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公開番号2024080261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193308
出願日2022-12-02
発明の名称打ち込み工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25C 1/06 20060101AFI20240606BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ガス圧でドライバを移動させて打ち込み具を打ち込み、リフト機構のホイールを係合させてドライバを下動端から上動端位置に戻す打ち込み工具において、打ち込みノーズ部の打ち込み通路にはドライバの案内通路に加えて係合部を通過させるための逃がし通路が設けられる。本開示では打ち込みノーズ部の大形化を招くことなくステープル等のより幅広の打ち込み具を安定して打撃できるようにする。
【解決手段】ドライバ20は打撃部材21と係合部材22の2部材接合構造とする。これにより打撃部材21を案内する通路と係合部材22の係合部22aを通過させる逃がし通路がドライバの板厚方向にズレて配置される。このため逃がし通路を大きくすることなく案内通路幅を拡大してより幅広の打撃部材21を適用可能とする。2部材の接合構造であるので、ドライバ20の低コスト化が図られる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
打ち込み工具であって、
ガス圧によって移動するピストンと、
前記ピストンに設けられて前記ピストンと一体で移動して打ち込み具を打撃するドライバと、
前記ドライバの移動方向に沿って前記ドライバに設けられる複数の係合部と、
前記複数の係合部に順次係合して前記ドライバを初期位置へ戻すリフタと、を備え、
前記ドライバは、前記打ち込み具を打撃する打撃部材と、前記複数の係合部を有しかつ前記打撃部材に対して前記ドライバの長手方向に直交する方向に接合される係合部材を有する打ち込み工具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1記載の打ち込み工具であって、
前記打撃部材と前記係合部材の2部材の一方に形成された凸部と、前記2部材の他方に形成されかつ前記凸部が嵌入される凹部を有する打ち込み工具。
【請求項3】
請求項2記載の打ち込み工具であって、
前記凸部と前記凹部との凹凸篏合部が前記ドライバの長手方向に複数個所設けられる打ち込み工具。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記係合部材は、前記ピストンに結合される結合部を有する打ち込み工具。
【請求項5】
請求項4に記載の打ち込み工具であって、
前記打撃部材は、前記係合部材の打ち込み方向先端に当接するように前記係合部材側に張り出す当接部を有する打ち込み工具。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の打ち込み工具であって、
前記打撃部材は、前記係合部材の反接合面側に張り出して前記係合部材が離間することを規制する引掛部を有する打ち込み工具。
【請求項7】
請求項6に記載の打ち込み工具であって、
前記打撃部材は、前記ドライバの長手方向に相互に並ぶ複数の前記引掛部を有する打ち込み工具。
【請求項8】
請求項5に記載の打ち込み工具であって、
前記当接部には、前記係合部材の反接合面側に張り出して前記係合部材が離間することを規制する引掛部が設けられる打ち込み工具。
【請求項9】
請求項1~3の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記打撃部材は、前記ピストンに結合される結合部を有する打ち込み工具。
【請求項10】
請求項9記載の打ち込み工具であって、
前記複数の係合部は、前記ドライバの移動方向の最先の最先係合部と、最後の最後係合部を含み、前記係合部材は、前記最先係合部の少なくとも一部に対応する位置にて前記打撃部材が篏合する第1篏合部と、前記最後係合部の少なくとも一部に対応する位置にて前記打撃部材が篏合する第2篏合部を有する打ち込み工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、打ち込み具を被打ち込み材に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、圧縮ガスの推力を打撃力として利用するガスバネ式の打ち込み工具が開示されている。ガスバネ式の打ち込み工具は、シリンダ内を上下動するピストンと、ピストンに結合されて一体で打ち込み通路内を移動して打ち込み具を打撃するドライバを有する。ピストンとドライバは蓄圧室のガス圧で打ち込み方向に下動する。ピストンとドライバはリフト機構により反打ち込み方向に戻される。
【0003】
リフト機構は、ドライバに設けた複数の係合部に順次係合されるホイールを有する。ホイールは電動モータにより回転する。打ち込み動作後にホイールが回転してドライバの係合部に順次係合されることでドライバが反打ち込み方向に戻される。ピストンが反打ち込み方向に戻されることで、蓄圧室のガス圧が高められる。ドライバが戻されるとともに打ち込み通路に打ち込み具が供給される。反打ち込み方向の移動端付近で、ドライバに対するリフト機構の係合状態が解除される。これによりドライバがガス圧により移動して打ち込み具の打撃動作がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6485544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
係る打ち込み工具では、ドライバが移動するための打ち込み通路には、ドライバに設けた複数の係合部を通過させるための逃がし通路が並設される。このため、例えばステープルのような幅広の打ち込み具を案内する幅広の打ち込み通路に逃がし通路が並設されると打ち込みノーズ部が大形化する問題がある。本開示では、打ち込みノーズ部の大形化を招くことなく幅広の打ち込み具を適用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面によれば、打ち込み工具は、例えばガス圧によって移動するピストンと、ピストンに設けられてピストンと一体で移動して打ち込み具を打撃するドライバを備える。打ち込み工具は、例えばドライバの移動方向に沿ってドライバに設けられる複数の係合部と、複数の係合部に順次係合してドライバを初期位置へ戻すリフタとを備える。ドライバは、打ち込み具を打撃する打撃部材と、複数の係合部を有しかつ打撃部材に対してドライバの長手方向に直交する方向に接合された係合部材を有する。
【0007】
従って、係合部材が打撃部材に対してドライバの長手方向に直交する方向にズレて接合される。このため打ち込み具の打ち込み通路に対して、複数の係合部を通過させる逃がし通路がドライバの長手方向に直交する方向にズレて配置される。これにより、打ち込みノーズ部の大形化を招くことなく打ち込み通路を例えばステープル等の幅広の打ち込み具を適用可能な幅に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
打ち込み工具の全体側面図である。
打ち込みノーズ部を図1中矢印II方向から見た前面図である。本図は、ドライバが上方の待機位置に位置する状態を示している。
打ち込みノーズ部を図1中矢印II方向から見た前面図である。本図は、ドライバが下動端に位置する状態を示している。
第1実施例のドライバの斜視図である。
第1実施例のドライバの側面図である。
第1実施例のドライバの一部断面図である。
第1実施例のドライバの分解斜視図である。
図2中VIII-VIII線断面矢視図であって、打ち込み通路の横断面図である。
第2実施例のドライバの斜視図である。
第2実施例のドライバの側面図である。
第2実施例のドライバの一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施態様において、打ち込み工具は、例えば打撃部材と係合部材の2部材の一方に形成された凸部と、2部材の他方に形成されかつ凸部が嵌入される凹部を有する。従って、凸部と凹部の凹凸篏合により打撃部材と係合部材が強固に接合されて、打ち込み時の衝撃に対する耐久性が高められる。
【0010】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば凸部と凹部との凹凸篏合部がドライバの長手方向に複数個所設けられる。従って、打撃部材と係合部材がドライバの長手方向に沿ってより強固に接合されてドライバの耐衝撃性が高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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