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公開番号2024117350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023401
出願日2023-02-17
発明の名称金工用定置式切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B23D 47/00 20060101AFI20240822BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】吸気口からハウジング内へ鉄粉等の切粉が進入することを抑制できる金工用定置式切断機が必要とされている。
【解決手段】切断機1は、電動モータ21を収容するモータハウジング20を有する。切断機1は、モータハウジング20に形成され、電動モータ21のモータ軸線Jと平行な吸気方向に開口する吸気口20aを有する。切断機1は、吸気口20aからモータハウジング20内に入った空気を導く排気通路30を有する。切断機1は、排気通路30内の少なくとも一部の空気を、吸気口20aの吸気方向の吸気上流空間に隣接する隣接空間に向けて排気する排気口32を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金工用定置式切断機であって、
電動モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに形成され、前記電動モータのモータ軸線と平行な吸気方向に開口する吸気口と、
前記吸気口から前記モータハウジング内に入った空気を導く排気通路と、
前記排気通路内の少なくとも一部の空気を、前記吸気口の前記吸気方向の吸気上流空間に隣接する隣接空間に向けて排気する排気口を有する金工用定置式切断機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の金工用定置式切断機であって、
前記モータハウジングを含む切断機本体は、奥部がベースに回転可能に支持されて、前部が前記ベースに対して上下に傾動可能であり、
前記切断機本体には、前記電動モータの左右いずれか第1方向に刃具が装着され、
前記電動モータの前記モータ軸線が左右方向に延出し、
前記排気口は、前記吸気上流空間の前側の前記隣接空間に空気を排気するように配向された前排気口を含む金工用定置式切断機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の金工用定置式切断機であって、
前記モータハウジングを含む切断機本体は、奥部がベースに回転可能に支持されて、前部が前記ベースに対して上下に傾動可能であり、
前記切断機本体には、前記電動モータの左右いずれか第1方向に刃具が装着され、
前記電動モータの前記モータ軸線が左右方向に延出し、
前記排気口は、前記吸気上流空間の奥側の前記隣接空間に空気を排気するように配向された奥排気口を含む金工用定置式切断機。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載の金工用定置式切断機であって、
前記電動モータによって回転するファンを有し、前記ファンによって空気が前記吸気口から前記排気口へ送られる金工用定置式切断機。
【請求項5】
請求項4に記載の金工用定置式切断機であって、
前記吸気口から前記モータハウジングに導入された空気は、前記電動モータを冷却する冷却通路を通って前記排気口から排出される金工用定置式切断機。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の金工用定置式切断機であって、
前記モータハウジングを含む切断機本体は、奥部がベースに回転可能に支持されて、前部が前記ベースに対して上下に傾動可能であり、
前記排気通路は、前記電動モータの上方に位置し、
前記排気通路の下流側には、前記排気口が設けられ、
前記排気口は、前記吸気上流空間の前側の前記隣接空間に向けて下方へ排出する前排気口と、前記吸気上流空間の奥側の前記隣接空間に向けて下方へ排出する奥排気口を含む金工用定置式切断機。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1つに記載の金工用定置式切断機であって、
前記排気通路の下流端には、前記排気通路内の空気の流れ方向に開口する開放口が設けられている金工用定置式切断機。
【請求項8】
請求項7に記載の金工用定置式切断機であって、
前記排気口は、前記排気通路の下流端において前記開放口の両側に位置する第1排気口と第2排気口を含む金工用定置式切断機。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1つに記載の金工用定置式切断機であって、
前記吸気口から前記モータハウジングに導入された空気の全てが前記排気通路を通って前記排気口から前記隣接空間に向けて排出される金工用定置式切断機。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1つに記載の金工用定置式切断機であって、
前記モータハウジングは、前記排気通路において前記モータハウジング内から前記吸気方向と反対方向へ空気を排気可能な中間排気口を有し、
