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公開番号
2024160678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023212293
出願日
2023-12-15
発明の名称
文字入力方法、文字入力プログラム
出願人
個人
代理人
主分類
G06F
3/023 20060101AFI20241107BHJP(計算;計数)
要約
【課題】入力に使用するキーにガイドを表示し、短時間で入力する文字入力方法、文字入力プログラムを提供する。
【解決手段】方法は、属性情報と属性情報に対応した詳細情報を含むグループ情報を文字入力装置の属性情報キーに割り付ける工程と、属性情報キーを打鍵して、表示装置のカーソル付近に表示され、文字入力がされるとともに順次移動するガイド表示にグループ情報を表示させる工程と、グループ情報を表示中は、文字入力装置のうちの一部のキーを詳細情報選択キーとして機能させる工程と、ガイド表示にグループ情報を表示させながら、詳細情報選択キーを打鍵して、選択領域を移動させ、グループ情報の一つを選択する工程と、情報選択工程後に、選択された詳細情報が確定され、ガイド表示が消滅する工程と、詳細情報確定工程後に、詳細情報選択キーとして機能させたキーをもとの機能に戻す工程と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
属性情報と当該属性情報に対応した詳細情報を含むグループ情報を文字入力装置の属性情報キーに割り付ける情報割付工程と、
前記属性情報が割り付けられた前記属性情報キーを打鍵して、表示装置のカーソル付近に表示され、文字入力がされるとともに順次移動するガイド表示に前記グループ情報を表示させる情報表示工程と、
前記ガイド表示に前記グループ情報を表示中は、前記文字入力装置のうちの一部のキーを詳細情報選択キーとして機能させる第1置換工程と、
前記属性情報キーを操作して、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示させながら、前記詳細情報選択キーを打鍵して、選択する詳細情報が表示された方向に選択領域を移動させ、前記グループ情報の一つを選択する情報選択工程と、
前記情報選択工程後に、選択された詳細情報が確定され、前記ガイド表示が消滅する詳細情報確定工程と、
前記詳細情報確定工程後に、前記詳細情報選択キーとして機能させたキーをもとの機能に戻す第2置換工程と、を有する文字入力方法。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
属性情報と当該属性情報に対応した詳細情報を含むグループ情報を文字入力装置の属性情報キーに割り付ける情報割付処理と、
前記属性情報が割り付けられた前記属性情報キーを打鍵して、表示装置のカーソル付近に表示され、文字入力がされるとともに順次移動するガイド表示に前記グループ情報を表示させる情報表示処理と、
前記ガイド表示に前記グループ情報を表示中は、前記文字入力装置のうちの一部のキーを詳細情報選択キーとして機能させる第1置換処理と、
前記属性情報キーを操作して、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示させながら、前記詳細情報選択キーを打鍵して、選択する詳細情報が表示された方向に選択領域を移動させ、前記グループ情報の一つを選択する情報選択処理と、
前記情報選択処理後に、選択された詳細情報が確定され、前記ガイド表示が消滅する詳細情報確定処理と、
前記詳細情報確定処理後に、前記詳細情報選択キーとして機能させたキーをもとの機能に戻す第2置換処理と、を有する文字入力プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字入力方法、及び文字入力プログラムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、パソコンでの日本語のかな入力方法には、かな文字入力、ローマ字入力が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
かな文字入力は、かな文字をその表記のまま打つ事ができる利点があるが、40以上のキーを使用するためキーの配列を記憶・習得するのに時間がかかるというデメリットがあった。
【0004】
またローマ字入力では、ユーザが頭の中でかな文字をローマ字表記に変換して入力をしなければならないため入力の際に負荷がかかる、ひとつのかな文字を打つのに複数のキーを打鍵しなければならず面倒である、かな文字入力よりは少ないとはいえ20以上のキーを使用するため、キーの配列を記憶・習得するのに時間がかかるというデメリットがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る文字入力方法は、属性情報と当該属性情報に対応した詳細情報を含むグループ情報を文字入力装置の属性情報キーに割り付ける情報割付工程と、前記属性情報が割り付けられた前記属性情報キーを打鍵して、表示装置のカーソル付近に表示され、文字入力がされるとともに順次移動するガイド表示に前記グループ情報を表示させる情報表示工程と、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示中は、前記文字入力装置のうちの一部のキーを詳細情報選択キーとして機能させる第1置換工程と、前記属性情報キーを操作して、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示させながら、前記詳細情報選択キーを打鍵して、選択する詳細情報が表示された方向に選択領域を移動させ、前記グループ情報の一つを選択する情報選択工程と、前記情報選択工程後に、選択された詳細情報が確定され、前記ガイド表示が消滅する詳細情報確定工程と、前記詳細情報確定工程後に、前記詳細情報選択キーとして機能させたキーをもとの機能に戻す第2置換工程と、を有する。
【0006】
