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公開番号2024093748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210314
出願日2022-12-27
発明の名称携帯情報端末
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類G06F 3/041 20060101AFI20240702BHJP(計算;計数)
要約【課題】
画面のギラツキが発生する可能性があった。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の携帯情報端末100は、情報を表示する表示部106と、表示部106の表面上に配置され情報を透過表示可能な入力部107と、表示部106と入力部107とを収納する筐体と、を備え、入力部107は、透過表示可能なフィルム部材で形成され、フィルム部材の内面の入力領域に上抵抗膜を形成した上部電極と、透過表示可能な基材で形成され、基材の内面の入力領域に下抵抗膜を形成した下部電極と、上部電極と下部電極とを入力領域を周回し接着される接着部608と、筐体と入力部107との隙間を封止する封止部材606と、を備え、封止部材606は、上部電極と下部電極の接着部608に対して内側を全周同じ位置に配置したことを特徴とする。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
情報を表示する表示部と、
前記表示部の表面上に配置され前記情報を透過表示可能な入力部と、
前記表示部と前記入力部とを収納する筐体と、を備え、
前記入力部は、透過表示可能なフィルム部材で形成され、前記フィルム部材の内面の入力領域に上抵抗膜を形成した上部電極と、
透過表示可能な基材で形成され、前記基材の内面の入力領域に下抵抗膜を形成した下部電極と、
前記上部電極と前記下部電極とを前記入力領域を周回し接着される接着部と、
前記筐体と前記入力部との隙間を封止する封止部材と、を備え、
前記封止部材は、前記上部電極と前記下部電極の前記接着部に対して内側を全周同じ位置に配置したことを特徴とする、携帯情報端末。
続きを表示(約 93 文字)【請求項2】
前記封止部材の内側端部は、前記上部電極と前記下部電極の前記接着部の内側端部から±0.5mmの位置に配置したことを特徴とする、請求項1に記載の携帯情報端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末に関し、特に、表示部と、その表示画面上に配置される情報入力装置を備える携帯情報端末に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハンディターミナル等の携帯情報端末では、表示部である液晶の上に配置された、情報入力装置であるタッチパネルを備えている。タッチパネルは屋外で使用される業務用機器の場合は、雨の中や手袋でも操作できるように抵抗膜式のタッチパネルがよく使われている。
【0003】
抵抗膜方式タッチパネルは、向かい合う電極(ITO膜:透明導電膜)の接触箇所が通電し電圧を計測することで位置を検出する方式である。安定性、位置精度、導入しやすさ、低コストなどのメリットがある。
【0004】
抵抗膜方式タッチパネルの構造は、空気層を介した上層と下層からなる構造で主にPETフィルムやガラスが用いられている。上部電極にフィルム、下部電極にガラスの構成や、上部電極にフィルム、下部電極にフィルム(ガラス板に接着)等の構成があり、これら素材の両層間の内側にITO膜がコーティングされており、中間部に絶縁ドットを配して隔離させることで、圧力で接した部分のみを読み取ることができる。これにより、指だけでなく、ペンや手袋でも入力が可能である。
【0005】
抵抗膜方式タッチパネルは、上部フィルムと、下部ガラスの隙間を接近させた設計となっており、上部フィルムのわずかな撓みによってニュートンリングと呼ばれる干渉稿が発生し、画面の視認性を低下させ、蛍光灯下の波長では顕著に見える。特に、タッチパネル部の防水や砂等の異物の侵入防止にクッション材等を窓枠状に形成して、タッチパネルの外周を押圧する場合、フィルムが撓み、ニュートンリングが出やすくなる。"
【0006】
そこで、特許文献1では、上部フィルムに突起塗工層を設けることにより、透過する光線を屈折させてニュートンリングの発生を抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-373056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1のような上部フィルムの裏面に突起を設けたり、面を粗くしたりする構成では、上部フィルムに特殊な加工が必要なためコストアップになり、また、画面のギラツキが発生する可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の携帯情報端末は、
情報を表示する表示部と、
前記表示部の表面上に配置され前記情報を透過表示可能な入力部と、
前記表示部と前記入力部とを収納する筐体と、を備え、
前記入力部は、透過表示可能なフィルム部材で形成され、前記フィルム部材の内面の入力領域に上抵抗膜を形成した上部電極と、
透過表示可能な基材で形成され、前記基材の内面の入力領域に下抵抗膜を形成した下部電極と、
前記上部電極と前記下部電極とを前記入力領域を周回し接着される接着部と、
前記筐体と前記入力部との隙間を封止する封止部材と、を備え、
前記封止部材は、前記上部電極と前記下部電極の前記接着部に対して内側を全周同じ位置に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の携帯情報端末によれば、タッチパネル部の防水性能を維持しつつ、タッチパネルのニュートンリングの発生を抑えることを簡単な構成で達成できる、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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