TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024039500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022144099
出願日2022-09-09
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/70 20060101AFI20240314BHJP(車両一般)
要約【課題】駆動モータ等のアクチュエータを用いることなく安定した着座感を得る。
【解決手段】車両用シート12は、押上装置10を備えている。押上装置10は、第2のシートスプリング20S2に設けられた第1押上部30と、第1のシートスプリング20S1及び第2のシートスプリング20S2に取付けられた第2押上部32と、第2押上部32に傾動可能に支持された第3押上部34と、を備えている。第1のシートスプリング20S1がシート下方側へ撓み変形して第2押上部32が変位した際に、第3押上部34が第1押上部30に接触した状態で第2押上部32に対して傾動してクッションパッド16のシート幅方向の外側部分16Aをシート上方側へ向けて押し上げる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
クッションフレームと、前記クッションフレームに取付けられたクッションパッドと、を有し、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
前記クッションパッドのシート下方側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第1のシートスプリングと、
前記クッションパッドのシート下方側かつ前記第1のシートスプリングに対してシート幅方向外側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第2のシートスプリングと、
前記第2のシートスプリングに設けられた第1押上部と、前記第1のシートスプリング及び前記第2のシートスプリングに取付けられた第2押上部と、前記第2押上部に傾動可能に支持された第3押上部と、を有し、前記第1のシートスプリングがシート下方側へ撓み変形して前記第2押上部が変位した際に、前記第3押上部が前記第1押上部に接触した状態で前記第2押上部に対して傾動して前記クッションパッドのシート幅方向の外側部分をシート上方側へ向けて押し上げる押上装置と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第2のシートスプリングの一部が前記第1押上部となっている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記第2のシートスプリングとは別の部材の前記第1押上部が、前記第2のシートスプリングに固定されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
クッションフレームと、前記クッションフレームに取付けられたクッションパッドと、を有し、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
前記クッションパッドのシート下方側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第1のシートスプリングと、
前記クッションパッドのシート下方側かつ前記第1のシートスプリングに対してシート幅方向外側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第2のシートスプリングと、
前記第2のシートスプリングに傾動可能に支持された傾動支持部と、前記傾動支持部からシート幅方向外側へ延出する外側延出部と、前記傾動支持部から前記第1のシートスプリング側へ向けて延出する内側延出部と、を有し、前記第1のシートスプリングがシート下方側へ撓み変形して前記内側延出部がシート下方側へ向けて変位した際に、前記外側延出部が前記クッションパッドのシート幅方向の外側部分をシート上方側へ向けて押し上げる押上装置と、
を備えた車両用シート。
【請求項5】
前記内側延出部の一部が前記第1のシートスプリングに係止されている請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記内側延出部の一部が前記第1のシートスプリングの下方側に配置されている請求項4に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、安定した着座感を得ることができる車両用シートが開示されている。この文献に記載された車両用シートでは、ステアリングの舵角及び操舵方向が検出されると、その舵角及び操舵方向に応じて駆動モータが駆動される。これにより、シートクッションのアッパフレームが左方向又は右方向に傾動され、車両用シートが遠心力と反対方向に傾斜する。これにより、車両のコーナリング時において安定した着座感を得ることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平7-24629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用シートでは、安定した着座感を得るためには駆動モータ等のアクチュエータが必要になり、車両用シートの低コスト化が妨げられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、駆動モータ等のアクチュエータを用いることなく安定した着座感を得ることができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、クッションフレームと、前記クッションフレームに取付けられたクッションパッドと、を有し、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、前記クッションパッドのシート下方側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第1のシートスプリングと、前記クッションパッドのシート下方側かつ前記第1のシートスプリングに対してシート幅方向外側において前記クッションフレームにシート前後方向に掛け渡され、シート下方側への荷重が入力されることで撓み変形する第2のシートスプリングと、前記第2のシートスプリングに設けられた第1押上部と、前記第1のシートスプリング及び前記第2のシートスプリングに取付けられた第2押上部と、前記第2押上部に傾動可能に支持された第3押上部と、を有し、前記第1のシートスプリングがシート下方側へ撓み変形して前記第2押上部が変位した際に、前記第3押上部が前記第1押上部に接触した状態で前記第2押上部に対して傾動して前記クッションパッドのシート幅方向の外側部分をシート上方側へ向けて押し上げる押上装置と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートによれば、シートクッションに着座した乗員の臀部からクッションパッドに入力されるシート下方側への荷重が高まることで、押上装置が作動する。詳述すると、シートクッションに着座した乗員の臀部からクッションパッドに入力されるシート下方側への荷重が高まることにより、第1のシートスプリングがシート下方側へ撓み変形して第2押上部が変位すると、第3押上部が第1押上部に接触した状態で第2押上部に対して傾動する。これにより、第3押上部がクッションパッドのシート幅方向の外側部分をシート上方側へ向けて押し上げる。その結果、着座乗員の臀部を第3押上部に押し上げられたクッションパッドのシート幅方向の外側部分によって支持することができる。このように、第1の態様の車両用シートでは、駆動モータ等のアクチュエータを用いることなく安定した着座感を得ることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記第2のシートスプリングの一部が前記第1押上部となっている。
【0009】
第2の態様の車両用シートによれば、第2のシートスプリングの一部が第1押上部となっている。これにより、第1押上部が第2のシートスプリングとは別の部材となっている構成と比べて、車両用シートを構成する部品の点数を削減することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記第2のシートスプリングとは別の部材の前記第1押上部が、前記第2のシートスプリングに固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
スーパーEV
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
4日前
株式会社コーワ
清掃装置
3か月前
個人
自動車暴走抑制装置
11日前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
東レ株式会社
フロントグリル
11日前
個人
断熱構造体とその製造方法
2か月前
オクト産業株式会社
自動車
1か月前
株式会社SUBARU
車両
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
21日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
27日前
井関農機株式会社
作業車両
27日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
21日前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
18日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
2か月前
日邦産業株式会社
ウォッシャ
3か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
21日前
新明和工業株式会社
作業車両
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
ダイハツ工業株式会社
搬送装置
6日前
個人
トイレ付き水陸両用の電気自動車
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
構造物搭載構造
2か月前
続きを見る