また、本発明に係る文字入力プログラムは、属性情報と当該属性情報に対応した詳細情報を含むグループ情報を文字入力装置の属性情報キーに割り付ける情報割付処理と、前記属性情報が割り付けられた前記属性情報キーを打鍵して、表示装置のカーソル付近に表示され、文字入力がされるとともに順次移動するガイド表示に前記グループ情報を表示させる情報表示処理と、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示中は、前記文字入力装置のうちの一部のキーを詳細情報選択キーとして機能させる第1置換処理と、前記属性情報キーを操作して、前記ガイド表示に前記グループ情報を表示させながら、前記詳細情報選択キーを打鍵して、選択する詳細情報が表示された方向に選択領域を移動させ、前記グループ情報の一つを選択する情報選択処理と、前記情報選択処理後に、選択された詳細情報が確定され、前記ガイド表示が消滅する詳細情報確定処理と、前記詳細情報確定処理後に、前記詳細情報選択キーとして機能させたキーをもとの機能に戻す第2置換処理と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本方法では、かな入力、ローマ字入力に比べて相対的にキーボード上の少数のキーの使用で入力することができる。また、トグル入力に比べて相対的に文字入力に必要なキーの打鍵回数が少なくて済む、また、ガイド表示があるために、詳細情報を一覧で見ながら選択することができ便利である。また、ガイド表示中はキーボードの一部のキーを詳細情報選択キー8に置き換えるため、ユーザが操作しやすい位置にあるキーを詳細情報選択キー8として使用でき、操作性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本件電子計算機の斜視図を説明するための図である。
図2は、本件電子計算機の機能構成を示すブロック図を説明するための図である。
図3は、本件第1の実施の形態によるキーボードの平面図と属性情報キー7を説明するための図である。
図4は、本件第1の実施の形態によるキーボードの平面図と右選択キー、左選択キーを説明するための図である。
図5は、本件第1の実施の形態によるキーボードの平面図と濁音キー、半濁音キー、拗音・促音キーを説明するための図である。
図6は、本件第1の実施の形態による入力のフロー図を説明するための図である。
図7は、本件第1の実施の形態による「ま行」入力のフロー図(「ま」「み」「む」)を説明するための図である。
図8は、本件第1の実施の形態による「ま行」入力のフロー図(「め」「も」)を説明するための図である。
図9は、本件第1の実施の形態による属性情報「ま」のガイド表示を説明するための図である。
図10は、本件第1の実施の形態による属性情報「ま」のガイド表示が表示された表示部を説明するための図である。
図11は、本件第1の実施の形態における属性情報である各行の行選択キーと各領域に表示される詳細情報である文字の関係を示す表を説明するための図である。
図12は、本件第1の実施の形態による属性情報「み」が選択表示されたガイド表示を説明するための図である。
図12は、本件第1の実施の形態による属性情報「み」が選択表示されたガイド表示が表示された表示部3を示す図を説明するための図である。
図13は、本件第1の実施の形態による「か行」入力のフロー図(「か」「き」「く」)を説明するための図である。
図14は、本件第1の実施の形態による「か行」入力のフロー図(「け」「こ」)を説明するための図である。
図16は、本件第1の実施の形態による属性情報「か」のガイド表示を説明するための図である。
図10は、本件第1の実施の形態による属性情報「か」のガイド表示が表示された表示部を説明するための図である。
図18は、本件第1の実施の形態による「わ行」入力のフロー図(「わ」「を」「ん」)を説明するための図である。
図19は、本件第1の実施の形態による属性情報「わ」のガイド表示を説明するための図である。
図20は、本件第1の実施の形態による属性情報「わ」のガイド表示が表示された表示部を説明するための図である。
図21は、本件第1の実施の形態による属性情報「ん」が選択表示されたガイド表示を説明するための図である。
図22は、本件第1の実施の形態による属性情報「ん」が選択表示されたガイド表示が表示された表示部を示す図を説明するための図である。
図23は、本件第1の実施の形態によるガイド表示が消失し入力されたかな文字が表示された表示部を示す図を説明するための図である。
図24は、本件第2の実施の形態によるキーボードの平面図と右選択キー、左選択キー、濁音キー、半濁音キー、拗音・促音キーを説明するための図である。
図25は、属性情報キーや濁音、半濁音、拗音・促音キーの位置を表す図を表示させた表示部を示す図を説明するための図である。
図26は、本件第1の実施の形態による属性情報キー、濁音キー、半濁音キー、拗音・促音キーの位置を表示させたキーボードを説明するための図である。
図27は、本件第3の実施の形態によるキーボードの平面図と右選択キー、左選択キーを説明するための図である。
図28は、本件文字入力方法開始(ソフトウェア起動)とともに行うキー機能の置き換えと入力処理を説明するための図である。
図29は、ガイド表示中に行うキー機能の置き換えと入力処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施の形態]
次に、文字入力方法の実施形態について、電子計算機1を用いる場合を例に、図を参照して説明する
【0010】
以下の説明において、「属性情報」とは、文字をいくつかのグループに分類するための情報であって、例えば、かな文字の子音による分類のグループ(行)、仮名50音表における母音による分類のグループ(段)、アルファベットであればアルファベットの文字をいくつかのグループに分けた際のグループ、漢字であれば日本語の同一のかなの読みに対応する漢字群(送りがなを有するものも含む)、または中国語のピンインに対応する漢字群に分類するための情報である。いわば各グループを代表する文字の情報である。例えば、ま行の「ま」「み」「む」「め」「も」の各文字を一つのグループにして、「属性情報」を「ま」とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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