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公開番号2024104955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009415
出願日2023-01-25
発明の名称画像処理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06T 11/60 20060101AFI20240730BHJP(計算;計数)
要約【課題】対応する領域の特定精度を向上させる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、第1図面データを一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割する処理と、隣接する2つの特定の第1部分領域の一方の第1特徴量を算出する際に、特定の第1部分領域の他方が第1特徴量の算出に干渉する場合、特定の第1部分領域の一方の外周部に均一色の第1所定領域を設定した第1拡張領域を生成する処理と、隣接する2つの特定の第2部分領域の一方の第2特徴量を算出する際に、特定の第2部分領域の他方が第2特徴量の算出に干渉する場合、特定の第2部分領域の一方の外周部に均一色の第2所定領域を設定した第2拡張領域を生成する処理と、第1拡張領域と第2拡張領域とを比較し第1拡張領域に対応する第2拡張領域を特定する処理と、を実行する制御部を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1図面データを前記第1図面データの一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを前記第2図面データの一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割する処理と、
前記複数の第1部分領域で隣接する2つの特定の第1部分領域の一方の第1特徴量を算出する際に、前記特定の第1部分領域の他方が前記第1特徴量の算出に干渉する場合、前記特定の第1部分領域の一方の外周部に均一色の第1所定領域を設定した第1拡張領域を生成する処理と、
前記複数の第2部分領域で隣接する2つの特定の第2部分領域の一方の第2特徴量を算出する際に、前記特定の第2部分領域の他方が前記第2特徴量の算出に干渉する場合、前記特定の第2部分領域の一方の外周部に均一色の第2所定領域を設定した第2拡張領域を生成する処理と、
前記第1拡張領域と前記第2拡張領域とを比較し、比較結果に基づいて、前記第1拡張領域に対応する前記第2拡張領域を特定する処理と、
を実行する制御部を有する画像処理装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記特定の第1部分領域の一方及び他方の第1位置関係と、前記特定の第2部分領域の一方及び他方の第2位置関係が相対的に異なる場合に、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域を生成する、
処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1拡張領域が有する第1特徴点と、前記第2拡張領域が有する第2特徴点と、機械学習を用いた所定の特徴点マッチング手法とに基づいて、前記第1拡張領域に対応する前記第2拡張領域を特定する、
処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記特定の第1部分領域の他方による前記第1特徴量の算出への干渉を回避する大きさの前記第1所定領域を設定した前記第1拡張領域を生成し、かつ、前記特定の第2部分領域の他方による前記第2特徴量の算出への干渉を回避する大きさの前記第2所定領域を設定した前記第2拡張領域を生成する、
処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第1所定領域と前記第2所定領域は、いずれも余白である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
追記前画像と追記後画像とを比較して当該追記後画像から追記情報を抽出する画像処理装置が知られている。この画像処理装置では、画像から白領域が探索され、この白領域を基準にして画像全体が複数の領域に分割されている。そして、分割領域ごとに追記前画像と追記後画像との相対的な位置合わせが行われ、位置合わせ後に、追記後画像から追記情報が抽出されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-335920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、追記前画像と追記後画像との相対的な位置合わせが分割領域(以下、部分領域という)ごとに行われる場合、各部分領域の特徴量の比較結果に基づいて、追記前画像と追記後画像との対応関係が特定されることがある。この特徴量は、例えば特徴量を算出する範囲を定める着目領域が特徴量算出対象である所定の部分領域上を移動し、着目領域に含まれる画素に基づいて算出される。
【0005】
しかしながら、着目領域が所定の部分領域上を移動した場合、この所定の部分領域に隣接する別の部分領域に着目領域が重なる場合がある。これにより、所定の部分領域の画素と別の部分領域の画素に基づいて特徴量が算出されるため、特徴量の精度が低下する可能性がある。このような精度の低い特徴量に基づいて、追記前画像と追記後画像との対応関係の特定を試みると、対応する部分領域を精度良く特定できない可能性がある。
【0006】
そこで、本発明では、対応する部分領域の特定精度を向上させる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像処理装置は、第1図面データを前記第1図面データの一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを前記第2図面データの一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割する処理と、前記複数の第1部分領域で隣接する2つの特定の第1部分領域の一方の第1特徴量を算出する際に、前記特定の第1部分領域の他方が前記第1特徴量の算出に干渉する場合、前記特定の第1部分領域の一方の外周部に均一色の第1所定領域を設定した第1拡張領域を生成する処理と、前記複数の第2部分領域で隣接する2つの特定の第2部分領域の一方の第2特徴量を算出する際に、前記特定の第2部分領域の他方が前記第2特徴量の算出に干渉する場合、前記特定の第2部分領域の一方の外周部に均一色の第2所定領域を設定した第2拡張領域を生成する処理と、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域とを比較し、比較結果に基づいて、前記第1拡張領域に対応する前記第2拡張領域を特定する処理と、を実行する制御部を有する。
【0008】
上記構成において、前記制御部は、前記特定の第1部分領域の一方及び他方の第1位置関係と、前記特定の第2部分領域の一方及び他方の第2位置関係が相対的に異なる場合に、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域を生成する、処理を実行してもよい。
【0009】
上記構成において、前記制御部は、前記第1拡張領域が有する第1特徴点と、前記第2拡張領域が有する第2特徴点と、機械学習を用いた所定の特徴点マッチング手法とに基づいて、前記第1拡張領域に対応する前記第2拡張領域を特定する、処理を実行してもよい。
【0010】
上記構成において、前記制御部は、前記特定の第1部分領域の他方による前記第1特徴量の算出への干渉を回避する大きさの前記第1所定領域を設定した前記第1拡張領域を生成し、かつ、前記特定の第2部分領域の他方による前記第2特徴量の算出への干渉を回避する大きさの前記第2所定領域を設定した前記第2拡張領域を生成する、処理を実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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