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公開番号
2024094039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2022210746
出願日
2022-12-27
発明の名称
ケア支援システム
出願人
株式会社ゼロワン
代理人
個人
主分類
G06Q
50/22 20240101AFI20240702BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 経験が少ないケア実施者であってもケア対象者の希望を実現するためのケアプランの作成又はケアの実施を行うことができるケア支援システムを提供する。
【解決手段】 ケア支援サーバ100は、ケア対象者の希望を実現するための目標が入力されると、複数のケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報(例えば平均達成日数)を、目標と対応づけて記憶する目標管理テーブル450から、入力した目標に対応する期間情報を取得し、取得した期間情報に基づいて入力した目標を達成できる期間の目安を提示する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
ケア対象者をケアすることを支援するケア支援システムであって、
前記ケア対象者又はその家族の希望を実現するための1又は複数の目標を入力する目標入力手段と、
1又は複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報を、当該目標と対応づけて記憶する期間情報記憶手段から、前記目標入力手段で入力した目標に対応する前記期間情報を取得する期間情報取得手段と、
前記期間情報取得手段で取得した期間情報に基づいて、前記目標入力手段で入力した目標を達成できる期間の目安を提示する期間目安提示手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
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【請求項2】
ケア対象者をケアすることを支援するケア支援システムであって、
前記ケア対象者又はその家族の希望を実現するための1又は複数の目標を入力する目標入力手段と、
前記ケア対象者の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得手段と、
1又は複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報を、当該目標及び当該ケア対象者の属性と対応づけて記憶する期間情報記憶手段から、前記目標入力手段で入力した目標及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報に係る属性と同一の又は所定関係を有する属性に対応する前記期間情報を取得する期間情報取得手段と、
前記期間情報取得手段で取得した期間情報に基づいて、前記目標入力手段で入力した目標を達成できる期間の目安を提示する期間目安提示手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
【請求項3】
ケア実施者がケア対象者をケアすることを支援するケア支援システムであって、
前記ケア対象者又はその家族の希望を実現するための1又は複数の目標を入力する目標入力手段と、
前記ケア実施者の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得手段と、
1又は複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報を、当該目標及び当該ケア対象者をケアしたケア実施者の属性と対応づけて記憶する期間情報記憶手段から、前記目標入力手段で入力した目標及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報に係る属性と同一の又は所定関係を有する属性に対応する前記期間情報を取得する期間情報取得手段と、
前記期間情報取得手段で取得した期間情報に基づいて、前記目標入力手段で入力した目標を達成できる期間の目安を提示する期間目安提示手段とを備えることを特徴とするケア支援システム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記期間情報は、複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間の統計情報であることを特徴とするケア支援システム。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記期間情報は、ケア対象者が属する複数のグループのそれぞれについて集計した統計情報であり、
前記期間情報取得手段は、前記目標入力手段で入力した目標を設定する前記ケア対象者が属するグループの前記期間情報を取得することを特徴とするケア支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケア実施者がケア対象者をケアすることを支援するシステムに係り、特に、経験が少ないケア実施者であってもケア対象者の希望を実現するためのケアプランの作成又はケアの実施を行うことができるケア支援システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、ケアマネージャ等のケア実施者(以下、「ケアマネ」と称す)が高齢者等のケア対象者をケアすることを支援する技術としては、例えば、特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術は、組み合わせマスタと、問題点特定条件マスタと、問題点特定マスタとを予め登録しておき、ケア対象者個人のフェースシートとアセスメントテーブルを作成し、問題点特定条件マスタ上の判定期間と判定条件に該当するアセスメント値をアセスメントテーブルから取り出し、そのアセスメント値に該当する問題条件の問題点コードを組み合わせマスタから取り出し、その問題点コードに該当する問題領域と問題点項目と重みとケア目標と問題点とを問題点特定マスタの内容から特定して、順次作表するという順序で処理を行うように構成されている。