特許ウォッチ

公開番号2024069883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180158
出願日2022-11-10
発明の名称腰袋
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類B25H 3/00 20060101AFI20240515BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】各袋体に収納する工具などの特性を考慮しつつ、落下防止手段を講じるとともに、軽量化、頑強さを併せ持つ腰袋を提供する。
【解決手段】大きな工具(比較的重量がある工具)10を収納する腰袋本体(第1の袋体)20と、前記腰袋本体20の外表面に小さな工具(比較的軽量な工具)11を収納するポケット(第2の袋体)30と、を備え、前記腰袋本体20は、形態保持可能な素材で形成され、収納された大きな工具10を吸着するマグネット21が設けられており、前記ポケット30は、伸縮素材で形成され開口部31が収縮して、収納された小さな工具11を抑える、ことを特徴とする腰袋。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
比較的に重量が大きい工具を収納する第１の袋体と、前記第１の袋体の外表面に比較的に軽量な工具を収納する第２の袋体と、を備え、
前記第１の袋体は、形態保持可能な素材で形成され、収納された工具を吸着するマグネットが設けられており、
前記第２の袋体は、伸縮素材で形成され開口部が収縮して、収納された工具を抑える、ことを特徴とする腰袋。
続きを表示（約 66 文字）【請求項２】
前記第２の袋体の上側縁部が伸縮素材で構成されている、
ことを特徴とする請求項１に記載の腰袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、工具等（道具）を収納した状態で作業者の腰ベルトなどに吊り下げて使用される腰袋に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
各種作業において、作業に使用するツール（電動工具、手動工具等）や小物類（スケール、測定器等）を収納し、作業者の腰ベルトなどに吊り下げて使用する腰袋がある。
【０００３】
腰袋は、高所作業用の安全帯等や作業者のベルト、もしくは作業専用ベルトを通して、作業者の体の一部（腰等）とぶら下げるようにして用いられる。
【０００４】
腰袋の収納物としては、作業によりさまざまであるが、比較的重量のある工具（電動工具、ハンマー、大型レンチ類）や軽量な工具、小物（ドライバー、ペンチ、ネジ、メジャーなど）があり、そのため腰袋は一般的に、重量のある工具を収納する腰袋本体（第１の袋体）のほか軽量な工具を収納するポケット（第２の袋体）が設けられている。
【０００５】
また、腰袋は収納する工具などの重さに耐えられるものでなければならず、また、破れないなどの頑強さが求められており、形態保持可能な皮革やポリエステルなどの樹脂シート材等の比較的丈夫な素材で形成されている。
【０００６】
特許文献１には、作業に必要な機器や重量のある工具を収納する袋体本体（第１の袋体）と、この袋体本体の前表面に軽量な工具を収納するポケット部（第２の袋体）とで形成された腰袋が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
登録実用新案第３０１２３２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
ところで、特許文献１に記載の腰袋にあっては、皮革やポリエステルなどで構成されているため、重量のある工具や鋭利な工具などを収納しても頑強で破れにくいというメリットがある反面、皮革製の袋体にあっては腰袋自体の重量が嵩むという問題がある。
【０００９】
また、工具などを単なる袋体、ポケットに収納するだけであるため、作業中あるいは移動中に工具などが落下してしまうという問題もある。
【００１０】
更に、素材を皮革にすることで袋体として頑強にはなるが、重量が重くなるという問題があり、別の素材にすると軽量にはなるが、頑強さに欠け、また、経年劣化が早いという問題もあった。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許