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公開番号
2024103077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-01
出願番号
2023007217
出願日
2023-01-20
発明の名称
人流データ取得システム
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
30/0203 20230101AFI20240725BHJP(計算;計数)
要約
【課題】所定の条件を満たす母集団から人流データを得る。
【解決手段】人流データ取得システム1は、利用者2の求めに応じて交換されると共に、識別情報を保持するRFIDタグ33を付した複数の保冷用品3と、複数の要素領域S1、S2、S3ごとに設置されて、要素領域ごとに存在するRFIDタグ33の識別情報を取得するリーダーライター6と、リーダーライター6が得た識別情報に基づいて人流データを得る情報処理装置7と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
利用者の求めに応じて交換されると共に、識別情報を保持するRFIDタグを付した複数の保冷用品と、
複数の要素領域ごとに設置されて、前記要素領域ごとに存在する前記RFIDタグの前記識別情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が得た識別情報に基づいて人流データを得る情報処理部と、を備える、人流データ取得システム。
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【請求項2】
前記情報処理部は、前記要素領域ごとに存在する前記RFIDタグの数が前記要素領域ごとに存在する利用者の数であると仮定することによって、前記要素領域ごとに存在する前記利用者の数を得る滞在数計数部を含む、請求項1に記載の人流データ取得システム。
【請求項3】
複数の前記要素領域は、第1の要素領域と前記第1の要素領域とは別の第2の要素領域と、を含み、
前記情報処理部は、所定の期間内において、前記第1の要素領域から前記第2の要素領域に移動した前記RFIDタグの数が前記第1の要素領域から前記第2の要素領域に移動した前記利用者の数であると仮定することによって、前記第1の要素領域から前記第2の要素領域に移動した前記利用者の数を得る移動数計数部を含む、請求項2に記載の人流データ取得システム。
【請求項4】
解けた前記保冷用品を冷却することによって、再び交換可能な状態とする再利用装置と、
前記再利用装置に対して再生可能エネルギを利用して得た電力を供給する電力供給装置と、を備える、請求項1又は2に記載の人流データ取得システム。
【請求項5】
複数の前記要素領域が設定される全体領域における天候情報を得る天候情報取得部を備え、
前記情報処理部は、前記天候情報取得部から得た天候情報に基づいて、前記再利用装置に保管されて交換可能な状態である前記保冷用品の数を決定する待機数決定部を含む、請求項4に記載の人流データ取得システム。
【請求項6】
前記天候情報は、気温であり、
前記待機数決定部は、前記天候情報が示す気温が、閾値気温よりも高い場合に前記交換可能な状態である前記保冷用品の数を第1の値に設定し、前記天候情報が示す気温が、前記閾値気温よりも低い場合に前記交換可能な状態である前記保冷用品の数を第2の値に設定し、
前記第1の値は前記第2の値より多い、請求項5に記載の人流データ取得システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者に貸し出される保冷用品を利用して人流データを取得するシステムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、テーマパークといった施設の利用者に対して、使用可能な状態の保冷用品を貸し出すサービスに関する技術を開示する。このような施設では、施設内における人流データの重要性が高まっている。人流データを利用することによって、施設利用者の満足度を高める種々の情報を提供することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6971723号
特許第7138879号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献2は、人流可視化システムを開示する。この人流可視化システムは、個人ごとに所有する携帯端末装置から位置、固有識別子及び時刻等を含むデータを取得する。
【0005】
携帯端末装置からデータを得る場合には、得られたデータの偏りが含まれる可能性がある。例えば、そもそも、携帯端末装置を所持していない人に関するデータを得ることができない。また、その偏りに起因する影響を考慮することも困難である。
【0006】
そこで、本発明は、所定の条件を満たす母集団から人流データを得ることが可能な人流データ取得システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態である人流データ取得システムは、利用者の求めに応じて交換されると共に、識別情報を保持するRFIDタグを付した複数の保冷用品と、複数の要素領域ごとに設置されて、要素領域ごとに存在するRFIDタグの識別情報を取得する情報取得部と、情報取得部が得た識別情報に基づいて人流データを得る情報処理部と、を備える。
【0008】
この人流データ取得システムは、保冷用具を着用しているという利用者の母集団から、人流データを得ることができる。従って、偏りのない所定の条件を満たしている母集団から人流データを得ることができる。
【0009】
上記の人流データ取得システムの情報処理部は、要素領域ごとに存在するRFIDタグの数が要素領域ごとに存在する利用者の数であると仮定することによって、要素領域ごとに存在する利用者の数を得る滞在数計数部を含んでもよい。この構成によれば、要素領域ごとに存在する利用者の数を得ることができる。
【0010】
上記の人流データ取得システムにおいて、複数の要素領域は、第1の要素領域と第1の要素領域とは別の第2の要素領域と、を含み、情報処理部は、所定の期間内において、第1の要素領域から第2の要素領域に移動したRFIDタグの数が第1の要素領域から第2の要素領域に移動した利用者の数であると仮定することによって、第1の要素領域から第2の要素領域に移動した利用者の数を得る移動数計数部を含んでもよい。この構成によれば、第1の要素領域から第2の要素領域に移動した利用者の数を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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