これにより、いつでも必要のある時にアセスメント表の作成をすることができ、問題領域・問題点・ケースを特定し、ケアプランの作成をすることができるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-334147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術にあっては、ケア実施者側が設定した問題点や目標をもとにケアプランが作成されるので、ケア実施の結果がケア対象者の希望に沿わないこともあった。例えば、施設で生活するのではなく家に帰りたいという希望がケア対象者にある場合、理想的には、その希望が実現できるようにケアプランが作成されるべきところ、特許文献1〔0016〕~〔0019〕に記載されているようにケア対象者の身体機能やその問題にだけ着目して画一的なケアプランを作成しては希望の実現から遠のくし、ケア対象者やその家族の満足度が低下することにつながってしまう。
【0005】
一方で、そうはいっても、ケア対象者の希望を実現するためのケアプランを作成するには、上記のとおり単純に身体機能やその問題だけに着目すればよいものではなく、ケア実施者に豊富な経験が必要とされることから、経験が少ないケア実施者では作成が難しい。特に、設定した目標に対してその目標を達成するまでにかかる日数の目処(以下、「目標達成目処」と称す)を設定する場合に、その目標が達成されるまでにどれくらいの期間を設定すればよいのかは経験が少ないケア実施者では判断が難しい。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、経験が少ないケア実施者であってもケア対象者の希望を実現するためのケアプランの作成又はケアの実施を行うことができるケア支援システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1のケア支援システムは、ケア対象者をケアすることを支援するケア支援システムであって、前記ケア対象者又はその家族の希望を実現するための1又は複数の目標を入力する目標入力手段と、1又は複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報を、当該目標と対応づけて記憶する期間情報記憶手段から、前記目標入力手段で入力した目標に対応する前記期間情報を取得する期間情報取得手段と、前記期間情報取得手段で取得した期間情報に基づいて、前記目標入力手段で入力した目標を達成できる期間の目安を提示する期間目安提示手段とを備える。
【0008】
ここで、期間の目安の提示は、例えば、期間情報に係る期間(例えば実際にかかった期間)をそのまま表示すること、丸めた期間(1.02ヶ月→1ヶ月)を表示すること、期間情報の単位(例えば、秒数→日数、日数→月数など)を変換して表示すること、定性的(2ヶ月→長い、1ヶ月→通常)に表示すること等が含まれる。
また、期間情報は、期間の統計情報であってもよいし、サンプル(個々の期間)であってもよい。後者の場合、期間目安提示手段で統計情報を生成し、生成した統計情報に基づいて期間の目安を表示してもよい。
【0009】
また、期間情報記憶手段は、期間情報をあらゆる手段で且つあらゆる時期に記憶するものであり、期間情報を予め記憶してあるものであってもよいし、期間情報を予め記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって期間情報を記憶するようになっていてもよい。このことは他の記憶手段についても同様である。
また、期間情報を目標と対応づけて記憶することとしては、例えば、(1)期間情報及び目標を同一のレコードに登録するなど直接対応づけて記憶すること、(2)期間情報及び中間情報を対応づけて登録するテーブルと、目標及び中間情報を対応づけて登録するテーブルを設けるなど、中間に1又は複数の情報を介して記憶することが含まれる。すなわち、目標から期間情報を辿ることができる態様であれば、あらゆるデータ構造を採用することができる。以下、情報を対応づけて記憶する概念については同様である。
【0010】
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下、発明2及び3のケア支援システムにおいて同じである。
〔発明2〕 一方、上記目的を達成するために、発明2のケア支援システムは、ケア対象者をケアすることを支援するケア支援システムであって、前記ケア対象者又はその家族の希望を実現するための1又は複数の目標を入力する目標入力手段と、前記ケア対象者の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得手段と、1又は複数の前記ケア対象者について設定された目標が達成された期間に関する期間情報を、当該目標及び当該ケア対象者の属性と対応づけて記憶する期間情報記憶手段から、前記目標入力手段で入力した目標及び前記属性情報取得手段で取得した属性情報に係る属性と同一の又は所定関係を有する属性に対応する前記期間情報を取得する期間情報取得手段と、前記期間情報取得手段で取得した期間情報に基づいて、前記目標入力手段で入力した目標を達成できる期間の目安を提示する期間目安提示手段とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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