前記モータハウジングには、前記中間排気口を覆いかつ前記排気口が形成されたカバーが装着される金工用定置式切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば金属材料等の被切断材の切断加工に用いられる金工用定置式切断機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金属製のパイプ等の被切断材を切断する電動工具として、金工用定置式切断機が提供されている。金工用定置式切断機は、被切断材を載置するベースと、被切断材を切断する回転刃具を回転可能に支持する切断機本体を有する。回転刃具は、例えば円盤状の切断砥石やチップソー(英語名:tipped saw blade)と称される略円盤形の丸鋸刃である。切断機本体には、刃具を回転させる駆動源としての電動モータや、主として電動モータの駆動を制御するコントローラが設けられる。
【0003】
特許文献1には、切断砥石を刃具とする金工用定置式切断機の電動モータとコントローラを冷却する構造が記載されている。コントローラは、電動モータとの配線距離を短くするために電動モータの近傍、例えば上方に設けられる。電動モータには、モータ軸と一体で回転可能なファンが設けられる。電動モータを収容するモータハウジングには、外気を取込み可能な吸気口が設けられる。ファンが回転すると、吸気口からモータハウジング内に外気が取込まれ、電動モータを冷却する冷却風が流れる。モータハウジング内で冷却風が発生することで、コントローラの周囲にも負圧で冷却風が発生する。これにより電動モータとコントローラを冷却できる。
【0004】
従来、吸気口からハウジング内に取込んだ外気を利用して電動モータやコントローラ等を冷却していた。吸気口の周囲には、被切断材を切断した後の鉄粉等の切粉が飛散している場合がある。そのため切粉が吸気口からハウジング内に進入する恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-98486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって吸気口からハウジング内へ鉄粉等の切粉が進入することを抑制できる金工用定置式切断機が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によると金工用定置式切断機は、電動モータを収容するモータハウジングを有する。金工用定置式切断機は、モータハウジングに形成され、電動モータのモータ軸線と平行な吸気方向に開口する吸気口を有する。金工用定置式切断機は、吸気口からモータハウジング内に入った空気を導く排気通路を有する。金工用定置式切断機は、排気通路内の少なくとも一部の空気を、吸気口の吸気方向の吸気上流空間に隣接する隣接空間に向けて排気する排気口を有する。
【0008】
したがって吸気口は吸気上流空間の空気をモータハウジング内に取込む。排気口からは、吸気上流空間に隣接する隣接空間に向けて排気風が排出される。そのため鉄粉等の切粉が隣接空間を介して吸気上流空間に進入することを排気風によって抑制できる。これにより吸気口からモータハウジング内に鉄粉等の切粉が進入することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施例に係る金工用定置式切断機の斜視図である。
切断機本体が下死点に位置する金工用定置式切断機の左側面図である。
切断機本体が上死点に位置する金工用定置式切断機の左側面図である。
金工用定置式切断機の前面図である。
カバーの下面図である。
図2中のVI-VI線断面矢視図である。
図6中のVII-VII線断面矢視図である。
図6中のVIII-VIII線断面矢視図である。
図8中のIX-IX線断面矢視図である。
本開示の第2実施例に係る金工用定置式切断機の斜視図である。
金工用定置式切断機の左側面図である。
金工用定置式切断機の前面図である。
カバーの下面図である。
図11中のXIV-XIV線断面矢視図である。
図14中のXV-XV線断面矢視図である。
本開示の第3実施例に係る金工用定置式切断機の斜視図である。
金工用定置式切断機の左側面図である。
金工用定置式切断機の前面図である。
図17中のXIX-XIX線断面矢視図である。
本開示の第4実施例に係る金工用定置式切断機の斜視図である。
金工用定置式切断機の左側面図である。
金工用定置式切断機の前面図である。
カバーの下面図である。
図21中のXXIV-XXIV線断面矢視図である。
図24中のXXV-XXV線断面矢視図である。
図24中のXXVI-XXVI線断面矢視図である。
図26中のXXVII-XXVII線断面矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の特徴によるとモータハウジングを含む切断機本体は、奥部がベースに回転可能に支持されて、前部がベースに対して上下に傾動可能である。切断機本体には、電動モータの左右いずれか第1方向に刃具が装着される。電動モータのモータ軸線が左右方向に延出する。排気口は、吸気上流空間の前側の隣接空間に空気を排気するように配向された前排気口を含む。したがって前排気口から排出される排気風によって、吸気上流空間の前側の隣接空間に飛散する切粉を吸気口の近傍から払い退けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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