(4)データの在庫なし、模型の在庫あり、という判定結果は出力されない。
【0010】
さらに、コンピューターは、出荷指示工程において、出荷部に対し、判定結果に対応す
る製品についての出荷指示を送信する。この判定結果に対応する製品についての出荷指示
とは、例えば上記(1)では、顧客が希望するデータ及び模型の少なくともいずれかを出
荷させる指示である。
また、上記(2)では、出荷指示は、顧客がデータを希望する場合には在庫のデータを
出荷させ、顧客が模型を希望する場合には出荷させない指示であるほか、在庫のデータに
基づいて模型を新たに製作し、製作した模型を出荷させる指示でもよい。
さらに、上記(3)では、出荷指示は、在庫のデータ及び在庫の模型を出荷させない指
示であるほか、新たに取得したデータや、この新たに取得したデータに基づいて模型を新
たに製作し、製作した模型を出荷させる指示でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

中国電力株式会社
仮送電ケーブル
8日前
中国電力株式会社
簡易型休憩装置
1日前
中国電力株式会社
溶出防止剤投入装置
8日前
中国電力株式会社
水素製造方法、及び水素製造装置
5日前
中国電力株式会社
火炉運転方法及び石炭火力発電設備
8日前
中国電力株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
1日前
中国電力株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
8日前
個人
情報検索装置
2か月前
個人
ドットパターン
2か月前
個人
防災情報システム
18日前
個人
情報処理システム
5日前
個人
指先受の付いたマウス。
1日前
個人
介護者指名システム
12日前
個人
家計支援システム2
1か月前
コクヨ株式会社
収納ケース
1か月前
個人
モノ造りプロトコルレイヤー
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯情報端末
2か月前
有限会社マイコム
制御盤のAI見積
25日前
エムケー精工株式会社
洗車場システム
14日前
個人
施解錠制御システム
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
27日前
株式会社Haul
採用支援方法
13日前
個人
生活困窮者相談業務支援システム
1か月前
中国電力株式会社
販売支援方法
1か月前
株式会社にしがき
会員権システム
19日前
株式会社アジラ
行動推定システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
表認識方法
19日前
株式会社Asuka
本人認証方法
15日前
個人
災害情報表示システム
22日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
2か月前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
2か月前
個人
人流データ取得システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
図面表示装置
1か月前
株式会社mov
情報処理装置
12日前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
画像処理装置
18日前
続きを見る