TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024076276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187780
出願日2022-11-24
発明の名称電動工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B25F 5/02 20060101AFI20240529BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】先端工具のカバーの取付け構造に関する改良を提供する。
【解決手段】電動工具は、スピンドルと、ハウジングと、ハウジングに取り外し可能に取り付けられ、スピンドルの下端部に装着された先端工具を部分的に覆うカバー本体と、カバー本体に設けられた第1係合部と、ハウジングに設けられた第2係合部とを備える。カバー本体は、上板部と、上板部の外縁に沿って、外縁から下方に突出する外周部とを含む。第2係合部は、第1係合部に係合する係合位置と、第1係合部に係合不能な解除位置との間で移動可能である。第1係合部及び第2係合部は、互いに係合することによって、ハウジングに対するカバー本体の駆動軸周りの回動を規制する。第1係合部は、駆動軸に直交する径方向において、カバー本体の外周部と同じ位置又は外周部よりも径方向外側にあり、且つ、上下方向においてカバー本体の上端と下端の間にある。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
電動工具であって、
前記電動工具の上下方向を規定する駆動軸に沿って延在するスピンドルであって、先端工具を着脱可能な下端部を有するスピンドルと、
前記下端部が外部に露出した状態で、前記スピンドルを収容するハウジングと、
前記ハウジングに取り外し可能に取り付けられ、前記スピンドルの前記下端部に装着された前記先端工具を部分的に覆うように構成されたカバー本体であって、前記先端工具の上方に配置される上板部と、前記上板部の外縁に沿って、前記外縁から下方に突出する外周部とを含むカバー本体と、
前記カバー本体に設けられた第1係合部と、
前記ハウジングに設けられ、前記第1係合部に係合する係合位置と、前記第1係合部に係合不能な解除位置との間で移動可能な第2係合部とを備え、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、互いに係合することによって、前記ハウジングに対する前記カバー本体の前記駆動軸周りの回動を規制するように構成されており、
前記第1係合部は、前記駆動軸に直交する径方向において、前記外周部と同じ位置又は前記外周部よりも径方向外側にあり、且つ、前記上下方向において前記カバー本体の上端と下端の間にあることを特徴とする電動工具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動工具であって、
前記第1係合部は、前記カバー本体の前記上板部又は前記外周部から径方向外側に突出する突出部として構成されていることを特徴とする電動工具。
【請求項3】
請求項2に記載の電動工具であって、
前記第2係合部は、前記駆動軸に実質的に平行に、直線状に移動可能なレバーであることを特徴とする電動工具。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の電動工具であって、
前記突出部は、前記上下方向に延在する凹部又は孔を少なくとも1つ有し、
前記第2係合部は、前記係合位置にあるときに、前記凹部又は前記孔に係合するように構成された突起を有することを特徴とする電動工具。
【請求項5】
請求項2に記載の電動工具であって、
前記第2係合部は、前記駆動軸に実質的に直交する面内を移動可能であることを特徴とする電動工具。
【請求項6】
請求項5に記載の電動工具であって、
前記突出部は、前記突出部の外縁から径方向内側に凹む凹部を少なくとも1つ有し、
前記第2係合部は、前記係合位置にあるときに、前記凹部に係合するように構成された突起を有することを特徴とする電動工具。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の電動工具であって、
前記第2係合部は、使用者による外部操作が可能な回動式のレバーであることを特徴とする電動工具。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1つに記載の電動工具であって、
前記第2係合部を前記係合位置に向けて付勢するように構成された付勢部材を更に備えることを特徴とする電動工具。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1つに記載の電動工具であって、
