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公開番号
2024099268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-25
出願番号
2023003089
出願日
2023-01-12
発明の名称
工作機械
出願人
株式会社FUJI
代理人
個人
主分類
B23Q
11/00 20060101AFI20240718BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】質の高いクーラントを供給するクーラント装置を備えた工作機械を提供すること。
【解決手段】ワークの加工を行う加工室に噴射された使用済みのクーラントが流れ込む第1クーラントタンクと、前記第1クーラントタンクから汲み上げられたクーラントが濾過および調温されることにより供給される第2クーラントタンクと、前記第2クーラントタンクから前記第1クーラントタンクへとクーラントを戻すための前記第2クーラントタンクに設けられた取水堰と、前記第1クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第1クーラントポンプと、前記第2クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第2クーラントポンプと、を有するクーラント装置を備えた工作機械。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークの加工を行う加工室に噴射された使用済みのクーラントが流れ込む第1クーラントタンクと、
前記第1クーラントタンクから汲み上げられたクーラントが濾過および調温されることにより供給される第2クーラントタンクと、
前記第2クーラントタンクから前記第1クーラントタンクへとクーラントを戻すための前記第2クーラントタンクに設けられた取水堰と、
前記第1クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第1クーラントポンプと、
前記第2クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第2クーラントポンプと、
を有するクーラント装置を備えた工作機械。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記第2クーラントタンクへクーラントを供給する配管の排出口が、前記取水堰によって設定される液面下に位置するように配置された請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記取水堰によって設定された液面をハイレベルとし、そこから一定の深さをローレベルとした場合に、前記排出口が前記ハイレベルと前記ローレベルとの間に配置された請求項2に記載の工作機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工室へと供給するクーラントの質を高めるようにしたクーラント装置を備えた工作機械に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
工作機械は、加工部を冷却するため、また切粉や切削片などの切屑を洗浄するためにクーラントが使用される。そのクーラントは、使用後も切屑が除去されて繰り返し使用できるように、工作機械にはクーラントを循環させるクーラント装置が設けられている。下記特許文献1にもクーラントを循環させるクーラント装置が開示されている。同文献に記載されたクーラント装置は、クーラントタンクの底板中央に水平パイプが取り付けられ、その水平パイプが外部のポンプに連結されている。そのポンプには垂直パイプを介してサイクロンフィルタが接続され、クーラントが送り込まれている。
【0003】
クーラントが供給されたサイクロンフィルタではクーラントと切粉などが分離され、排出口から排出された切屑が下方に配置された回収容器へと落下して回収される。また、サイクロンフィルタには排出パイプが接続され、それがクーラントタンク内へ延びて濾過されたクーラントが送り込まれる。一方、クーラントタンク内のクーラントは、送出しポンプによって工作機械の加工室へと供給される。こうした従来の工作機械では、繰り返し使用されるクーラント内の切屑等がサイクロンフィルタによって完全に除去できないため、クーラントタンク内では絶えずクーラントが旋回運動をすることで沈降を防ぎながら、効率良く微細な切屑を除去してクーラントの浄化度を上げるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-230188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
工作機械では、加工部の冷却や切屑の洗浄といった異なる目的でクーラントが噴出されるようにクーラント装置が構成されている。その際、工具やワークなどに使用されるクーラントと、加工によって発生した切屑を洗い流すためのクーラントを共通のものにした場合、容積の大きなクーラントタンクが必要になり、サイクロンフィルタに関しても出力の大きなものが必要になる。また、加工室からのクーラントが送り込まれたクーラントタンクから再び加工室へとクーラントを供給するような構成では、質の良いクーラントを工具やワークなどに使用することができない。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、質の高いクーラントを供給するクーラント装置を備えた工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る工作機械は、ワークの加工を行う加工室に噴射された使用済みのクーラントが流れ込む第1クーラントタンクと、前記第1クーラントタンクから汲み上げられたクーラントが濾過および調温されることにより供給される第2クーラントタンクと、前記第2クーラントタンクから前記第1クーラントタンクへとクーラントを戻すための前記第2クーラントタンクに設けられた取水堰と、前記第1クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第1クーラントポンプと、前記第2クーラントタンク内のクーラントを前記加工室へ供給する第2クーラントポンプと、を有するクーラント装置を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
前記構成によれば、第1クーラントタンクと第2クーラントタンクとがクリーン槽とダーティ槽とに分けられるため、クリーンなクーラントを工具の冷却や清掃に使用することができ、また、第2クーラントタンクには調温装置によって冷やされたクーラントが貯められ、それが第1クーラントタンクにも戻るため、第1クーラントタンクおよび第2クーラントタンクから加工室へ噴射されるクーラントの温度上昇を抑えた使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
工作機械の一実施形態について主要な内部構造を示した斜視図である。
工作機械の一実施形態について全体を示した外観斜視図である。
クーラント装置の主要部を示す斜視図である。
クーラント装置を簡略化して示したシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の工作機械について主要な内部構造を示した斜視図である。この工作機械1は、NC旋盤とマシニングセンタの両方の機能を持つようにした複合加工機である。この複合加工機を構成する各加工装置は、ワークWを把持する第1ワーク主軸装置3および第2ワーク主軸装置5、複数の工具Tを有する第1タレット装置4および第2タレット装置6であり、それぞれが左右対称に配置された対向2軸旋盤を構成し、更に加工装置として機体中央に工具主軸装置2が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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