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公開番号2024055595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162658
出願日2022-10-07
発明の名称ねじ締め機
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B23P 19/06 20060101AFI20240411BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】本発明は、負圧発生手段が停止してもねじの脱落を防止可能なねじ締め機を提供する。
【解決手段】
締結部品Sの頭部を吸引保持するボックスビット40を回転駆動させる回転駆動源を有するドライバユニット30と、前記ドライバユニット30を移動させる位置制御機構20とを備え、前記ボックスビット40は、前記締結部品Sと嵌合する嵌合穴43と、前記嵌合穴43と負圧発生手段を連通させる連通穴481と、前記嵌合穴43に嵌合した締結部品Sを吸着する磁石とを備えていることを特徴とするねじ締め機10による。このように負圧発生手段および磁石46の両方で締結部品Sを吸着保持することで、締結部品Sがボックスビット40から脱落することを防止できる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
締結部品の頭部を吸引保持するボックスビットを回転駆動させる回転駆動源を有するドライバユニットと、
前記ドライバユニットを移動させる位置制御機構とを備え、
前記ボックスビットは、前記締結部品と嵌合する嵌合穴と、前記嵌合穴と負圧発生手段を連通させる連通穴と、前記嵌合穴に嵌合した締結部品を吸着する磁石とを備えていることを特徴とするねじ締め機。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ボックスビットには、前記磁石を収容する収容穴が形成され、
前記収容穴と前記嵌合穴との間が遮断されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
【請求項3】
前記ボックスビットは、前記嵌合穴および前記嵌合穴と連続する前記収容穴が形成された本体と、前記収容穴に収容される環状磁石と、前記環状磁石を保持する蓋部材と、前記蓋部材を前記本体に固定する吊下ねじから構成され、
前記蓋部材には嵌合穴と磁石との間を遮断する円板部が設けられているとともに、前記吊下ねじには前記連通穴が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のねじ締め機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじをワークに締結するねじ締め機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、ねじの頭部と嵌合する嵌合穴が形成されたボックスビットを備えたねじ締め機が知られている。このねじ締め機のボックスビットは、回転駆動源が連結されており、当該回転駆動源の駆動を受けて所定のトルクで回転可能に構成されていた。また、前記ボックスビットには、外部の負圧発生手段まで連続する通気穴が貫通しており、その負圧発生手段の駆動により、嵌合穴の内部にねじの頭部を吸着保持可能であった。このため、従来のねじ締め機は、ねじを嵌合穴に吸着保持した状態で移動することが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭58-160773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のねじ締め機には、負圧発生手段が停止すると、ねじを脱落させてしまうという問題があった。
【0005】
そのため、本発明は、負圧発生手段が停止してもねじの脱落を防止可能なねじ締め機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、締結部品の頭部を吸引保持するボックスビットを回転駆動させる回転駆動源を有するドライバユニットと、前記ドライバユニットを移動させる位置制御機構とを備え、前記ボックスビットは、前記締結部品と嵌合する嵌合穴と、前記嵌合穴と負圧発生手段を連通させる連通穴と、前記嵌合穴に嵌合した締結部品を吸着する磁石とを備えていることを特徴とする。なお、前記ボックスビットには、前記磁石を収容する収容穴が形成され、前記収容穴と前記嵌合穴との間が遮断されていることが好ましい。また、前記ボックスビットは、前記嵌合穴および前記嵌合穴と連続する前記収容穴が形成された本体と、前記収容穴に収容される環状磁石と、前記環状磁石を保持する蓋部材と、前記蓋部材を前記本体に固定する吊下ねじから構成され、前記前記蓋部材には嵌合穴と磁石との間を遮断する円板部が設けられているとともに、前記吊下ねじには前記連通穴が設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明のねじ締め機によれば、負圧発生手段と磁石の両方に吸着保持されるため、常時締結部品の有無確認をすることが可能であるとともに、万一負圧発生手段が停止しても締結部品が脱落することがない等の利点がある。なお、前記磁石を収容する収容穴と前記嵌合穴との間が遮断されていることにより、締結部品が磁石に衝突することがなく、磁石の破損が防止される等の利点がある。また、ボックスビットが前記嵌合穴および収容穴を有する本体と、前記収容穴に収容される環状磁石と、前記環状磁石を保持する蓋部材と、前記蓋部材を固定する吊下ねじから構成されていることにより、比較的強い磁力を有する環状磁石にて締結部品を吸着できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るねじ締め機の構造を示す一部断面側面図である。
本発明に係るねじ締め機の要部の構造を示す要部拡大一部切欠き断面側面図である。
本発明に係るねじ締め機の要部の構造を示す要部拡大底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1ないし図3において10は、ワークに締結部品の一例であるねじSを締結するねじ締め機である。このねじ締め機10は、多関節ロボット(図示せず)の駆動を受けて水平方向に移動可能な位置制御機構20と、この位置制御機構20に支持されるドライバユニット30と、これら位置制御機構20およびドライバユニット30の駆動を制御する制御部とを有している。
【0010】
前記ねじSは、六角柱形状の頭部と、頭部と一体に形成された脚部と有する磁性材料から構成された六角ボルトであり、脚部の外周には、おねじが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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