前記第1係合部は、前記カバー本体とは別個に形成され、前記カバー本体に固定されていることを特徴とする電動工具。
【請求項10】
請求項1~9の何れか1つに記載の電動工具であって、
第2係合部の下端は、前記第2係合部が前記係合位置にあるときも、前記解除位置にあるときも、前記上下方向において前記カバー本体の下端と同じ位置、又は、前記カバー本体の前記下端よりも上方にあることを特徴とする電動工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動工具に関する。より詳細には、本開示は、スピンドルに装着された先端工具を部分的に覆うカバーを備えた電動工具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
電動工具(例えば、先端工具を回転又は揺動する電動工具)は、加工作業で発生する粉塵や火花が飛散することを抑制するために、スピンドルの下端部に装着された先端工具を部分的に覆うカバーを備えることがある。電動工具は、狭い場所で使用されるときの作業性に鑑み、スピンドルの軸方向におけるサイズが小さいことが好ましい。そこで、カバーの取付け構造に関し、スピンドルの軸方向におけるサイズ低減のための改良が提案されている。例えば、特許文献1には、保護フード(カバー)の径方向外側に配置され、保護フードに係合可能なレバーを備えたグラインダが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許第2189244号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のグラインダでは、保護フードは、先端工具の上側に配置されるディスク状部分と、ディスク状部分の外縁に接続し、先端工具の縁を包囲する縁部とを備えている。レバーは、保護フードの径方向外側に配置され、保護フードの縁部のうち、先端工具に対して下側に配置される部分に形成された凹部に係合可能である。このようなカバーの取付け構造には、更なる改良の余地がある。
【0005】
上述の状況に鑑み、本開示は、先端工具のカバーの取付け構造に関する改良を提供することを、非限定的な1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の非限定的な1つの態様によれば、スピンドルと、ハウジングと、カバー本体と、第1係合部と、第2係合部とを備えた電動工具が提供される。なお、本態様の電動工具として、例えば、先端工具を駆動軸周りに回転させる回転工具(例えば、グラインダ、カッタ、丸鋸)、先端工具を駆動軸周りに揺動(往復回動)させる振動工具(いわゆるマルチツール)等が挙げられる。
【0007】
スピンドルは、電動工具の上下方向を規定する駆動軸に沿って延在する。スピンドルは、先端工具を着脱可能な下端部を有する。ハウジングは、スピンドルの下端部が外部に露出した状態で、スピンドルを収容する。カバー本体は、ハウジングに取り外し可能に取り付けられ、スピンドルの下端部に装着された先端工具を部分的に覆うように構成されている。カバー本体は、先端工具の上方に配置される上板部と、上板部の外縁に沿って、外縁から下方に突出する外周部とを含む。第1係合部は、カバー本体に設けられている。第2係合部は、ハウジングに設けられ、第1係合部に係合する係合位置と、第1係合部に係合不能な解除位置との間で移動可能である。第1係合部及び第2係合部は、互いに係合することによって、ハウジングに対するカバー本体の駆動軸周りの回動を規制するように構成されている。第1係合部は、駆動軸に直交する径方向において、カバー本体の外周部と同じ位置又は外周部よりも径方向外側にあり、且つ、上下方向においてカバー本体の上端と下端の間にある。なお、ここでいう「外周部と同じ位置にある」とは、具体的には、例えば、第1係合部が外周部に形成された凹部または孔である場合をいう。また、「上端と下端の間」は、上端と同じ位置及び下端と同じ位置も含む。
【0008】
本態様の電動工具では、カバー本体に設けられた第1係合部とハウジングに設けられた第2係合部とが互いに係合することで、カバー本体の回動を規制するように構成されている。そして、第1係合部は、上下方向においてカバー本体の上端と下端との間にある。つまり、第1係合部はカバー本体の上方や下方に突出していない。よって、第1係合部がカバー本体の上方や下方に突出する場合に比べ、第2係合部を含む電動工具全体の上下方向の大型化を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るグラインダの斜視図である。
グラインダの断面図である。
図2の部分拡大図である。
カバーの斜視図である。
グラインダの前端部の斜視図である。
先端工具及びカバーが取り外された状態のグラインダの部分的な分解斜視図である。
カバー部が取り外され、レバーが係合位置にあるときのグラインダの部分的な左側面図である。
係合位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
カバー部が取り外され、レバーが解除位置にあるときのグラインダの部分的な左側面図である。
解除位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
カバー部が取り外され、レバーが係合位置にあるときの第2実施形態のグラインダの部分的な左側面図である。
レバーが係合位置にあるときの第3実施形態に係るグラインダの部分的な断面図である。
カバーの斜視図である。
レール係合部及びその周辺部分の拡大斜視図である。
先端工具及びカバーが取り外された状態のグラインダの部分的な分解斜視図である。
レバーが解除位置にあるときのグラインダの部分的な断面図である。
第4実施形態に係るグラインダの部分的な斜視図である。
カバーの斜視図である。
レバーが係合位置にあるときのグラインダの下面図である。
先端工具及びカバーが取り外された状態のグラインダの部分的な分解斜視図である。
レバーが解除位置にあるときのグラインダの下面図である。
レバーが係合位置にあるときの第5実施形態に係るグラインダの部分的な断面図である。
カバーの斜視図である。
係合位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
グラインダ部分的な斜視図である。
先端工具及びカバーが取り外された状態のグラインダの部分的な分解斜視図である。
レバーが解除位置にあるときのグラインダの部分的な断面図である。
解除位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
レバーが係合位置にあるときの第6実施形態に係るグラインダの部分的な断面図である。
グラインダの部分的な斜視図である。
先端工具及びカバーが取り外された状態のグラインダの部分的な分解斜視図である。
係合位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
レバーが解除位置にあるときのグラインダの部分的な断面図である。
解除位置にあるレバーとレールとを示す断面図である。
ラッチが係合位置にあるときの第7実施形態に係るグラインダの部分的な断面図である。
ラッチが係合位置にあるときのグラインダの下面図である。
解除位置にあるラッチとカバーとを示す断面図である。
別のカバーが取り付けられたグラインダの下面図である。
更に別のカバーが取り付けられたグラインダの下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の非限定的な一実施形態において、第1係合部は、カバー本体の上板部又は外周部から径方向外側に突出する突出部として構成されていてもよい。この実施形態によれば、第1係合部と第2係合部との係合構造の設計の自由度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社マキタ
工具
25日前
株式会社マキタ
電動工具
23日前
株式会社マキタ
電動工具
23日前
株式会社マキタ
動力工具
1か月前
株式会社マキタ
回転工具
23日前
株式会社マキタ
電動工具
23日前
株式会社マキタ
電動工具
23日前
株式会社マキタ
電気機器
8日前
株式会社マキタ
電動工具
23日前
株式会社マキタ
電動工具
3日前
株式会社マキタ
切断工具
8日前
株式会社マキタ
動力作業機
18日前
株式会社マキタ
リフタ装置
8日前
株式会社マキタ
管拡径工具
8日前
株式会社マキタ
打込み工具
29日前
株式会社マキタ
打込み工具
29日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
15日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
18日前
株式会社マキタ
ねじ締め工具
15日前
株式会社マキタ
インパクト工具
17日前
株式会社マキタ
インパクトレンチ
8日前
株式会社マキタ
携帯用加工機用作業台
21日前
株式会社マキタ
ボード用スクリュードライバ
1日前
株式会社マキタ
ドライバドリルのアクセサリ
4日前
株式会社マキタ
送風機用の集塵アタッチメント
4日前
株式会社マキタ
ミストブロワおよび液体ノズルの製造方法
10日前
株式会社マキタ
インパクト工具及びインパクトレンチの製造方法
1か月前
株式会社マキタ
電動作業機
7日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
1か月前
株式会社マキタ
電気機器、及び、機器システム
1か月前
個人
釘抜き機
7か月前
個人
ねじ締め装置
6か月前
日東精工株式会社
搬送装置
2か月前
中国電力株式会社
腰袋
1か月前
UTM株式会社
搬送装置
7か月前
個人
ペットボトル用蓋開け具。
8か月前
続きを見る